2020年1月14日にサポート終了となったWindows 7。我が家で唯一のWindows 7 PCを久しぶりに起動してみると、上の画像のとおり「お使いのWindows 7 PCはサポート対象外となっています」との画面がデカデカと表示されています。
同様の状況となり、PCの新規購入を検討している方も多いのではと思います。そこで今回はAmazonで販売の、4万円未満の格安ながらも軽めの作業ならサクサクと動作するPCを集めてみました。
なお、切り口としてはAmazonで販売の製品としていますが、結果としては以下の海外通販サイトのクーポン情報とほぼ同じような展開となってしまいました。ご了承ください。
- 15.6型 Gemini Lake ノートが約250ドル。BMAX、CHUWI製品がさらに安く、Banggoodの春節セール
- Teclast M89 Pro、CHUWI HeroBox、NVISEN Y-MU01など、Banggoodの新春セール情報(1/26 価格情報更新)
ライトユースでサクサクと動作するPCの条件
当サイトではPCの実機レビューを多く掲載していますが、私が複数のPCを操作するなかで、Webサイト閲覧や画像編集、極端に算式やリンク・容量の大きくないExel・Accessが「遅い」と感じることのないPCの条件は以下。
- CPUは、Apollo Lake N3450、Gemini Lake N4100 以上。AtomやApollo Lake N3350は、画像表示や高速タイピングの文字反映が遅延するため、避けたほうが無難。
- メモリは4GBでもよいのですが、できれば8GB。
- ストレージはSSD。eMMCでもよいですが、HDDはダメ。HDDとSSDでは体感速度が大幅に異なります。
- ノートパソコンの場合、ディスプレイは視野角の広いIPSパネル。解像度はFHD
以降で紹介のPCは上記の条件に合致し、かつ4万円未満のPCを抽出しています。この条件では中国製のPCとなります。このため、英語キーボードであることに懸念をいだく方も多いと思いますが、以下で紹介のフリーソフト「Alt-IME」を利用することにより、スペースキー両隣のAltキーで「英数・かな」を切り替えることができ(左Altで英数、右Altでかな)、私の使用感では日本語キーボード以上に快適です。
CHUWI LapBook Pro
以前はメモリ 4GBだったのですが、メモリ 8GBとなり人気沸騰のCHUWI LapBook Pro。14.1インチにメモリ 8GB、SSD 256GBを搭載し、ボディはキーボード面を除き金属製。
上の画像はベゼルを細く見せすぎていますが、左右と上のベゼル幅は狭く、画面占有率 90%を実現しています。
私はLapBook Proの13.3インチ版となる LapBook SEを利用してサイト記事編集を行うことが多いのですが、キーボードのタイピング感が優れているのも大きな特徴。
▼製品の詳細情報はこちら
▼こちらはほぼ同型のTeclast F7 Plus。TeclastのAmazon 価格は海外通販サイトよりも割高であり、直営店が販売するCHUWIの製品がおすすめ。
Jumper Ezbook X4
上の写真は私が所有するEZBook X4ですが、初期のバージョンであり、搭載するCPUとメモリ搭載量が異なります。
Amazonで販売のX4は、CPUがApollo Lake J3455(N3450と同水準)、メモリ 6GB、SSD 128GBとなります。上で紹介のCHUWI LapBook Proと同じ14.1インチですが、価格差は約2,500円。この程度の差なら、CPU、メモリ、ストレージともに優位なLapBook Proがおすすめ。
EZBook X4もスタイリッシュでタイピング感もよい端末ですが、キーボードとキーの印字が同系色となり、印字の視認性がよくないのがデメリット。
▼スペックは異なりますが、外観は私が所有するX4と変わらないため、以下の実機レビューが参考になると思います。
▼Amazonで販売のJumper 製品としては、以下のX3とX7がより人気ですが、X3はCPUが劣り、X7は割高感があるために、Jumper製としてはX4がおすすめ。
BMAX S15
15.6インチ、Gemini Lake N4100、メモリ 8GB、SSD 128GBを搭載し、Amazon価格は32,990円、海外通販サイトのBanggoodでは約27,000円のコスパの高さ。
BMAXの製品は大きなロゴがデザインを損ねていますが、もとは言えば他社のOEM提供であるため、質感はJumperやTeclastの製品と同様です。
このS15の場合には、ボディをプラスチック製とすることにより、さらにコストを下げていますが、Amazonのレビューを参照すると、個体差による不具合らしきものが散見されるのが気がかり。
▼格安機ながらも、ディスプレイはもちろん 視野角の広いIPSパネル。
▼Banggoodでは、クーポンコード「BGJP5770」の利用により 249.99ドル。2/5 午後3時まで
▼製品の詳細記事はこちら
▲私が信頼するTecTabletsより、レビュー動画が公開されています。中国ブランドのイメージ画像にありがちなのですが、実機のベゼル幅はイメージ画像よりも かなり太い。安価なPCであるために、液晶は淡いように感じ、また、プラ製のボディはチープ感あり、タッチパッドが敏感すぎるとのコメントがあります。
15.6インチ N4100ノート(参考表示)
こちらはおすすめできるか微妙なラインであるために参考表示です。15.6インチのIPS パネルに、Gemini Lake N4100、メモリ 8GB、SSD 180GB、さらには Office 2019搭載で約4万円とコスパは高いのですが、気になる点は以下の3つ。
- 天板のWajunのロゴが今一つ。ロゴなしだとスッキリするのですが。
- Amazonのレビューコメントに「ディスプレイの画面が薄くて(薄暗いの意味か?)文字が読めない」との書き込みあり。個体差か、設定上の問題か、原因は不明。
- おそらくはプラスチック製のボディの質感を確認できず。
▼特におすすめはしないものの、参考表示です。なお、同デザインでCPUにCeleron J3160を搭載する製品もありますが、スペックが低いためにおすすめしません。
▼製品の詳細記事はこちら
CHUWI HeroBox
発売直後のCHUWI HeroBoxですが、近々にAmazonのミニPCのカテゴリーでベストセラーとなること間違いなしです。Gemini Laek N4100に、メモリ 8GB、SSD 256GBに、ボディの大半はアルミ製でファンレスにして、Amazonの価格は25,999円。ミニPCとしてはやや大柄となりますが、コスパ度は抜群です。
このHeroBoxは、CPUにAtomを搭載するGBox Proのスペックアップ版となりますが、そのスペックから断然 HeroBoxがおすすめ。詳細は以下の実機レビュー記事を参照ください。
Jumper EZBox i3
4世代前となりますが、第5世代のCore i3-5005Uに、メモリ 8GB、SSD 128GBを搭載する ミニPC「Jumper EZBox i3」。Gemini Lake N4100と比較すると、僅かながらもワンテンポ速く動作し、特にWindows 10 更新後のシステム処理で負荷がかかっている場合に、N4100との相違を感じることができます。CPUファンを搭載する本製品ですが、ファンの音量もほどよく抑えられているようです。
▲▼通常時には41,000円と、記事のタイトルの4万円未満とはいきませんが、つい先ほどまでタイムセールで32,800円で販売していたために、あえて掲載します。
▼製品の詳細記事はこちら
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