Gemini Lake N4100を搭載するミニPC「Alfawise T1」をメインPC並に運用しているのですが、当初はApollo Lake機と大きなレスポンスの差を感じなかったものの、使い込むにつれ、画像編集などのひとつひとつの小さなレスポンスの相違の積み重ねが、快適な操作感につながっている感覚です。
ただし、この「Alfawise T1」はメモリ 4GB。メモリ 6GB搭載のGemini Lake機を望む方も多いかと思いますが、今回はメモリ 6GB搭載のバージョンも選択できるミニPC「Beelink Gemini X45」の紹介です。
Beelink Gemini X45のスペック、特徴
以下は、メモリ 6GB機のスペックですが、メモリ 4GB・ストレージ 64GBのバージョンも選択できます。
2018年7月25日時点の価格は、メモリ 6GB / ストレージ 128GB(mSATA SSD)版が209.99ドル、メモリ 4GB / ストレージ 64GB(eMMC)版が192.28ドルです。
- CPU: Intel Gemini Lake J4105
- メモリ: DDR4 6GB
- GPU: Intel HD Graphics 600
- ストレージ:mSATA SSD 128GB
- WIFI: 802.11 b/g/n/ac
- ポート類: HDMI × 2、USB 3.0 × 4、有線LAN、2.5インチ SATA
- サイズ: 19.45 x 12.25 x 5.50 cm、308g
- 付属品: HDMIケーブル × 2、Wall Bracket、電源ケーブル
上記スペックへのコメントは以下です。
- CPUはCeleron N4100ではなくCeleron J4105。海外サイトを参照すると、ベースクロックが1.1 GHzのN4100に対しJ4105は1.5 GHzと、ベンチマークもJ4105が僅かにリード。
- Celeron J4105の製品としては、国内のAmazonでの販売しているマザーボード(ASRock Mini ITXマザーボード J4105-ITX)があります。このJ4105チップセット搭載のファンレスマザーボードの価格は10,850円。このマザーボードにメモリ・SSDを追加することを考慮すると、Beelink Gemini X45のコスパ度を推し量ることができます。
- ストレージはM.2 SSDではなくmSATA。私は後段のリンク先記事のとおり、他のミニPCにmSATAのSSDを増設していますが、M.2 SSDと何ら変わるものではありません。
- 同等水準となるGemini Lake Celeron N4100のレスポンスは、負荷のかかるゲームでもしない限りは、Webサイト閲覧、数MBレベルの画像編集、オフィスソフトの操作などはサクサクこなします。2016年あたりに主流であった Atom Z8350と比較すると、かなりのサクサクさを体感できます。
▼mSATA SSDを増設したミニPC「ACEPC AK1」
▼Gemini Lake N4100搭載機のレビュー
▼組み込まれた、あるいは換装可能なSSDはM.2ではなくmSATA接続。価格的にはM.2よりやや安価ですが、性能はほぼ同じ。他のミニPCと同様に、2.5インチ HDDも接続できます。ただし、おそらくはUSB接続のはず(未確認ですが、他のミニPCから類推)
▼USB 2.0はなく、USB 3.0×4とはやや珍しいかも。
▼ファンレスか否か確認できないのですが、イメージをみるとファン付きと思われます。この風切り音がどの程度か気になります。
まとめ
多くのGemini Lake搭載のミニPC(ノートPCも含む)は、DDR4メモリの価格からメモリ4GB搭載機が多いのですが、メモリ6GB搭載も選択できるBeelink Gemini X45。mSATA接続のSSD 128GBを搭載しつつも209.99ドルとはコスパもかなり高いもの。負荷の高いゲームなどを行わないのであれば、メインPCとしても十分に使用することができます。
▼メモリ 6GB搭載のGemini X45 Premiumの実機レビューです。
▼GearBestの価格情報
Beelink Gemini X45 Premium Mini PC
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