13.3インチ YOGAスタイルのWindows 10ノート「BMAX Y13」が、CPUをGemini Lake N4120からCore m5-6Y54にスペックアップ、ボディ色もシックになり「BMAX Y13 Pro」として販売されています。Core m5-6Y54は、MacBook Early 2016にも搭載されたCPUです。BMAXの兄弟機で11.6インチのBMAX Y11の人気に隠れて埋もれていた BMAX Y13ですが、そのスペックと「Y13」と「Y13 Pro」の価格差 約50ドルから、「Y13」の購入を検討中なら「Y13 Pro」がおすすめです。
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BMAX Y13 Proのスペック
BMAX Y13 Proのスペックは以下となりますが、従来機のY13と比較してCPU以外の大きな変更はないようです。
CPU | Core m5-6Y54、2コア4スレッド |
GPU | Intel UHD Graphics 515 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SATA M.2 SSD(2280サイズ) |
ディスプレイ | 13.3インチ、解像度 1920 x 1080、IPS、タッチパネル |
WiFi | 11a/ac/b/g/n |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB Type-C x 2 (フル機能とデータ専用) |
バッテリー容量 | 10000mAh/3.8V |
サイズ | 307.5 × 208 × 14.7mm、1.25kg |
OS | Windows 10 Home |
その他 | アルミ製ボディ、バックライト付キーボード |
▼仕様での懸念事項は、ポート類はUSB Type-C x 2となり、フルサイズのUSBポートがないこと。11.6インチ YOGAスタイルのBMAX Y11も、Micro USBにUSB Type-Cの妙な組み合わせなのですが、USB 無線のマウスの接続にも不便さを感じる仕様です。
▲電源ボタンがキーボード内の組み込みではなく、右ポートにあるのはよいことです。タイピング中に間違えて電源ボタンを押してしまうリスクもありません。
▼他の多くのPCと同様に、2280サイズのM.2 SSDスロットへは背面からアクセスでき、ユーザーでより大容量のSSDに換装できます。最近ではエントリークラスでもPCIe SSDに対応する製品もありますが(ミニPCの場合)、本製品の場合にはSATAのみに対応し、空きスロットはありません。
Core m5-6Y54の実力
SkylakeのCore m5-6Y54を取り扱うのは初めてのため、私自身の確認もかねて、そのレスポンスのほどを確認してみました。ちなみに、私の同水準のCPUの使用感では、Y13に搭載のGemini Lake N4120と比較すると、操作して即 よりキビキビと動作していることを感じ取れます。
特に、Gemini Lake N4120では、Windows 10 更新前後のシステムプロセスが稼働している際には、CPU使用率がほぼ100%となる時間が多くなり、ほとんど何も操作できなほどにレスポンスが悪化するのに対して、Core m5-6Y54水準以上では何とか耐えています。
▼Geekbench 4のCPUベンチマークスコアはこちら。
上はBMAX Y13 Proと同じ Core m5-6Y54、下は所有するCHUWI MiniBookに搭載のCore m3-8100Yのスコア。ほぼ同水準のスコアとなり、このスコアなら Webサイトやオフィスソフトでは遅さを全く感じることなく、サクサクと動作します。ただし、負荷を要するゲームをバリバリとこなすほどの実力ではありません。
ここで疑問なのが、なぜ搭載事例の多いCore m3-8100Yではなく、古いCore m5-6Y54としたのか。おそらく、コスト的に多少なりとも割安なためと思いますが(未確認)。
▲▼引用したCHUWI MiniBookのレビュー記事はこちら。
BMAX Y13 Proの外観
下の画像の上はY13 Pro、下の画像はY13ですが、Y13の明るいシルバーからブラックシルバーのような色に変更となっているのがわかります。ボディ色にあわせてキーボードの色も変更になっていますが、印字の視認性を考慮するとY13 Proの配色がよいと思われ、私個人としてもY13 Proの配色が好みです。
▼Aluminium Alloy Bodyと明記があります。中国ブランドのPCの傾向からすると、天板と底板はアルミ製、キーボード面はプラスチック製でしょう。
▼ディスプレイが360°回転するYOGAスタイルの製品ですが、13.3インチでYOGAスタイルの需要はどれほどのものでしょうか。通常のクラムシェル型で価格を下げたバージョンがあると、注目度がより高まるようにも思います。
▼バックライト付きのキーボード。右側が写っていませんが、右1列(Enterキー右側)にページアップなどの列があることは、他の製品と同様です。
▲▼英語キーボードであることを心配する方も多いと思いますが、以下のフリーソフトを利用することにより、英数・かなの切替は簡単に行うことができます。
▲▼シックな色合いとディスプレイ面のベゼル幅の狭さと相まって、スタイリッシュな外観です。また、他のBMAXの製品よりもロゴは控えめで好印象。
まとめ
Gemni Lake N4120からCore m3-6Y54へのスペックアップした「BMAX Y13 Pro」。従来機のBMAX Y13の売れ行きは、兄弟機のY11と比較すると伸び悩んでいたように思いますが、このPro版により巻き返しとなるか、動向が楽しみです。
▼2021年1月30日時点の情報であり、期間限定となりますが、Banggoodではクーポン「クーポン「BGBXY13KL」の利用により 429.99ドルで販売中。
▼2021年1月30日時点の、AliExpressでの販売価格は443ドル、4万円台半ばで販売しています。Gemini Lake N4120の「Y13」のAliExpressの価格は390.54ドル、Amazonでは約44,000円であることから、Y13 Proがお買い得です。
▼こちらはクラムシェル型となりますが、競合するのは CHUWI AeroBook Pro
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