日本時間の2022年1月10日 午後5時より、AliExpressにてセール開始となる「Blackview BV8800」。CPUにHelio G96、メモリ 8GB、暗闇で効果を発揮するNight Vision カメラ、8380mAhの大容量バッテリーを搭載する、Blackview タフネススマホのフラッグシップ機です。そこで今回は、従来の同社のフラッグシップ機「Blackview BV9900」とスペックなどを比較してみました。
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Blackview BV8800、AnTuTu 約30万のHelio G96搭載 タフネススマホ。RAM 8GB、Night Visionカメラを装備し、発売時価格は199.99ドル
引用・販売元
BV8800 vs BV9900、主要スペック・機能の相違
下表は主要項目のみですが、BV8800とBV9900のスペック比較です。優位な事項に黄色網掛けしています。ストレージを除き、基本スペックはBV8800が優れている一方、心拍数計測、湿度計測などの健康・環境面の機能では BV9900が豊富です。
基本スペック
AliExpressでの 2022年1月7日時点の価格は、BV8800の219.99ドルに対して(1月10日のセール当初は199.99ドル)、BV9900は332.99ドル。基本スペックベースでのコスパ度も BV8800が優れています。
- BV8800に搭載のHelio G96のAnTuTu ベンチのスコアは約30万、BV9900に搭載のHelio P90のスコアは約22万となっています。所有する同スコア帯のスマホでは、大きくはないものの アプリ起動などでも体感できる相違があります。
- ストレージの容量はBV9900が優位ですが、動画を大量に保存しない限り、一般的にはBV8800の128GBで十分でしょう。ただし、BV8800は通常のeMMCですが、BV9900は より高速なUFS 2.1となり、大容量アプリのインストールでは、相違を体感できそうです(上位のUFS 3.1では体感できますが、UFS 2.1では微妙)。
- BV9900のディスプレイ 5.84インチ / リフレッシュレート 60Hzに対し、BV8800は 6.58インチ / リフレッシュレート 90Hz。ディスプレイサイズの好みは人それぞれですが、私としては大きな画面が好み。大画面を使用していると、小さな画面は物足りなく感じます。
- バッテリー容量、急速充電は、8380mAh / 33WのBV8800が圧倒的に優位。
- 防水防塵のIP68とIP69Kは同じですが、アメリカ国防総省制定MIL規格の「MIL-STD-810」では、BV8800は後発の810Gに準拠しています。
▼BV8800に搭載の20百万画素のIR ナイトビジョンカメラは 2つのIR LEDを搭載し、暗所での写真・ビデオ撮影に威力を発揮します。
その他の付加機能
その他の付加機能では「BV9900」が優位であり、こちらが価格差に繋がっているようにも思います。ただし、心拍数や湿度はさておき、気圧、紫外線の計測については、それほど需要がないように感じます。
- BV8800、BV9900ともに、気圧を計測可能。
- 一方、BV9900のみ 心拍数計測、湿度計測、紫外線 照度計測の機能を装備。
- さらに、BV9900は -35℃から55℃までの耐寒耐熱に対応。
外観の比較
BV8800、BV9900ともにタフネススマホの同カテゴリーであり、防水防塵・準拠する アメリカ国防総省制定MIL規格の年代は異なるものの、タフネスさでは耐寒耐熱以外は同水準。ただし、デザインはかなり異なります。
タフネススマホとしては一般的な衝撃吸収材などを纏ったBV8800に対して、BV9900は通常のスマホと大きく変わらないスタイルです。厚みも 17.7mmのBV8800に対して、BV9900は 14.2mmとスリムです。
▼タフネススマホのデザインの好みは個人差があると思いますが、一般受けしやすいのは BV9900でしょうか。
まとめ
Blackview タフネススマホの新旧フラッグシップ機である BV8800とBV9900の基本スペック、外観を比較してみました。型番に応じず、BV8800が新端末となります。CPUとディスプレイサイズの差が大きく、私の好みは BV8800。暗所で活躍する Night Visionも試してみたい機能です。
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