PCを展開する中国新興ブランドのうち、私の好きなブランドの一つが「ALLDOCUBE」。古くは他のブランドにはない、「Thinker」など高解像度でハイエンド寄りの製品を販売していました。そのALLDUCUBEから最近リリースされたPCが14.1インチの「i7 Book」。CPUに第6世代のCore i7-6660Uを搭載することにより、普段使いではストレスのないPCとしつつもコストを抑え、さらには高速なPCIe SSDにも対応しています(標準装備のSSDはSATA接続)。
ALLDUCUBE i7 Bookのスペック
Core i7-6660Uを搭載し、PCIe SSDへの換装可能であること以外に、ディスプレイの狭いベゼルやアルミ製ボディなどのスタイリッシュな外観も特徴とする「i7 Book」。そのスペックは以下となります。
CPU | Core i7-6660U |
GPU | Intel Graphics 540 |
メモリ | 8GB DDR4 |
ストレージ | 256GB SATA SSD、PCIe SSDに換装可能 |
ディスプレイ | 14インチ、IPS、解像度 1920 x 1080、画面占有率 90% |
WiFi | 11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB 3.0 x 3、USB Type-C(フル機能)、HDMI |
バッテリー容量 | 4500mAh/11.4v |
サイズ | 32.20 x 21.20 x 1.59 cm、1.35kg |
OS | Windows 10 |
その他 | アルミ製ボディ |
▼i7 Bookが搭載するCore i7-6660UのGeekbench 5のCPUベンチマークスコアです。
上から順に、Core i7-6660U、現在 当記事を編集中の、Core i5-6200Uを搭載するLenovo ThinkPad X1 Carbon 2016、Core i3-8145Uを搭載するBMAX B4 Proのスコア。
▲並べてみると、Core i7-6660Uは同じく第6世代のCore i5-6200Uよりも、第8世代のCore i3-8145Uに近いスコアです。Core i3-8145Uを搭載する、私のBMAX B4 Proの使用感では、オフィスソフトなどの在宅勤務でも心地よいほどにサクサクと動作します。
▼下から2行目に、PCIe SSDをサポート(ユーザーで換装可能)と明記があります。SATA SSDと比較して、劇的に速くはなりませんが、Windows 10の起動や終了、大容量のソフトのインストール時に、SATAより速いことを実感できます。
▼片隅にALLDOCUBEのロゴがあるのみのスッキリとした天板も好印象。
▼このキーの配置は、イメージ画像のミスプリントだろうと思います。Enterキーがあるべき位置にCapsLockがあり、その上の2つのキーの配置もおかしいです。仕様を参照すると、英語キーボードのみとあり、早々にイメージ画像を更新してほしいものです。
▲明確な記載はありませんが、キーボードの左右にスピーカーがあるようです。
外観と機能性
上の画像は実機のようにも思いますが、この場合、左右と上のベゼル幅はかなり狭く、横幅 32.2cmと一般的な14インチノートよりも1cm以上もコンパクトなサイズに貢献しています。
▼放熱効果を高めるため、背面の開口部は大きくなっています。
▼一般的に14インチクラスでは、USBは2つとすることが多いのですが、本製品ではUSB 3.0 x 3にUSB Type-Cと充実しています。
▲サイドの造りを見ると、全面アルミ製の可能性も高いように感じます。少なくともアルミ製を謳っているために、天板と底板はアルミ製。
まとめ
Core i7-6660UにPCIe SSDへのサポート、ディスプレイの狭いベゼル幅にアルミ製ボディとそつなくまとまった「ALLDOCUBE i7 Book」。キーボード のEnterキーのイメージ画像でのミスプリントがイメージを損ねていますが、人気製品となる可能性を秘めています。
また、現在 Banggoodではリリースセールを行っており、当初99個までの価格は 479.99ドルと、中国ブランドのCore i3-5005Uを搭載する14インチノートよりも安価であることも大きなポイント。
▼Amazonも意外と安く販売しているため、Banggoodへのリンクから貼り替えました。
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