すっかり情報を見落としていましたが、BMAXから CPUに 4コア8スレッドのAMD Ryzen 5 3450Uを搭載する 14インチノート「BMAX X14 Pro」が発売されていました。無印のX14は 2019年10月あたりに Gemini Lake N4100を搭載し発売されましたが、スペック的には別物の端末です。
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BMAX X14 Proのスペック
AMD Ryzen 5 3450Uに、メモリ 8GB、FHD・アスペクト比 16 :9の14.1と、スペック的には一般的なもの。アスペクト比 3 : 2など、他社製品と差別化するうえで 付加価値があるとよかったのですが。
ただし、Ryzen 5 3450Uを搭載する14インチノートは多くなく、また、同CPUを搭載するミニPCと同価格帯であることを考慮する、コスパ度は高い製品です。
CPU | AMD Ryzen 5 3450U、4コア 8スレッド、最大 3.5GHz |
GPU | AMD Radeon Vega 8 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 512GB |
ディスプレイ | 14.1インチ、IPS、解像度 1920 x 1080 |
WiFi | 11ac/a/b/g/n |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、HDMI |
バッテリー | 57Wh(15000mAh/3.8V) |
サイズ | 385 x 320 x 18.3mm、約 1.3kg |
OS | Windows 10 |
その他 | 4スピーカー、バックライト付きキーボード、金属製ボディ |
▲▼BMAX X14 Proの製品情報には、PassMarkのCPU Markのスコアは、インテル 第10世代のCore i5-10210UとCore i5-8250U以上とあり、パフォーマンスは十分。ただし、製品紹介・仕様では明確な記載のない以下の事項が気になります。
- メモリ 8GBはオンボードであることが濃厚。
- SATAのM.2 SSDを背面から増設できますが、標準装備のSSDが高速なPCIe、SATA接続の明記がありません。明記がないことから、SATA 接続と思われます。
▼金属製ボディとありますが、キーボード面は樹脂製の可能性あり。左の画像の背面に薄っすらと M.2 SSDポートにアクセス(増設)する扉が見えます。
▼左右のベゼル幅は6mmですが、画面占有率は81.2%とそれほど高くなく、ディスプレイ下のベゼル幅がやや太めと思われます。
▼このクラスとしては事例が多くない、4スピーカーを搭載していることも特徴の一つ
BMAX X14 Proの外観
上の写真を見ると、やはり ディスプレイ下のベゼル幅は太く、実用性からもアスペクト比 3 : 2であればよかったと思います。上のベゼルのゴム足が露出していることも、やや気になります。
▲キーボードの左右ベゼル幅は5mmと精悍です。ただし、多くの方が誤タイピングを懸念される事項ですが、右側にPgUpなどの一列があります。この一列や英語キーボードの「英数・かな切替」は、以下のフリーソフトで制御・利便性を高めることができます。
▼サイドは下に向かって絞り込まれており、デザインのよさに貢献。中国新興ブランドのBMAX、CHUWI、Teclastなどは製造元ではなく OEM製品ですが、これらのブランドの製品に多いスタイルです。
クーポン価格情報
Banggoodでは、クーポン「BGJPJANP24」の利用により 459.99ドル(約54千円。クーポンは1/31まで有効)で販売中。クーポン「BGJPBXL35」の利用により 369.99ドルと大幅に値下がり(クーポンは3月15日まで有効)。一方、AliExpressでの価格は 596.99ドルと大きな価格差があります。
▼こちらは同CPUを搭載するミニPC「MINISFORUM UM340」。メモリ 16GB、PCIe SSDの仕様は異なりますが、Amazonのクーポン適用価格・ポイント還元後の実質価格は 56,720円。ディスプレイ・キーボードを考慮すると、BMAX X14 Proは割安です。
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