PCIe SSDを接続可能な安価なミニPCを探していたところ、以前に紹介のVORKE V2 Proのシリーズに続く2製品目となる「ACEPC CK2」があることを確認。ミニPCというよりも、本来的にはベアホーンとなり、メモリ・SSDはユーザーにて取り付けとなります(メモリ、ストレージ付も販売されています)。今回は、この「ACEPC CK2」の基本スペックなどを確認していみます。
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ACEPC CK2のスペック
ミニPCを販売するメーカー・ブランドのなかでも、特に安価な価格設定となっているACEPC。私はApollo LakeのミニPC 「ACEPC AK1」を持っていることもあり、以前からACEPCの製品情報をウォッチしていたのですが、おそらくCK2は新製品。海外サイトを確認してみたのですが、AK1と混同しているサイトもあります。
前述のとおり、基本的にはベアホーンの位置づけの本製品ですが、そのスペックは以下となります。
- CPU: Core i5 7200U
- GPU: Intel HD Graphics 620
- メモリ: DDR4L 2133 MHzをユーザー取り付け。16GBまで対応
- ストレージ: M.2 2280サイズのNVME / SATA III SSDをユーザー取り付け
- WIFI: 802.11 a/b/g/n/ac
- Bluetooth: 4.0
- ポート類: USB 3.0 ✕ 4、USB 3.0 ✕ 2、HDMI、DP、VGA、有線LAN
- System Bit: 64Bit
- サイズ : 14.00 x 14.00 x 4.50 cm、300g
- OS : プレインスールなし、Windows / Linuxに対応
上記はGearBestで販売のモデルであり、AliExpressではCore i5-7200U / Core i7-7500U 、メモリ、SATA SSDを搭載したモデルも販売されています。
▼CK2の特徴は、PCEi SSDを搭載可能なこと、CPUはCore iシリーズとなることですが、ミニPCらしく、ポート類は豊富。USBポートは6個もあります。HDMIポート × 2ではなく、HDMIとDisplayPortの2つを備えていることは珍しい。
▲上部に銅製のヒートシンクと思えるものがありますが、ACEPC AK1から察すると銅調塗装のプラスチック素材。AK1の場合、以下の記事にてプラスチック素材であることを確認しています。
▼こちらにある「Mute heat dissipation desin」が何を表しているのか読み取れず。ファンレスではないと思いますが、静音性をアピールしているのは確かです。
▲▼私の所有するACEPC AK1では、小さなファンが高回転するノイズがやかましかったのですが、CK2のファンノイズはいかがなものか。大きなポイントとなりますが、海外のレビュー記事は現在のところ見つからず。
ACEPC CK2の価格とメモリ・SSDの選択事例
ACEPC CK2の価格ですが、ベアホーンをベースにPCIe SSDを組み合わせた事例と、メモリ ・SATA SSDのセット販売の2パターンで表示しています。よりコスパが高いのは、セット販売モデルとなります。
ベアホーンベースのPCIe SSDの場合
▼GearBestでの2019年2月19日時点の価格は269.99ドル(29,969 円)
▼メモリの相性は確認できませんが、DDR4-2133(PC4-17000) 8GBは6,170円
▼M.2 2280サイズ、PCIe 250GB SSは9,255円
▼こちらは国内の販売店。512GBながらも安価です。
私はSATAのSUNEAST社のSSDを使用していますが、ベンチマークスコアもなかなかの製品です。
OSはLinuxを使用する前提での合計は、本体 29,969 円 + メモリ 6,170円 + SSD 9,255円 = 45,394円。
さらに、Window 10 Home 64bitとする場合には(Amazon)、 約15,000円を加算して合計約6万円となります。
一方、以下で紹介のVORKE V2 Pro (Core i7-8550U、8GB DDR4 RAM、256GB NVME SSD、Ubuntu 16.04)の、2019年2月19日時点の価格は58,734円。 上記の組み合わせ 45,394円のコスパがより高いと言えそうです。
メモリ ・SATA SSDのセット販売
一方、こちらはAliExpressで販売の、メモリ 8GB、SATA SSD 120GBがセットになった、Core i5-7200Uのモデル。同サイトの製品紹介では、Windows 10がプレインストールされているとの記載があります(購入検討時には、念のためにAliExPressに確認したほうが無難)。
2019年2月19日時点の価格は33,409円と、Windows 10がプレインストールされていることを考慮すると、上記のベアホーンよりもお得感があります。
仮に、約1万円を出費し、PCIe SSD 250GBに換装した場合にも、約4,3000円。断然、魅力度が増します。
まとめ
以前から探していた、PCIe SSDを搭載可能なコスパの高いミニPCですが、2019年2月19日時点では、このACEPC CK2がベストとの認識です。
私は、PCIe SSDの端末として、One Mix 2Sを注文済ですが、このACEPC CK2にする選択肢もありましたね(One Mix 2Sの注文時には、その存在に気付かず)。
コメント
この記事で知って、CK2のWin10搭載モデルを注文しました。
Aliexpress初めて使いましたが、2/28に注文→3/8に到着しました。
記載通り、Windows10 Homeがプリインストールされてたため、日本語設定にして使っています。さすがPCIeSSDは爆速で、メインPCとして十分使えますね。3万ちょっとのマシンでこんなに快適に使えるとはコスパ最高です。
いい情報ありがとうございました。
やはりPCIe SSDはいいですね。私もPCIe SSD搭載のミニPCの購入に向けて検討中です。CK2とすべきか、あるいはCK2の記事投稿後に見つけた、Core i7 8750H、PCIe SSD搭載のWin 10 Pro ミニPCが約550ドル。高コスパ・高スペックなEGLOBAL S200のスペックと特徴で記載のEGLOBAL S200とすべきか、価格優先のCK2か、あるいはCPUも含めたレスポンス重視のS200か、どちらにするか迷っています。