Android タブレットがスリープ状態にもかかわらず、1時間に3%もバッテリーを消費する状況が続いており、バッテリー消費への対応のアプリを複数試しています。これらのアプリのなかで、原因解明に大きく前進したアプリが「AccuBaterry」。私の場合、当アプリにより、スリープ時のバッテリー異常消費の要因として、「ディープスリープ」状態になっていないことが判明。「ディープスリープ」にならない状態の根本的な解決には至っていないのですが、今回はバッテリーの状態分析に便利なアプリ「AccuBaterry」の紹介です。
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Android タブ、スリープ時のバッテリー消費が激しすぎる状況と対応したこと(未解決)
AccuBatteryの概要とディープスリープ項目
以下の無料版以外に有料のPro版もありますが、通常の管理・分析であれば無料版でも十分(無料版では一定期間の経過後に広告が表示されるのですが、Pro版はもちろん広告なし)。バッテリー消費の長期の経過管理なら定番のBattery Mix、バッテリーの異常消費などのより詳細な分析なら AccuBatteryが役に立ちます。
▼充電中の項目では、温度、電圧、充電速度などの表示となり、他のバッテリー管理アプリと比較して、それほど多機能ではありません。ただし、画面のレイアウトは洗練されていて、配色も含め見やすい。
▼「充電中」の機能の大きな特徴は、「ディープスリープ」の項目があることに、下のメニュー右にあるとおり「履歴」の表示をできること。
▼ディープスリープとは以下に記載のとおりですが、Dozeモードを搭載するAndroid 6.0以降の端末なら、デフォルトの機能で備わっています。
▲「ディープスリープの%が高いほど、よりバッテリーを節約していることを示しています。この数値が低すぎるときは、アプリのいずれかにシンクロ中ののフリーズが発生していることがあります。スマートフォンを再起動してみてください」とあります。
以降の画像のとおり、私が格闘している、スリープ時の1時間で3%のバッテリーを消費するAndroid タブレットでは、このディープスリープの%が異常なことになっています。
▼実機でのディープスリープの値です。省電力設定が効いている、上の画像のタブレットでは53時間との表示ですが、下の画像は0分の表示。こちらがスリープ時に1時間で3%のバッテリーを消費するタブレット(Chuwi Hi9 Plus)。上の画像のタブレットと同じように省電力設定を行っているものの、全く効いていない状況です。
▲Android スマホ・タブレットともに、複数台で試した結果をみても、通常の場合にはデフォルトの状態でも「ディープスリープ」は効いているのですが、これが全く効いていないとは。これではスリープ時のバッテリー消費が激しいのも納得。
各種設定や、省電力アプリを導入しても全く効果がない状態で、「Google Play開発者サービス」が暗躍していることを疑っているのですが、私のAndroid 8端末では制御できずに、対応方法を模索している状態です。
いづれにしても、「AccuBaterry」により「ディープスリープ」が効いていないことが判明したのみでも大収穫。同様にスリープ時のバッテリー消費が激しい場合には、当アプリでの確認をおすすめします。
▼バッテリーを異常消費している端末は、こちらのChuwi Hi9 Plus。10.8インチの大きな画面は、明るく綺麗な描写であり、本来ならばメインタブレットとして使用したいのですが、バッテリー消費と格闘中です。
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