「BMAX Y11」のCPUが Gemini Lake N4120から Jasper Lake N5100とスペックアップし、「BMAX Y11 Plus」としてリリースされました。11.6インチ タッチパネルのディスプレイが360度 回転する Yoga スタイル、アルミ製ボディは従来機を踏襲しています。
Banggoodでは発売記念セールを開催しており、当初 50個は 299.99ドルで販売していましたが、9月28日 22時現在では販売数に達し、同時点の価格は 309.99ドル(当初 51個〜100個まで)。
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BMAX Y11 Plusのスペック、Y11との比較
従来版のY11は当初 Gemini Lake N4100を搭載していましたが、同CPUと Jasper Lake N5100とのGeekbench 5での比較では、体感レスポンスに影響するSingle Coreのスコアは55%アップ、Multi Coreのスコアは40%アップとあります。私が以前に調べた範囲では、そこまでのスコアアップはなかったのですが、Jasper Lake N5100を搭載する製品が少ないなか、スペックアップしたことはよいことです。
▼製品紹介のスペック比較がまとまっているため、そのまま掲載しました。
スペックについてのコメントは以下です。
- Y11との比較では、ディスプレイが 45% NTSCから 72% NTSCにアップとあります。私はこのあたりに詳しくないのですが、色域・色の再現性がアップしているようです。
- メモリ 8GB、SATA SSD 256GB、重量は従来機と変わらず。また、重さや イメージ画像でわかる範囲での外観も変更がないように思われます。
- 惜しいところとしては、従来機と同様に ポート類が Micro HDMI、Micro USB、USB Type-Cであること。端子が折れやすい Micro HDMI、用途が限定される Micro USBですので、ここは Mini HDMI、フルサイズのUSB Aとして欲しかった。
BMAX Y11 Plusの外観
上の画像のように、通常のPCスタイル(クラムシェルモード)、動画視聴に適したスタイル、タブレットモードなど、ディスプレイの360度 回転機構を活かして楽しむことができます。
製品紹介では、多くのイメージ画像が掲載されていますが、実機よりもディスプレイのベゼル幅を狭く、厚みを薄く見せていることに注意が必要です(従来機からの傾向)。
▼こちらが惜しい仕様のポート類。
タブレットスタイルでの利用を考慮し、電源ボタンと音量調整ボタンがサイドにあることはよいのですが、Micro USBとMicro HDMIは、フルサイズのUSB A、Mini HDMIが望ましい。
▼Micro HDMIではなく Mini HDMIが望ましい理由は、Micro HDMIの場合には端子に負荷がかかり、折れやすいため。
▼BMAXの他の製品は、天板にイラスト(BMAXのロゴ)が掲載されているものが多いのですが、Y11 Plusの場合はシンプルです。
▼左の中央にベゼル幅は 8.8mmとあります。4〜5mmの製品も多いのですが、タッチパネルであることを考慮しても、ベゼル幅はやや太め(イメージ画像とは異なります)。
価格情報
Banggoodの発売記念セールでは、当初 50個までは 299.99ドルでの販売でしたが、9月28日 22時現在では 309.99ドル(51個〜100個まで)。セール時の価格は 300〜310ドルが目安となりそうです。
Banggoodのセールとしては 当初 50個販売までのペースは速いのですが、従来機のY11からボディに変更はないこともあり、今後どれほどの人気製品となるものか、動向を注視したく思います。
▼販売情報はこちら
▼一方、Gemini Lake (Celeron N4120)を搭載する従来版は、クーポン「BGJPBY11S」の利用により 229.99ドル。10/8まで、10個限定
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