上の写真は現在レビュー中のAMD Ryzen 5 4500Uを搭載のミニPC「MINISFORUM UM450」のUSB Type-Cからの映像出力先を、iMac 27インチ Mid 2010としたものです。これは、iMacのターゲットディスプレイの機能を利用して実現しています。
ターゲットディスプレイとして機能する iMacは2014以前のモデルに限定され、Macの接続をメインとしたものですが、私が試した限りでは GPU統合型のSoCでは インテル・AMDともに Windows PCからも接続でき機能します。
iMac 27インチ Mid 2010 / Late 2009の場合、iMac側のポートは Mini DPであり、Windows側のUSB Type-CやDPとの相性もよく、また、2.5K 解像度のiMacのため、表示品質もすこぶる良好です。
iMac ターゲットディスプレイ、Windows PCの接続について
Windows 10 PCでの iMac ターゲットディスプレイについては、2020年4月に以下の記事を投稿していますが、接続できること・ターゲットディスプレイが機能することを確認したものです。
GPU統合型のSoCでは何の課題もなく機能しており、今回は AMD Ryzenを搭載する以下の「MINISFORUM UM450」から、映像出力対応のUSB Type-Cポートから iMacに接続していますが、一発で認識し安定動作しています。また、音声は iMacのスピーカーから 特別な設定なしで出力されており良好です。
▲▼映像出力に対応の USB Type-Cを装備するPCでは、Windows PCから iMac 27 Mid 2010への接続は、以下の事例のケーブル1本のみ。上の記事のとおり、M1 MacBook Airにおいても機能しています。なお、Windows PC側が DPあるいは Mini DPを装備する場合には、DP to Mini DP ケーブル、あるいは Mini DP ケーブルで対応できます。
なお、ターゲットディスプレイが機能する iMacは以下に限定となり、iMacの年式・映像出力ポートにより接続するケーブルが異なります。27インチ Late 2009とMid 2010は Mini DPであるため、Windows PCのDPポート / 映像出力対応のUSB Type-Cとの相性はよいです。
- 27インチ Late 2009
- 27インチ Mid 2010
- Mid 2011〜Mid 2014
- ただし、上記のいづれも macOSは High Sierra以前であることが前提
ターゲットディスプレイ接続時のシステム情報
上の写真のAMD Ryzen 5 4500Uを搭載するミニPC「MINISFORUM UM450」のUSB Type-Cから iMacへの映像出力ですが、参考までにWindows側のシステム情報を掲載します。
▼ディスプレイの解像度は iMac 27インチ Mid 2010の 2560 x 1440と正しく認識しています。
▼音声も、しっかりとiMacのスピーカーから出力できています。
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