Blackviewより、10.1インチのAndorid 11 タブレット「Blackview Tab 12」が発売となりました。CPUは UNISPC SC9863A、メモリ 4GB、ストレージ 64GBのエントリークラスのタブレットとなり、基本スペックが同じ端末としては「Tab 8」が販売されていますが、ボディなどを刷新しての販売です。
特筆すべきは約430gと軽量なこと。10インチタブレットでは500g台前半の製品も多数ありますが、この軽さは大きなメリットです。
Blackview Tab 12のスペック
Blackview Tab 12のスペックは以下となります。従来版とも言える Tab 8と比較して優位な項目に黄色網掛けしていますが、スペックに表れないデザインやDual Box スピーカーも変更・新たに装備となっています。
CPU | UNISOC SC9863A 8コア、最大 1.6GHz |
GPU | IMG8322 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、解像度 1920 x 1200、IPSパネル |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth / GPS | Bluetooth 5.0、GPS 搭載 |
LTE | FDD-LTE: B1/B3/B7/B8/B20/B40 |
カメラ | リア 13百万画素、フロント 5百万画素 |
バッテリー容量 | 6580mAh、充電はUSB Type-C |
サイズ(本体) | 厚み 7.4mm、430g |
OS | Doke OS P2.0(Android 11 ベース) |
その他 | 金属製フレーム、ケース付属 |
- Blackview TAB 8、キーボードセットで約160ドル。安価でも機能充実の10型タブのスペックと特徴
- Dragon Touch NotePad 102、10型タブレットの実機レビュー。HD解像度ながらも明るく・発色のよい液晶を搭載
上のリンク先記事にて、従来版のTab 8、Tab 8 / Tab 12と同じく UNISOC SC9863Aを搭載し、Tab 8と似たデザインの「Dragon Touch NotePad 102」のレビューを投稿しています。
UNISOC SC9863Aは2020年に発売されたタブレットに多く搭載されたCPUであり、AnTuTu ベンチスコアは約10万。後発で現在 搭載事例の多い UNISOC T610 / T618と比較すると パフォーマンスは劣り、速さは感じないものの、Web サイトのブラウジングやYouTubeの視聴などでは十分に実用的です。
▼ディスプレイはFHDの10.1インチ。画面専有率の80%は一般的なものであり、ベゼル幅は太くもなく細くもなく標準的。
▼Dual Box スピーカーとしたことも、従来機 Tab 8から進化のポイントの一つ
▼私が感じる最大の特徴は 430gと軽量なこと。従来機のTab 8の重さは600g、Fire HD 10は465g、他社製の10インチタブレットでは500g台前半の製品も多いことを考慮すると、特筆すべき軽さです。
Blackview Tab 12の外観
以下の画像のとおり、背面はホワイト・グレイ・ブルーの3色展開ですが、上の画像のグレイがシックでよいように感じます。
▲▼下の画像は13百万画素のリアカメラについての説明ですが、サイドはフラットなデザインとなっています。ホールドしやすさで言えば カーブしたデザインが適切とも思いますが、iPadなどの最近の傾向としては フラットなサイドも多くなっています。
▲背面は金属製となり、樹脂製のタブレットにありがちな「ホールドした際のきしみ音」もなく、剛性も高いものと思われます。
▲▼発売直後の海外製品はケースを探しにくいのですが、角度を2段階で調整できるケースも付属しています。
まとめ、価格情報
CPUのUNISOC SC9863Aは2020年に発売のタブレットに多く搭載されたものであり、昨今ではUNISOC T610 / T618にシフトしています。このなか、SC9863A / Android 11(他のSC9863Aの端末は Andorid 10が多い)を搭載し、ボディを刷新・約430gと軽量化したことに目新しさを感じます。
▼AliExpressのBlackview 公式ストアの価格情報。標準構成でケースは付属していますが、キーボード(専用ではなく、Bluetooth接続の汎用品)とのセット販売も用意されています。
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