クラウドファンディングで人気を集めた「CHUWI AeroBook Plus」の一般販売が開始となりました。CHUWIの4K 解像度 15.6インチノートとしては、LapBook Plusが販売されていますが、AeroBook PlusはCPUにCore i5-6287U、NVMe 対応のSSDも搭載可能なスペックアップ版の位置づけです。
なお、クラウドファンディング時には、AeroBook Proの製品名でしたが、同名で13.3インチ Core m3-8100Yを搭載する製品が販売されたことにより、AeroBook Plusと製品名が変更されています。
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CHUWI AeroBook Plusのスペック
以下で紹介の、同じく 4K 解像度 15.6インチのLapBook Plusは、CPUがApollo Lake X7-E3950とエントリーであったため、私は4Kに惹かれつつも購入に踏み切れなかったですが、AeroBook PlusはCore i5-6287Uを搭載するうえにPCIe SSDを増設可能なため、スペックに対する懸念はクリア。
Chuwi LapBook Plus、15.6型 4K液晶ノートが正式販売に。CPUはエントリーながらも高解像度の魅力度大
CPU | Core i5-6287U |
GPU | Intel HD Graphics 550 |
メモリ | 8GB DDR4 |
ストレージ | 256GB SATA SSD、NVMe対応 SSDを増設可能(空きスロットあり) |
ディスプレイ | 15.6インチ、IPS、解像度 3840 x 2160 |
WiFi | 11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB Type-C、USB 3.0 x 2、HDMI |
バッテリー容量 | 11.4V/4850mAh |
サイズ(本体) | 36.20 x 24.20 x 1.59 cm、1.7kg |
OS | Windows 10 |
その他 | フルメタル製ボディ、バックライト付きキーボード |
4K 解像度、CPU以外のコメントは以下です。
- CPUのCorei5-6287Uクラスとなると、ストレージはより高速なNVMe 対応のSSDを起動ドライブとして使用したいものです。SATA SSDと比較し大幅に体感レスポンスがアップするものではありませんが、それでもWinodws 10の起動などがより速いことを実感できます。
- 15.6インチで重量は1.7kg。15.6インチとしては重い感覚もありますが、同じくメタル製ボディの「Xiaomi RedmiBook 16(16インチ)」が1.8kgのため、妥当なところでしょうか。
▼引用したXiaomi RedmiBook 16の記事はこちら。
▼NVMe 対応 SSD搭載機の実機レビューは以下の記事を参照。
4K 解像度のディスプレイはいかに
私の4K 解像度の使用経験は以下のマウスコンピューターの13.3インチノート。その他、2.5KのノートPCは2製品所有していますが、きめ細やかな描写は共通するものの、当然ながらも、明るさや色合いは異なります。このため、ここは明るさや色合いなどの総合的な評価が必要。
▼4Kパネルは「明るさや色合いなどの総合的な評価が必要」と記載しましたが、以下のTechTabletsの動画を見る限りは明るさや色合いは良好。また、それ以上に感じたのは薄いボディと、AeroBook、LapBook Pro、私が所有するLapBook SEに共通する(これらは同一製造元です)、ボディや内部の造りのよさ。2分17秒目あたりに、底板を外した内部の構成がありますが、ヒートシンクや固定パーツなど、しっかりとした造りです。
Core i5-6287Uの実力
上記のTechTabletsの動画レビューでは、旧世代のCore i5-6287U(MacBook Pro 13インチ 2016に搭載のCPU)をマイナスポイントの一つとしていますが、旧世代のCPUを使用し価格を下げることがCHUWIの戦略だろうと思います。
▼以下はGeekbench 5のCPUベンチマークスコアにおいて、AeroBook PlusのCore i5-6287U(上)と、中国製PCで搭載例の多いCore i3-5005U(下)と比較したもの。
▲Core i3-5005Uにおいても、Webサイト閲覧はもちろんのこと、オフィスソフトなどの業務用途でも十分に快適なのですが、Core i5-6287Uではさらに優位。
外観と機能
動画レビューを参照しても。また、LapBook Proなどの同一製造元の製品であることを考慮しても、質感高く仕上がっていることは間違いありません。
▼M.2 SSDスロットは2つ。右側の256GBのSATAのほか、NVMe対応のPCIe SSDを増設可能な空きスロットがあり、底板の扉から簡単にアクセスすることができます。
▼これまでのCHUWIの製品のパターンでは、キーボード面はプラスチック製、天板と底板は金属製。CHUWIに共通するシックな色合いは私の好み。
▲テンキー付きのキーボード(私はテンキーなしが好み)ですが、変則的なキー配置はないように見受けられます。また、同一製造元のキーボードは概ねタイピング感が良好なため、AeroBook Plusにも期待。
▼こちらは同一製造元のLapBook SEのキーボードの評価記事。
▼天板のロゴも控えめで好感。
▼フルサイズのHDMI、USB 3.0 x 2、USB Type-Cと拡張性は十分。
▲1.59cmの薄さが際立ち、特にディスプレイ面が薄くなっています。
▼こちらはCHUWIの販促動画。AeroBook Pro 15.6と旧名称が表示されています。
まとめ
私個人としては、クラウドファンディング中に比べると興味が薄れつつあった AeroBook Plusですが、文中の動画レビューを視聴し物欲が再燃しました。CPUは旧世代となりますが、15.6インチ 4K 解像度のパネルとNVMe 対応(増設、換装な脳)の快適性を伴っているため、家族共用のメイン機種としてもほどよい製品です。
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