私はCPUにApollo Lakeを搭載するミニPC「ACEPC AK1」をテレビをディスプレイとして接続しサブ的に快適に利用していますが、そのACEPCからGemini LakeのミニPC「GK1」が販売されており、2018年7月26日時点のGemini Lake最安の159.99ドル(18,303円、GearBesst)となっています。
ストレージは32GBと少なく、mSSAのSSDを接続することが前提となりますが、ボディの構成は以下のAK1の実機レビュー記事とほぼ同じ、SSDに換装していることから、以下の記事が参考になるのではと思います。
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ACEPC GK1のスペック、特徴
Gemini Lakeを搭載すること以外の特徴は、他の多くのミニPCと同様に、SSDと2.5インチのHDDを増設できるなど、小さなボディで拡張性が高い点にあります。
本来ですと、ここは他のGemini LakeのミニPCとのスペック比較をするところですが、あえて以下の記事でレビューしている「ACEPC AK1」との比較です。
イメージ画像を見る限り、冒頭に記載のとおりボディの構成・サイズ、インターフェースともに概ねACEPC AK1と同様となっています。ボディの構成などは後述しますが、スペック上の特記事項は以下。
- CPUはCeleron N4100ではなくJ4105。「Beelink Gemini X45、約210ドルのGemini Lake,メモリ4GB,SSD搭載のWin 10 ミニPCのスペックと特徴」にて記載しましたが、ベンチマーク上ではJ4105はN4100より僅かながらに上のスコア。ほぼ互角と言えるでしょう。
- 留意すべき事項としては、ストレージの容量が32GBと少なく、Windowsの大型アップデートの際には容量不足となる可能性が高いこと。ここは5,000円程度出費して120GBクラスのSSDへの換装は必須です。
- スペック上ではわからないのですが、イメージ画像を見る限りはAK1と同じCPUファンを搭載していると思われます。であれば、高負荷時にはファン音がやや耳障りに感じることも。
- 肝心なレスポンスは、Gemini Lakeを搭載する以下のミニPCのレビュー記事のとおり、負荷のかかるゲームなどを行わない限りでは、サクサクと稼働しメインPCとしても十分に使用できます。
▼M.2 SSDとの比較ではやや安価なmSATA SSD。eMMCが32GBと少ないことから、SSDの増設(起動ドライブ化)は必須です。
▼ACEPC AK1の写真ですが、中央やや下に増設したmSATA SSDがあります。
▼こちらはGK1のイメージ画像。上のAK1と同じCPUファンのように思われます。とすると、ファンはやや耳障り。なお、左の画像下にmSATAのスロットがあり、SSDを増設できます。
▼こちらもAK1に2.5インチのHDDを増設した写真。GK1も同様に2.5インチ HDD/SSDを増設可能です(ただし、USB接続)
▼こちらはAK1ですが、稼働時には周囲が青く、スリープ時には赤く店頭するギミックはGK1も同様
まとめ
2018年7月26日時点では最安となるGemini LakeのミニPC「ACEPC GK1」。ストレージ容量が32GBと少なくSSDの増設(換装。120GBクラスで5,000円ほど)は必須となりますが、通常使用のレスポンスはサクサクなGemini Lake機。Apollo Lake機と大きく体感できるほどのレスポンス差はないのですが、僅かなレスポンス差の積み重ねが大きな差になるようなイメージです。
ミニPCに関してはApollo Lake機と価格差はなく、現時点でミニPCを購入するならGemini Lake機。SSDが手元にある、あるいは5,000円の出費をよしとするならACEPC AK1も候補となるでしょう。
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