ASUS C101PA、アルミ製ボディ・6コアCPU搭載 Chromebookの魅力 | Win And I net

ASUS C101PA、アルミ製ボディ・6コアCPU搭載 Chromebookの魅力

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外出先でのブログ記事編集用の機材としてASUS T90Chiを便利に使用しているのですが、T90Chiの購入を検討していた際に候補の一つとしていたのがChromebook。

ふと振り返ると、Windows PCではほぼGoogle Chromeのみを使用している私。ならばChromebookでもよいかもと、あらためて機種を確認してみると、ASUS C101PAが質感・スペックともに魅力的。今回はこのC101PAの魅力に感じる事項をお伝えします。

 

Chrome OSの特徴

詳細な情報は他サイトに譲るとして、その最大の特徴はOSの軽さ。私は「これは快適! ノートPC Dell D430にChromium OSを試してみた」に記載のとおり、低スペックのノートPCにUSBブートによりChromium OS(Chrome OSのオープンソース開発バージョン)を稼働させてみたのですが、これがかなり軽くて快適。初期のCore 2 DuoのWindows XPではモッサリしていたPCが、USBブートと言えどもサクサクと心地よく稼働します。

ちなみに2015年の古い情報ですが、Chrome OSのシステム要件は以下のとおり、かなり低いものです。

  • PAE / SSE3の機能を持った持つPentium4以降のCPU
  • メモリは512MB以上
  • ストレージは3GB以上

 

これなら現在販売されているエントリークラスのPCでもサクサクと動きます。

その他のChrome OSの特徴を列挙すると以下となります。

 

  • 起動するのはWebブラウザーのChromeと、Chrome上で動作するWebアプリのみのシンプルさ(Google PlayからAndroidアプリをインストールし使用可能です)。
  • OSが軽いため、起動・終了とも爆速。他サイトでは「数秒」と表現されています。
  • OSのシンプルさ、システム要件の軽さ、バックグラウンドでの複数アプリ起動もないため、Windowsよりバッテリーは持続します。
  • 各種ファイルはGoogle ドライブ、OneDriveなどのクラウドストレージへの保存を基本とするため、PC本体のストレージは小容量となります。
  • オンラインをベースとし、オフラインアプリも存在するものの、オフラインでの通常利用は厳しいかも(オフラインで使用する状況は多くないと思いますが)。

 

ちなみに、私はChromium OSの軽快さが忘れられず、Pentium M搭載の2005年製のVaioへのChromium OSを試みているのですが、Chromium OSの要件となるPAE / SSE3搭載機ではないために難航中です。

具体的には、Pentium M / Celeron M用にカスタマイズされたChromium OSのインストールを試みているのですが、USBブートすらできない古い機種のため保留にしています。

 

ASUS C101PAの概要

※掲載の画像は、ASUS オンラインショップへのリンクとなります。

さて、前置きのChrome OSの特徴が長くなりましたが、本題のASUS C101PAの概要です。

以下のスペック表では、(本来は比較すべきではないと思いますが)参考までにWindows 10 2 in 1ノートのうち、同一価格帯のASUS T101HA、私が所有するChuwi Hi10 Proを掲載しています。

スペック表にない事項も含め、また、上段のChrome OSの特徴は別にして、私がC101PAに感じる魅力は以下です。

  • CPUは6コアを搭載し、メモリ6GBと十分なもの。Web上の実機レビューを参照すると、前機種C100PAでのChromeでの読み込みの遅延が解消しているとのコメントが目立ちます。
  • OP1 Hexa Coreの実力はどれほどか、Atom等との比較は確認できないのですが、AnTutuベンチマークのスコアは70000前後となり、ミドルレンジのスマホほどの実力はあるようです。
  • なお、ベンチマークについては、後段の海外レビュー動画(全12分半のうち6分30秒あたり)にて、Webブラウザー向けのベンチマークである「Speedometer」の結果を公開していますが、そちらによるとWindowsのCeleron N3450機よりも高く、Pentium N4200に迫る勢いです。なお、Speedometerの詳細は窓の杜を参照ください。
  • 充電がUSB Type-Cであり、また、10インチクラスの端末としては珍しく、Type-Cポートを2つ搭載しており利便性も高まります。
  • ボディはアルミ製。動画レビューではMacBook似とするものがありますが、丸みを帯びた端の処理など、MacBookとは異なったASUSらしさを残しています。
  • キーボード分離式のWindowsの2 in 1タブレットと比較すると、高さが薄めなのもデザインに貢献しています。また、キーボード分離式の場合、本体とバランスをとるために、キーボードに錘が入っているケースもありますが、C101PAは900gと軽いのも大きな特徴。私のChuwi Hi10 Proは1.1kgですがズッシリとした重みがあります。
  • 仕様上のバッテリー駆動時間は9時間。Windowsではディスプレイを閉じた際には休止状態の設定を行っても、時々 バッテリーをフルに使用していることもあります。その点、バックグラウンドアプリの少ないChromebookなら安心。
  • キーボード自体は使い易いとのコメントが多く、同じくASUSのT90Chiのキーボードのタイピング感に大満足している私はかなり期待。ただし、Chrome OSのIMEがAndroidのGoogle 日本語入力に遠く及ばずとの見解もあるようです。



▲タッチパネル、360度回転するディスプレイも大きな特徴の一つ
気になる事項としては、中国製の狭いベゼルのPCに慣れてしまった私としては、ベゼル幅が太すぎ無骨なこと(10インチクラスのWindows 2 in 1も同様に太いベゼルですが)、そして解像度の低さが気になります。これらを含めて価格を抑えているのと思いますが。

 

▼こちらの海外レビュー動画の6分半あたりに、Webブラウザー向けのベンチマークである「Speedometer」の結果を公開しています。C101PAのベンチマークはWindowsのCeleron N3450機よりも高く、Pentium N4200に迫る勢いです。勝手な想像ですが、C101PAのCPUであるOP1 Hexa CoreはGoogle Chromeに最適化されており、ベンチマークが高くなっているのだろうとも思われます。

まとめ

ASUS C101PAのレビュー記事も多数あるなか、スペック情報のみの記事であり具体性に欠けますが、私が感じる魅力を列挙しました。記事を編集しているうちに、Windows PCにてほぼGoogle Chromeのみを使用している私にとって、C101PAの魅力は増すばかり。使っていない機材を売却してでも購入したい物欲が高まってきました。

肝心な価格ですが、2018年2月18日現在 品切れ中のASUS オンラインショップでは42,984円、Amazonでは41,000円(発送まで1~2ヵ月)となっています。

一方、US Amazonで販売のモデルは、249ドル(送料30ドルほど)です(CPUの表記が紛らわしいのですが同型のようです)。私のように英語キーボードが好みの方は、こちらの選択肢もあります。

▽参考までにUS Amazonへのリンクです。

US Amazon C101PA

 

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