Web サイト閲覧や軽めのオフィスソフトでも十分に動作する、Apollo Lake あるいは Gemini Lakeを搭載するミニPCは 100ドル台半ばから販売されていますが、安価なPCの場合にはCPUファンが大きい製品が少なからず存在します。
そこで、安さとファンレスを兼ね備えた製品が、Banggoodで販売の「Chatreey AC1-Z 」。Gemini Lake N4100相当のJ4105を搭載し、メモリ 4GB、ストレージ 64GB eMMC (2.5インチ SSDを増設可能)のファンレス機。Banggoodでのプレセール価格は169.99ドル(2020年3月6日時点)。
Chatreey AC1-Zのスペック
200ドル以上のミニPCに搭載されることの多い Gemini Lake N4100相当のJ4105を搭載しつつも、169.99ドルと格安、しかも ファンレスであることを大きな特徴とする「Chatreey AC1-Z」。そのスペックは以下です。
- CPU:Intel Celeron J4105
- GPU : Intel HD Griphics 600
- メモリ :4GB DDR3
- ストレージ : 64GB eMMC, SATA SSD / HDDを増設・起動ドライブ化可能
- WiFi : 11b/g/a/ac
- Bluetooth : 搭載
- ポート類 : USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、HDMI x 2、USB 2.0、有線LAN
- サイズ : 128 x 128 x 52mm
169.99ドルと安価であるために、控えめとなっている項目は以下です。
- メモリは4GB。ただし、私のメモリ 4GB 搭載機の使用感では、Google Chromeのタブを20個開いても、メモリ不足・レスポンスが低下することはありません(SSDにスワップしているはずですが、高速なSSDのこと。レスポンスの悪化は感じず)。
- ストレージが64GB eMMCであることは、格安機に多いのですが、M.2 SS、あるいはmSATA ポートはありません。ただし、こちらも、2.5インチ SATAのSSDを増設できるため、特に困ることではありません。
私が所有する(あるいはテスト用にお借りした)、本製品と同等水準のGemini Lake N4100を搭載する製品の実機レビュー記事はこちら。
▼Beelink X45、いつの間にか、Amazonでも販売されていますね。
▼CHUWI HeroBox、こちらもAmazonでも販売されていますが、X45ともにAmazonでは割高であり、Banggoodなどの海外通販サイトがより安く購入できます。
外見と機能性
ボディの材質としてはプラスチックだと思われますが、後述のとおり、ファンレス機の空流を高めるべく複数の穴が開いているのが大きな特徴。
▼ポート類は、前面に USB 3.0 x 2、USB 2.0、背面に HDMI x 2、USB 2.0、有線LAN。格安機であるものの、上級機と同様に充実しています。
▲サイズは、128mm角に、高さは62mm。サイズ感としては、上記のBeelink X45と同程度。
▼Gemini Lakeと言えども、小さなボディではファンレスとするのは難しいのですが、本製品の場合には、以下の拡大写真のとおり、無数の穴があり空流を高めています。
まとめ
メモリ 4GB、ストレージ 64GB eMMCであるものの、Gemini Lake N4100相当のファンレス機としては最安水準の「Chatreey AC1-Z」。本格的な利用では、2.5インチのSSDの増設がベストですが、Crucial BX500、240GBで約3,500円の2.5インチ SSDの実機ベンチマークスコアで記載のとおり、2.5インチのSSDも安く購入できるために、あわせて利用するのがよいでしょう。
▼3月6日時点のBanggoodでは予約販売となっていますが、価格は169.99ドル、約18,000円。
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