ミニPCの老舗ブランドとも言えるBeelinkから、AMD Ryzen 5 3550Hを搭載する「Beelink GT-R」がリリースされました。ストレージはPCIe SSD 256GBを標準装備するうえに、1TB HDDとのデュアル構成、マグネシウム製のボディに、ミニPCとしては珍しい指紋認証まで搭載しています。さらには、映像出力は4ポート、前面にCMOS クリアまで装備し見どころ満載です。私の手元にあるBeelinkのミニPCはボディの剛性や内部の造りこみもしっかりしているため、かなり期待できる製品です。
Beelink GT-Rのスペックと特徴
見れば見るほど気になる存在の「Beelink GT-R」。そのスペックは以下となります。
CPU | AMD Ryzen 5 3550H、4コア8スレッド、最大 3.7GHz |
GPU | Radeon Vega 8 Graphics 1200 MHz |
メモリ | 8GB DDR4、最大 64GBまで増設可能 |
ストレージ | PCIe SSD 256GB、2.5インチ HDD 1TB、2280サイズ M.2 SATA 空きポートあり |
WiFi | 2.4G/5G, 802.11 b/g/n/ac , MIMO |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB 3.0 x 6、HDMI x 2、DisplayPort、USB Type-C (フル機能)、有線LAN x 2 |
サイズ | 16.80 x 12.00 x 3.90 cm 、666g |
OS | Windows 10 |
その他 | マグネシウム製ボディ、指紋認証、CMOS クリアボタン |
▲▼こちらは、同じくAMD Ryzen 5 3550Hを搭載するMINISFORUM DMAF5の製品紹介から抜粋したものですが、CPUベンチマークは第8世代のCore i7-8550Uと同水準、GPUはRadeon Vega 8により大きく上回っています。
▼NVMe対応のPCIe SSD 256GB + 1TB HDDを標準装備。PCIe SSDはWrite 1900MB/Sとそれほど速くはないため、より大容量で高速なSSDに換装してもよいかも。また、2280サイズのM.2 SATA SSDの空きポートもあります。
▼USBはType-Cも含めると7個、映像出力はHDMI x 2 / DP / USB Type-Cの4個、しかも前面にCMOSクリアボタン付きと豪華です。マイクも装備されており、外部スピーカー接続あるいはイヤホンで、そのまま在宅勤務にも利用できます。
▲▼他のミニPCでは排熱処理に不安のある Ryzen 5ですが、ファンを2つ装備し安心感のある一方、ファン音が気になります。
▼私が知る範囲では、ミニPCで指紋認証を装備する唯一の製品。天板にあるのですが、電源ボタンと兼用であればさらに利便性が高くなったように思います。
まとめ
取り急ぎ的にお伝えしましたが、豊富なポート類に指紋認証、マグネシウム製ボディにCMOSクリア、さらにストレージはPCIe SSDと2.5インチ HDDを搭載し、標準構成にしてミニPCとしてはフル装備。注目度の高い Ryzen 5のミニPCでもあり、「Beelink GT-R」は特に海外では人気となりそうな予感。ただし、価格もそれなりのため、これでベアボーンがあれば、さらに面白い展開になりそうです。
▼Banggoodでは、当初50個まで 549.99ドルで販売中
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