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Chwui CoreBook、Teclast F6 Proなど、500ドル未満のCore M3機を比較してみた

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Gemini Lake ノートのリリースが相次ぐなかで、やや価格がアップするもののパフォーマンス重視ではCore M3 7Y30を搭載する機種も見逃せません。以前、Teclast F6 Proを短期間お借りし操作したことがあるのですが、Apollo Lakeと比較するとWebサイト閲覧でさえも一層キビキビとしたものでした。今回はそのCore M3 7Y30を搭載する機種のなかから、Gemini Lake ノートのリリースの影響か、以前より購入しやすい価格となった端末のうち、500ドル未満の3機種、特にChuwi CoreBook CWI542の特徴を今さらながらに(発売は2018年3月)確認してみます。

Chuwi CoreBookの概要、同一価格帯の機種との比較

2018年8月18日現在、GearBestで販売している同価格帯(500ドル未満)のCore M3 7Y30搭載機であるTeclast F6 Pro、Jumper EZBook 3 Plusとスペックを比較してみました。

※ Chuwi CoreBookは2 in 1となりますが、サイズは本体・キーボードの最大値としています。

▼Teclast F6 Proは以下の記事で実機レビューしています。

Teclast F6 Pro、ベンチマーク,レスポンスの体感レビュー。Webサイトの表示で即感じた心地よさ
先の記事「13.3型,Core M3,SSD搭載のTeclast F6 Pro、実機の外観レビュー」に続き、ベンチマーク結果、レスポンスの体感レビューです。 CPUにCore M3、メモリ8GBを搭載するTeclast F6 Pro。ブログ...
Teclast F6 Pro、1週間使用後のまとめレビュー。全部入りで使い勝手も上々
13.3インチのタッチスクリーン・360度の回転機構、Kaby Lake Core m3、メモリ8GB、128GBのSSD、アルミ製ボディと、2018年2月25日時点では中国メーカーのPCとしてフル装備とも思えるTeclast F6 Pro...

 

Chuwi CoreBookは2 in 1、Teclast F6 Proは回転機構付のタッチディスプレイ、Jumper EZBook 3 Plusは通常のノートPCと、カテゴリー的なものは異なるのですが、CoreBookを他製品と比較した場合の、レスポンス面以外のコメントは以下のとおりです。

 

  • Teclast F6 Proは、他の2製品と同様にアルミ製ボディで質感は高いのですが、回転機構付きのディスプレイであるためか、ヒンジ部分が硬め。そのためディスプレイを開く際にやや力を入れる必要があります。
  • Jumper EZBook 3 PlusはTNパネルである点が惜しまれます。IPSパネルであれば、もっと売れたと思うのですが。
  • Chuwi CoreBookは2 in 1の宿命として重量があるのは仕方がないものの、HDMIポートがあるとなおよかったのですが。
  • 3製品ともに、メモリは8GB。ゲームや動画編集など、よほど負荷のかかる動作以外で8GB近く費やすことはないかと思いますが(私は2GB、4GBのメモリでも何とかなっています)、8GBあると安心。
  • また、3製品ともにSSD 128GBを搭載。動画・音楽を保存しない限りは128GBで十分。Teclast F6 ProとJumper EZBook 3 Plusは、より大容量のM.2 SSDへの換装も可能です。

 

▲レスポンスのよさはもちろんのこと、質感の高いTeclast F6 Proですが、ヒンジがやや硬め

 

なお、2018年8月18日時点のGearBestの価格は以下となっています。

 

▼こちらは私が信頼を寄せるTectabletsのCoreBookのレビュー動画です。このTectabletsでは良し悪しを明確にコメントするのですが、私が心配しているキーボード(キーボードの打鍵感はタイピングしないとわからないので)ですが、レビュー動画では「good」と表現しており安心。

 

Core M3 7Y30のレスポンス

私はTeclast F6 Proを一週間お借りし操作したのですが、Apollo Lake N3450と比較するとWebサイト閲覧でさえもキビキビとしていたのを明確に覚えています。

Apollo Lake N3450においても、Webサイト閲覧、ブログ記事編集(画像編集を含む)、動画視聴では遅さを感じないのですが、Core M3 7Y30はよりサクサクな動きとなり、極端に言えばWinodwsを起動して即、サクサク・キビキビとした動きが感じ取れるほど。

なお、私がこの1年で操作した機種のレスポンスに順位をつけると、CPUの優劣そのままに以下となります。

  1. Core i7 7700HQ ≒ Core i5 8250U
  2. Core i7 5500U
  3. Core M3 7Y30
  4. Apollo Lake N3450 ≒ Gemini Lake N4100
  5. Z3775 ≒ Z8350

 

Apollo LakeとGemini Lakeでは、例えば数MBクラスの画像編集の場合、Gemini Lakeが快適であるもののその差は僅か。GPUのベンチマークスコアは、Gemini LakeよりもApollo Lakeが優位となり、総合的には互角程度のイメージ。

ところが、Core M3では以下のベンチマークスコア(比較対象のApollo Lakeはリンク先記事)でも明らかなように、動作はGemini Lake / Apollo Lakeより僅かとは言えないほどキビキビとなります。

 

▼こちらはTeclast F6 ProのドラクエベンチマークとGeekbench 4のスコア。やはり、Apollo Lake / Gemini Lakeと比較すると格段によいスコアです。

Teclast F6 Pro、ベンチマーク,レスポンスの体感レビュー。Webサイトの表示で即感じた心地よさ
先の記事「13.3型,Core M3,SSD搭載のTeclast F6 Pro、実機の外観レビュー」に続き、ベンチマーク結果、レスポンスの体感レビューです。 CPUにCore M3、メモリ8GBを搭載するTeclast F6 Pro。ブログ...

 

▼Chuwi CoreBookのポート類。

Core M3機となれば、そのレスポンスのよさを活かすべく、大きなディスプレイに接続しじっくりと使用したいとの要素もあるかと思います。ここはやはりHDMIポートがあるとなおよかった。

まとめ

Webサイト閲覧、オフィスソフトの操作ならApollo Lake、Gemini Lakeでも十分なのですが、それ以上の操作あるいは、よりサクサクな動作を求める場合には、Core iシリーズと比べると価格的にも手頃感のあるCore M3 7Y30の製品。今回紹介の製品以外にも、Xiaomi Mi Notebook Air、Cube Thinkerなどがありますがコストアップとなるためここでは割愛。500ドル未満ではChuwi CoreBookとTeclast F6 Proがおすすめ。

 

▼2018年8月18日時点のGearBestでの価格。セール価格であり、今後の価格は流動的です。

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