本日(2020年3月15日) AnTuTu ベンチマークをインストールしようと思い、Google Playを検索するとラインナップにありません。また、アプリケーションファイルを直接ダウンロードできるWebサイトでもヒットせず。不思議に思っていると、「AnTuTuベンチマークがGoogle Playから削除。AnTuTuは誤解によるものだと反論 (Engadget 日本サイト)」に記載のとおり、Googleがポリシーに違反しているアプリをGoogle Playから削除したことに伴い、AnTuTu ベンチマークも削除となったようです。
▼2021年2月1日追記。今さらながらに、公式サイトからアプリケーションファイルをダウンロードしインストールしました。
AnTuTu ベンチマークの削除について
詳細は上記の「「AnTuTuベンチマークがGoogle Playから削除。AnTuTuは誤解によるものだと反論 (Engadget 日本サイト)」や同記事に記載の関連リンクを参照ですが、ポイントは以下のようです。
- Googleは2020年2月末に、Googleのポリシーに違反している約600個のアプリをGoogle Playから削除。
- このなかには、悪質なポリシー違反を指摘されていた中国 Cheetah Mobile 関連のアプリも含まれる。
- Cheetah MobileとAnTuTuは関連会社と推定され、Google PlayからAnTuTu ベンチマークが削除。
海外サイトの記事「These Hugely Popular Android Apps Have Been Committing Ad Fraud Behind Users’ Backs」では、comitting ad fraud (詐欺広告)に関与しているアプリが削除対象となったとの記載もあります。事例として、AnTuTu ベンチマークの記載はありせんが、メジャーなところでは、Clean Masterの名前もあがっています。ただし、先ほど確認したところでは、Clean MasterはGoogle Playで普通にラインナップされています。
詐欺広告かどうかは別にして、Google Play にラインナップされているアプリのなかには、広告が過度のものも多く、Googleには取り締まりを強化して欲しかったのですが、今回の騒動でAnTuTu ベンチマークが削除された影響は大きいように思います。
スマホのレスポンスを測る指標として、AnTuTu ベンチマークに頼っていたサイトが多く、私としても同指標を記事内に掲載しがたい状況に。削除からすぐに復活するかと言えば、Cheetah Mobileとの関連性(AnTuTuの会長が、Cheetah MobileのCFOとなっている)をみると長期化しそうな気配です。
▼インストール済のAnTuTu ベンチマークの更新からGoogle Playに遷移すると、「アイテムは見つかりませんでした」の表示となることからも、Google Playから削除されたことがわかります。
代替となるベンチマークアプリ
AnTuTu 公式サイトには、上の画像のとおり アプリケーションファイルのダウンロード用リンクもありますが、個人での使用でインストール・使用後の即削除はともかく、サイト運営者としては記事に掲載しにくい状況だろうと思います。そこで代替になるのは、以下の「3DMark」と「Geekbench」。双方ともにメジャーなアプリであり、特にGeekbenchはローエンドのスマホでも、大きな負荷とならずに気軽にベンチマークを計測できることがメリット。
▼GPUをメインとした「3DMark」と、CPUをメインとした「Geekbench」。総合的にはAnTuTu ベンチマークがよいのですが、私としてはしばらく 以下の2つで計測します。
▼AnTuTu ベンチマークと同様に、Geekbenchでも、ミドルレンジからハイエンド機においては、同水準の機種とアプリ内で比較することができます。
▼2021年2月1日追記。今さらながらに、公式サイトからアプリケーションファイルをダウンロードしインストールしました。
コメント