8インチクラスのAndroid タブレットは多くのブランドから販売されていますが、液晶のアスペクト比で貴重な存在の製品が「BMAX I8」。iPad mini 第5世代までと同じく アスペクト比 4:3の7.9インチタブレットの販売です。
CPU(SoC)は8コアのAllwinner A523、物理メモリは4GBと基本スペックは控えめですが、Amazonのスマイル Sale 価格 12,844円と低価格な割には、液晶の解像度は 2048 x 1536のFHD+、2スピーカーを搭載、Widevine L1に対応と、ポイントをおさえた構成です。
BMAX I8のスペック
スペックにおいては、Amazonのほか、BMAX 公式サイトを参照しています。2018年から2019年あたりには、以下の「Teclast M89」などのiPad mini 旧モデルと同じアスペクト比(4:3)の8インチクラスの製品が販売(終売)、2024年には「ユアユー M10」が販売されていましたが(在庫なし)、久しぶりの登場となり、個人的には嬉しく思います。
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CPU | Allwinner A523、8コア |
GPU | Mali-G57 MC1 2EE |
メモリ | 物理メモリ LPDDR4x 4GB + 拡張メモリ 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 7.9インチ、解像度 2048 x 1536、アスペクト比 4:3、輝度 360 nit |
WiFi、Bluetooth | 11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.2 |
LTE | 未対応 |
カメラ | フロント 5百万画素、リア 8百万画素 |
バッテリー容量 | 6000mAh |
サイズ | 厚み 8.1mm、重さ 328g |
OS | Android 14 |
その他 | 2スピーカー、Widevine L1対応、顔認証に対応 |
スペックの補足は以下です。
- CPU(SoC)のAllwinner A523は、1万円ちょっとのAndroid タブレットに搭載されることが多く、 AnTuTu ベンチスコアは約16万。同水準の端末の使用感では、Web サイトのブラウジングなどの用途において、それほど遅さを感じることなく動作する水準です。
- ただし、上位の製品と比較すると、アプリの画面遷移などにおいても 多少の遅さを感じます。
- メモリは物理メモリ 4GB + ストレージの空き容量を最大 8GBまで割当可能な拡張メモリの構成です。
- Amazon サイトではLPDDR5 メモリ、公式サイトではLPDDR4 メモリと相違がありますが、上表ではLPDDR4としています。
- LTEには未対応のWiFi モデルです。低価格の端末でもあり、急速充電には未対応です。
- 動画配信サイトの動画を高画質再生可能な「Widevine L1」に対応しています。ただし、製品紹介にNetflixのロゴがなく、NetflixはL3の可能性があります。
▼Widevineの補足記事はこちら。
Android 端末における Widevineとは。概要とL1,L2,L3の相違、L1,L3の画質を実機で確認してみた
▼AnTuTu ベンチマークのスコアは約16万と明記されていましたね。
BMAX I8の外観
液晶のアスペクト比 4:3のため、ディスプレイ面の上下のベゼル幅は 多少太くなっています。背面の素材は、Amazon サイトに「耐久性のある金属」と明記があり、BMAXの他製品と同様にアルミ製でしょう。BMAXやTeclastなどの中国ブランドの製品は、従来から質感重視の趣があり、本製品においても質感は高いものと思われます。
▼以下のイメージ画像の厚みは、実機よりも細く見せていると思われます。USB-C ポート、2スピーカーは縦持ちでの下側に配置されています。
まとめ
Android タブレットとしては貴重な存在となる、iPad mini 旧モデルと同じく アスペクト比 4:3の「BMAX I8」。CPU(SoC)は AnTuTu ベンチスコア 約16万のAllwinner A523、物理メモリは4GBと基本スペックは控えめですが、12,844円の低価格にして、液晶の解像度は 2048 x 1536のFHD+、2スピーカーを搭載、Widevine L1に対応、金属製の背面と、ポイントをおさえた バランスのよい製品です。
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