BMAX Y11、Y13と立て続けにWindows 10 ノートをリリースしたBMAXから、今度は14インチのBMAX X14 (BMAX MaxBook X14)がリリースです。Y11とY13のディスプレイが360°回転機構を持つ端末であったのに対し、X14は通常のクラムシェル型のWindows 10 ノート。
14.1インチのIPSパネルに、Gemini Lake N4100、メモリ 8GB、SSD 256GBを搭載する当製品ですが、デザインのよさが大きな特徴。今回はBMAX X14のスペックと特徴について記載します。なお、文末にBanggoodのクーポン情報を記載しています。
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BMAX X14のスペック
どこかで見覚えのあるデザインと思いきや、以下で紹介のJumper EZBook X3 Proと同デザイン、ポート類周りの造り込みと位置が全く同じであるため、13.3インチのEZBook X3 Proを14インチ化した製品が、BMAX X14と言い切ってもよいでしょう。つまりは同一製造元の製品となります。
さらには、以下のJumper EZBook X4 Proとは、全体的な雰囲気と電源ボタンの配置、サイドとヒンジの形状が似ていることから、EZBook X4 Proとも同一製造元の可能性がかなり高いです。
BMAX、Jumper、Chuwi、Teclastともに自社で製造することはないために、同一製品でロゴと僅かにデザインが異なる製品、あるいは微妙なスペック・サイズ違いの製品を販売することはよくあること。BMAX Y11とTeclast F5R、BMAX X14とJumper EZBook X3 Proがこの関係にあたります。
さて、話を元に戻して、BMAX X14のスペックは以下となります。
- CPU : Gemini Lake N4100、4コア、1.1GHz-2.4GHz
- GPU : Intel UHD Graphics 600
- メモリ : 8GB DDR4
- ストレージ : 256GB SSD
- ディスプレイ : 14.1インチ、IPS、解像度 1920 x 1080 (FHD)
- フロントカメラ : 2百万画素
- WiFi : 11ac/a/b/g/n
- Bluetooth : 5.0
- ポート類 : USB 3.0、USB Type-C、ヘッドホンジャック、Micro SD スロット
- バッテリー : 38.0Wh(10000mAh/3.8V)
- アルミ製ボディ、バックライト付きキーボード
- OS : Windows 10 Home
- サイズ : 323mm ×217mm × 15.0mm
Gemini Lake N4100搭載機としては一般的なスペックです。以前はメモリ 4GB搭載機も多かったのですが、今ではメモリ 8GBが一般的になっています。
私は今でも、Gemini Lake N4100、メモリ 4GB搭載のChuwi LapBook SE、あるいはJumper EZBook X4を利用してサイト記事編集を行うことが多いのですが、ライトユースではメモリ 4GB機でもサクサクと動作します。
BMAX X14の外観と機能性
BMAX X14の場合、スペックは標準的ですが、他のGemini Lake ノートと差別化を図るうえで魅力的なのはデザインのよさ。製造元が同じとなる 13.3インチのJumper EZBook X3 Proとほぼ同デザインなのですが、イメージ画像での見せ方も上手いです。
▼ベゼル幅は5mmとあり、イメージ画像ほどに狭くはないのですが、ブラックベゼルであることにより精悍な印象に。画面占有率は83%と標準的。
▲サイドの最も薄い部分は2.5mmとなり、こちらもシャープな印象を与えます。
▼正式名称は「BMAX MaxBook X14」。一般的な13.3インチよりもコンパクトであることをアピールしています。X14の横幅は323mm、手元にある14インチのJumper EZBook X4 Proの横幅は322mmとほぼ同サイズ。13.3インチよりコンパクトと言うのは無理があります。デザイン的に古い、MacBook Air 13の横幅は325mmのため、よく言えば 「13.3インチのサイズに14インチを搭載」が妥当な表現でしょう。
▼4スピーカーを備えたキーボード面。
▲▼キーボード面のデザインはかなりよいです。左右のベゼル幅は僅かに3mm。キーキャップとキーピッチのサイズは読み取れませんが、主要キーのサイズは大きくなっていることでしょう。また、右上にある電源ボタンはキーボードから独立しているため、タイピング中の誤って押してしまうリスクもありません。
▲▼キーボードから独立した電源ボタン。電源ボタンとスピーカーの位置・デザインは以下のJumper EZBook X4 Proと似ています。ヒンジ部分やサイドの造り込みも同様であるため、両者は同製造元とみています。
▲▼実機、あるいはプロトタイプの写真。下の写真はベゼル幅をよく見せたハメコミ画像かも。ベゼル幅は別にしても、デザイン的には優れており、Teclastの端末にも似た雰囲気があります。
▲▼引用したTeclastの端末はこちら。
▼デザイン面で気になるのは背面のロゴ。Y11、Y13に共通するロゴですが、よりシンプル、あるいはロゴなしであれば、さらによいのですが。
▼スリムなサイドとポート類の配置。
▲製品紹介にはフルメタル・アルミ製とありますが、サイドの形状からもサイドとキーボード面はプラスチック製、天板と底板はアルミ製と推察します。
まとめ
BMAX Y11、Y13とデザイン性に優れた端末をリリースする同社ですが、MaxBook X14も同様に、特にキーボード面のデザインは優れており、キーのサイズ感からもタイピングのしやすい製品に仕上がっていることでしょう。
BMAXのもう一つの特徴は、Teclast、Chuwi、Jumperよりもやや安価な価格設定。Banggoodではクーポン利用で299.99ドルとなり、リリース直後から安くなっています。
▼Banggoodの11.11セールでは、クーポンコード「BGJPBX14」の利用により 299.99ドル。
▼こちらは文中で引用、同一製造元の13.3インチ版となるJumper EZBook X3 Pro。GearBestの販売価格は319.99ドル。
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