CHUWIより意欲的な「AeroBook Pro 15.6」がリリース予定、3月下旬にIndiegogoにてクラウドファンディング開始となっています。
ネーミングのとおり15.6インチのPCですが、ディスプレイは4Kの高解像度、CPUはMacBook Pro 2016モデルと同じ 第6世代のCore i5-6287U。13.3インチのAeroBookの質感の高さと、LapBook Plusの15.6インチ 4K 解像度のよいところを組み合わせた製品です。
私は、LapBook Plusを購入すべきか迷っていたのですが、CPUがエントリーのAtom E3950であったために見送り。このAeroBook Proはスペックが大幅アップとなり、これなら「買い」で間違いなし。
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CHUWI AeroBook Proのスペック
スペックの大きな特徴は、4K 解像度 15.6インチのディスプレイに、第6世代のCore i5 6287Uを搭載していること。MacBook Pro 13インチ 2016モデルにも同CPUが搭載されていました。
最新のCPUではなく旧世代とすることで価格をおさえているいることは、Core m3-6Y30を搭載する13.3インチのAeroBookと同様。私としては、AeroBook よりも、同じく4K 解像度で15.6インチのLapBook Plusの進化版との認識です。
2020年3月5日時点では、サイズ、WiFi、Bluetooth などの一部のスペックは確認できませんが、判明している事項は以下です。
- CPU : Core i5-6287U、2コア 4スレッド
- GPU : Intel Iris Graphics 550
- メモリ : 8GB
- ストレージ : SATA 256GB M.2 SSD、PCIe M.2 の空きスロットあり
- ディスプレイ : 15.6インチ IPS、解像度 3840 x 2160
- ポート類 : USB Type-C、USB 3.0、USB 2.0、Mini HDMI、SDカードスロット
- 重量 : 1.53kg
- 金属製ボディ
▼特徴の一つとなる 15.6インチ 4Kのディスプレイ。15.6インチのFHDではテキストをある程度拡大すると粗さが目につくことがあるだけに、このディスプレイには期待。
▲▼参考までに抽出の、CPUのCore i5-6287UのGeekbench 5のスコアは以下
▲下のスコアは、現在でも中国ブランドのPCで搭載例の多い 第5世代のCore i3-5005Uですが、相応の差があります。Core i3-5005Uにおいても、Webサイト閲覧はもちろんのこと、オフィスソフトなどの業務用途でも十分に快適なのですが、Core i5-6287Uではさらに優位。
しつこいようですが、MacBook Pro 13インチ 2016に搭載のCPUとなり、ミドルレンジとしては期待度大。さらには、Macでの搭載事例があり、M.2 SSDの増設ができるために、私が最近はまりつつある Hakintoshの夢を見ることができるかも。
▼Core i3-5005Uを搭載のPCの事例
▼デフォルトのSSDはSATA接続ですが、PCIeのM.2 SSDスロットが装備されているのが頼もしい。おそらく、第3世代の接続ではなく、第2世代だと思います。第2世代の場合には、体感としてはSATA SSDと大きな差はないのですが、PCIe SSDとSATA SSDの価格差も小さくなってきたため、少しでも速くなるのはよいことです。
▲▼PCIe SSDを増設した、CHUWI MiniBookの事例
外観と機能性
▼テンキー付きのキーボード。私はテンキーなしが好みですが、キーボード面のベゼル幅を狭くすることによるデザイン面ではやむを得ず。
▼ポート類は、USB 3.0、USB 2.0、USB Type-C、Mini HDMI、SD カードスロット。15.6インチとしては標準的。
▲サイドの造り込みから確認できるのは、LapBook Pro、AeroBook、LapBook Plusなどと同じ製造元です。韓国製との噂がありますが、この製造元の製品は高品質で、キーボードのタイピング感もよく、内部のパーツの取付などもしっかりしているのが特徴。以下は同一製造元のLapBook SEの事例です(現在は販売していません)。
クラウドファンディング価格
気になる価格ですが、CHUWIさんからいただいた情報では、3月下旬に開始のIndiegogoの販売価格は599ドル。以下のCHUWI 公式サイトにてメルマガ登録した場合、同クラウドファンディングの早期購入割引は最大 25%オフ。
「最大」とあるため、単純に25%オフの499ドルではないと思いますが、530~550ドルあたりでも魅力的に思います。一般販売ではクラウドファンディング価格よりも高くなるため、私としてはクラウドファンディング価格で突撃したくなりそうです。
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まとめ
15.6インチ 4K 解像度のディスプレイに、Core i5-6287Uを搭載する意欲作のAeroBook Pro 15.6。旧世代のCPUを採用することにより、価格を抑えていることも大きなポイント。AeroBookのクラウドファンディング時には大きく注目され、一般販売後も人気製品となっていましたが、このAeroBook Pro 15.6も同様に人気製品になると思われます。
▼こちらは、文中で引用した AeroBookとLapBook Plusの製品情報です。ボディの造りなど、参考になります。
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