
コスパに優れたAndroid タブレットを多く展開する「BNCF」ですが、SoCにUNISOC T7250を搭載する 8.7インチタブレット「BNCF Bpad Mini SE」のスペックについて記載します。
液晶は 解像度 1340 x 800のHD画質であるものの、Widvine L1をサポートし、LTEにも対応。2025年10月25日現在の、ストレージ 128GB モデルのAmazon クーポン価格は 10,449円、64GB モデルは 9,999円です。
BNCF Bpad Mini SEのスペック

スペックは下表となります。「SE」モデルではない「Bpad mini」のスペックは以下の記事に記載していますが、SoC以外にも、液晶の解像度や急速充電、カメラの画素数など、「Bpad mini SE」は控えめなスペックです。
BNCF Bpad mini、8.4型タブレットのスペック。Snapdragon 685を搭載し、体感レスポンスはHelio G99と同水準、14,249円で販売中
| CPU | UNISOC T7250(T615)、8コア |
| GPU | Mali-G57 |
| メモリ | 物理メモリ 4GB + 拡張メモリ 12GB |
| ストレージ | 128GB(64GB モデルもあり) |
| ディスプレイ | 8.7インチ、IPS、解像度 1340 x 800、90Hz リフレッシュレートに対応、輝度 350 nit |
| WiFi、Bluetooth | 11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
| LTE | B1/3/4/5/7/8/20/26/28/38/41 |
| カメラ | フロント 2百万画素、リア 5百万画素 |
| バッテリー容量 | 5500mAh |
| サイズ、重さ | 21.9 x 12.6 x 0.84 cm、315g |
| OS | Android 15 |
| その他 | Widevine L1に対応、GPS搭載、2スピーカー |
スペックを抑制しつつも、UNISOC T7250を搭載し(約1万円のタブレットでは、もう1ランク下のSoCを搭載する製品も多い)、LTEに対応していることは立派です。ただし、約1万円と格安のタブレットですので、以下に留意ください。
- 前述のとおり、液晶の解像度はFHDではなく 1340 x 800のHD。文字のドットが気になることがあります。
- 動画配信サイトの動画を高画質再生可能な「Widevine L1」に対応していますが、液晶自体がHD画質のため、動画再生も最大 HD画質どまりです。
- 物理メモリは4GBと控えめです。拡張メモリが12GBもありますが、ストレージの空き領域から緊急避難的に最大 12GBまでをメモリとして割り当てる機能です。
- フロント・リアカメラともに画素数は控えめ。ただし、Android タブレットの場合、高画素でも13百万画素の製品が多く、メモ書き代替の機能となるため、大きな影響はないでしょう。
- LTEの対応バンドは狭く、Amazonでの製品概要の冒頭に未対応バンドの記載がありますので、注意する必要があります。
- 急速充電に未対応です。
▼UNISOC T7250はT615のリネーム版となりますが、同SoCを搭載するタブレットは、以下の「PHILIPS T7315」などがあります。このうち、「Tabwee T90」の製品紹介にAnTuTu ベンチスコアが約25万と掲載されています。私の同水準のスコアの他のSoCの使用感では、普段使いでは サクサクと言わずとも、遅さを感じない動作です。
PHILIPS T7315、UNISOC T615搭載の10インチ Android タブレット、スペックのまとめ。18,480円で販売中
Tabwee T90、11インチ Android 16 タブレット。UNISOC T615 8コア RAM 8GB、ケース・キーボードなどが付属し、クーポン価格は 16,499円
BMAX I8 Plus、8.7インチ Android タブレット、スペックのまとめ。UNISOC T7250搭載、約13千円でLTE、Widevine L1に対応
▼低価格の製品ですので、液晶がHD 解像度であることは止むを得ないところ。私の場合、同クラスの液晶の使用感では、ブラウザなどの文字のドットがやや気になります。一方、輝度 350 nitsと明るく、90Hzのリフレッシュレートに対応しています。

▼2スピーカーは縦持ちでの下サイド、USB Type-CポートとSIM トレイは上サイドに配置されています。筐体の素材の明記がありませんが、明記がないことから樹脂製と思われます。

まとめ、価格情報
2025年10月25日現在の、ストレージ 128GB モデルのAmazon クーポン価格は 10,449円、64GB モデルは 9,999円と低価格な製品であるため、特に以下の事項に留意ください。ただし、控えめなスペックを前提としての低価格な製品であり、SoCはUNISOC T7250、Widevine L1をサポート、LTEに対応と、バランスのよいスペックと機能です。
- 液晶の解像度は 1340 x 800のHD画質
- 物理メモリは4GB
- LTE 対応バンドは制限あり
▼8.7インチ・価格で競合する製品は、以下の「BMAX I8 Plus」。SoC、メモリ、液晶の解像度などの基本スペックは同じですが、LTEの対応バンド・カメラの画素数は「BMAX I8 Plus」が優位です。なお、こちら(Amazon)の「ALLDOCUBE iPlay 60 mini」も競合する製品です。




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