エントリークラスのミニPCにおいて、フル機能のUSB Type-Cを2ポート装備する「Chatreey T9」も おすすめ製品の一つです。2025年2月2日現在、国内ではAlder Lake N100を搭載するモデルが販売されていますが、海外通販のAliExpressでは Twin Lake N150のモデルも販売されています。
N100 vs N150ではベンチマーク・体感レスポンスともに同水準ですが、「Chatreey T9」を購入候補としていた方は、N150もよい選択肢です。ただし、AliExpressで販売のモデルは、電源プラグがEU タイプとなり、別途 変換プラグを用意、あるいは国内での販売待ちです。
Chatreey T9、N150モデルのスペック
スペックは下表となりますが、CPU以外はN100モデルと同じです。N150 / N100 モデルに共通する最大の特徴は、フル機能のUSB Type-Cを2ポート搭載していること。私が確認する範囲内では、Alder Lake / Twin LakeのミニPCでは唯一の存在です。
ただし、製品情報には「フル機能のUSB Type-Cを2ポート」とする一方、映像出力は「HDMI x 2、USB Type-Cの3系統」とあり、念のために留意する必要があります。
Chatreey T9、PD対応 フル機能のUSB-C搭載のN100 ミニPC。M.2 SSDを増設可能、ほぼ全部入りのおすすめミニPC
スペックは上の記事にて紹介のN100モデルに基づき編集しましたが、変更箇所はCPUのみです。
CPU | Twin Lake N150、4コア4スレッド、最大 3.6GHz |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 16GB DDR4、スロットは1つのみ |
ストレージ | 2280サイズ M.2 SATA SSD 512GB(PCIe SSDに換装可能)、2242サイズ M.2 SATA SSDを増設可能 |
WiFi | WiFi 5 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、HDMI x 2、USB Type-C フル機能 x 2、有線LAN |
サイズ | 112 x 112 x 38mm、360g |
OS | Windows 11 |
▲▼製品情報に「CINEBENCH R23 ベンチのスコアは N100より高速」とあります。私は以下の記事他でN100のミニPCを複数 実機レビューしていますが、N100のスコアはもう少し高くなります。いづれにしても、N150はN100と同水準となり、普段使いではサクサクと動作します。
GEEKOM AIR12 Lite 実機レビュー、Alder Lake N100 搭載のミニPC、スチール製フレームなどの作りの良さは上位機並み
▲上のリンク先記事での、N100 ミニPCでの実測値です。
▼メモリは1スロット、標準装備のM.2 SSDは2280サイズですが、2242 サイズ SATAのM.2 SSDを増設することができます。
他の同クラスのミニPCと同様に、樹脂製の筐体です。AliExpressのユーザーコメントを参照すると、筐体内部の工作精度がイマイチとの記載があり、個体差があるように思います。
価格情報
AliExpressでのメモリ 16GB / SSD 512GB セットモデルの価格(2025年2月2日現在)は 204.05ドル(約32千円)。最近の傾向として、AliExpressよりも国内のAmazonが安価なケースも多く、今後の国内販売はもう少し安くなるようにも思います。なお、AmazonでのN100モデル(メモリ 16GB / SSD 512GB)の販売価格は 22,999円です。
▼AC アダプターはEU プラグとなります(別途 変換アダプターが必要)。
▼こちらはN100モデルの販売情報です。
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