Alder Lake N100 あるいはTwin Lake N150とほぼ同じレスポンスで、機能はやや優位なことで人気の旧世代のAMD Ryzenを搭載するミニPC。「GMKtec G10」など、複数の製品が販売されていますが、「BOSGAME E2」もその一つです。
CPUに AMD Ryzen 5 3550Hを搭載し、映像出力はUSB Type-CとHDMI x 2の3系統、16GB メモリにPCIe 3.0 SSDを搭載し、2025年9月13日現在のAmazon タイムセール価格は 24,066円です。
BOSGAME E2
上の画像のとおり、前面に映像出力対応のUSB Type-Cポートを搭載しています。電源はDCの専用ポート。RJ45 有線LANは 2.5Gではなく 1Gbpsです。
同じく Ryzen 5 3550Hを搭載する 2万円台のミニPCとして、以下の製品があります。天板のデザインが似通っており、同一製品と思ったものの、映像出力(以下の製品はDPポートあり)や有線LAN(以下の製品は2ポート)、サイズも異なります。
AMD Ryzen 5 3550H搭載のミニPC、メモリ 16GB,SSD 512GBモデルが 25,499円で販売中。映像出力は3系統
CPU | AMD Ryzen 5 3550H、4コア8スレッド |
GPU | Radeon RX Vega 8 |
メモリ | DDR4 2400MHz 16GB(8GB x 2) |
ストレージ | 2280 サイズ M.2 PCIe 3.0 x 4 SSD 512GB、M.2 SSDの増設不可 |
WiFi | WiFi 5 |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB-C(映像出力対応)、USB-A 3.2 Gen2 x 3、USB-A 2.0、HDMI x 2、RJ45 有線LAN x 2 |
サイズ | 126 x 112 x 41mm |
OS | Windows 11 Pro |
その他 | 樹脂製の筐体 |
AMD Ryzen 5 3550Hは Zen+ アーキテクチャと数世代前のCPUです。このために低価格での販売となっているのですが、以下のPassmarkの比較のとおり、Alder Lake N100よりも高いスコアです。
ただし、普段使いでの体感レスポンスに直結するシングルコアのスコアは N100の5%増し程度であり、体感できるほどではありません。一方、4コア 8スレッドでもあり、マルチコアは高いスコアです。また、N100 / N150とのCPUの性能以上に、メモリはデュアルチャンネル対応、PCIe 3.0 SSDのレーン制限を受けない(N100 / N150でのPCIe SSDよりも高速)恩恵が大きいです。
▲▼同じく AMD Ryzen 5 3550Hを搭載する、上のリンク先記事にて記載の事項の引用です。N100 / N150のPCと比較すると、メモリ・M.2 SSDの制限を受けない影響が大きいもの。
▼タイトル下の画像の再掲載ですが、メモリ・SSD スロットには底面を開いてアクセスします。筐体は樹脂製であり、質感としては 多少の安っぽさを感じることと思います。
▲▼下のリンク先記事・写真のBeelinkのミニPCに多く搭載される機能ですが、底板にゴム製のシャーシハンドルを備え、底板のネジを外し ハンドルを引っ張ることにより、底板を簡単に開くことができます。
まとめ、価格情報
AMD Ryzen 5 3550H、メモリ 16GB、PCIe 3.0 SSD 512GBを搭載し、2025年9月13日現在のAmazon タイムセール価格は 24,066円。Alder Lake N100、Twin Lake N150と体感レスポンスは同水準ですが、メモリはデュアルチャンネルに対応、PCIe 3.0 SSDのレーン制限を受けないことで優位性があります。
▼引用した Ryzen 5 3550Hを搭載し、PCIe 3.0 SSDを増設可能なミニPCです。「BOSGAME E2」との価格差は約2千円。SSDの増設を予定している場合には候補となります。
コメント