AeroBookにLapBook Pro、HeroBookにUBookと、2019年度に4製品もリリースとなったChuwiのWindows 10 ノートPC。このなかでも特に注目の製品がAeroBookとLapBook Proです。2018年度には、私も購入したLapBook SEが在庫付属に陥るほどに人気製品となりましたが、AeroBook、LapBook Proともにいつ人気沸騰となってもおかしくない製品。というのも、LapBook SEと同一製造元で質感高く、タイピングしやすいキーボードはそのままに、スペックアップしています。
今回は、2019年4月現在でリリースされているChuwiのノートPCのスペック比較とともに、特にAeroBookとLapBook Proのデザインも含めた比較記事です。
Chuwi ノートPCのスペック比較
2019年4月20日現在で販売されているChuwiのWindows 10 PCのうち、UBook / Hiシリーズなどの2 in 1、12.5インチのLapBookなどの古い製品を除き、その仕様のうち基本項目のみを比較してみました。
※ いづれの製品もM.2 SSDポートを備えており、LapBook SE / LapBook ProなどSSDを搭載したうえで販売されているモデルもありますが、ストレージはデフォルトの状態を表示しています。
※ LapBook Air以外は同一製造元(製造元はChuwiではない)の製品で、おそらくは韓国企業がOEM元(海外サイト情報)。
※ ポート類の記載は省略していますが、いづれも Mini HDMI あるいはMicro HDMIポート、USBポートを2つ以上を備えています。
- Chuwiの製品はメモリ 4GBどまりのものが多いのですが、AeroBookとLapBook Airは8GBを搭載しています。
- AeroBookのCPUはCore m3 6Y30となり、7Y30 あるいは8100Yではないものの、他の製品と比較すると優位。
- LapBook Airは2017年の発売と古いのですが(他は2019年の発売)、メモリ 8GB、全面アルミ製です。2017年当時も他社の製品よりも質感の高い製品でしたが、バックライト付きのキーボード、背面のロゴは光る仕様となっており、今でも他社のApollo Lake ノート以上の質感と機能です。
それぞれの実機レビュー、個別記事は以下です。
▼LapBook SEの実機レビュー記事より。LapBook Pro / AeroBook / HeroBookともに同一製造元のため、デザインは共通するものがあります。
▲▼同じく LapBook SEですが、横幅いっぱいに拡がるキーボードは、そのストローク・ほどよいキーの硬さもあり、かなりタイピングしやすいキーボードで、会社で使用の富士通のノートPCの比ではありません。
AeroBook、LapBook Proのデザイン・機能性の比較
現行のChuwiのラインナップのなかで、特に注目の製品がAeroBookとLapBook Pro。14.1インチのLapBook Proは、同一製造元で同じくGemini Lake N4100を搭載するTeclast F7 Plus、13.3インチのLapBook SEが競合します。
- 海外ユーザーのレビューコメントでは、キーの印字やタッチパッドの出来はLapBook ProよりもLapBook SEが優位とするものもあります。
- Teclast F7 Plusは、メモリ 8GB搭載に優位性があります。
Teclast F7 PlusとChuwi LapBook Proとの比較はさておき、ここではAeroBookとLapBook Proのデザイン・機能性をイメージ画像に基づき比較してみます。なお、しつこいようですが、両機は同一製造元となり、基本的なデザインに大きな相違はありません。
※ 以降の画像の上段はAeroBook、下段はLapBook Proです。
▼正面から。
ダークグレーのAeroBookに、明るめのグレーのLapBook Pro。前者は13.3インチ、後者は14.1インチですが横幅の相違は約14mm。その差分ほど、キーボード両端のキーがない部分の差につながっているようなイメージです。
▲なお、ディスプレイ部の画面占有率は、AeroBookが80%であるのに対し、LapBook Proは90%。LapBook Proの占有率が高いことと、これほど差があるとは意外でした。
▼キーボード面の比較。
両製品ともにバックライト付きです。手元にあるLapBook SEのキー配置はAeroBookと同様で、クセのない配列ですが、LapBook Proの右半分はテンキーの印字もあり、さらにEnterキー上のキーの幅が他よりも大きめ。このあたりが海外ユーザーの「キーの印字やタッチパッドの出来はLapBook ProよりもLapBook SEが優位」とする理由の一つなのでしょう。
▼ポート類の比較。
▲▼ポート類は以下となりますが、ここは完全にAeroBookが優位。
- AeroBookは、USB Type-C、USB 3.0 x 2、Mini HDMI、DCポートは独立。USB Type-Cはクラウドファンディングでの出資が予定以上に集まったため、サービス的に追加されたものです。
- LapBook Proは、電源兼用のUSB Type-C、USB 3.0、Micro HDMI。14.1インチの電源がUSB Type-Cとは珍しい。また、サイズに余裕があるため、ここは接続が弱々しいMicro HDMIよりもMini HDMIとすべきだったのでは、と思います。
▼最後にAeroBookのみの実機画像ですが、全体のたたずまい・雰囲気のよさはAeroBookが上。クラウドファンディングで出資を募るうえでも、デザインを何度も検討してきた結果だと思います。ただし、電源部分(キーボード右上)の赤枠が目立ちすぎです。
▼私が信頼する海外レビューサイト「Tectablets」にて動画レビューが公開されています。「Keyboard Flex」との表現で、キーボード中央部を強くタイピングするとたわむとの記載もありますが、特に問題はないでしょう。Tectabletsの評価も高くなっています。
まとめ
ChuwiのWindow 10 ノートの現行ラインナップのスペックを簡易的に比較しつつ、AeroBookとLapBook Proのデザイン・機能面を比較しました。
AeroBookとLapBook Proの2019年4月20日時点の価格差は約1万円となりますが、私のおすすめはやはりデザイン・スペックともに優位なAeroBook。私は13.3~14インチの中国メーカー製ノートを複数持っていますが、400ドル前後までの予算で初めて購入するなら迷わずAeroBookです。
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