TeclastからリリースされたP80X。8インチ Android 9.0搭載のタブレットですが、約8千円と安価にもかかわらず、AnTuTu ベンチマーク v7のスコアは約7万となり普段使いでは十分なレスポンス。さらには、LTE対応であることも大きな特徴。今回はこのTeclast P80Xのスペックと特徴を記載します。
Teclast P80Xのスペック特徴
Teclast P80Xのスペックは以下となります。
- CPU : UNISOC SC9863A、Octa Core、最大 1.6GHz
- GPU : IMG-8322/650 MHz
- メモリ : 2GB
- ストレージ : 16GB
- ディスプレイ : 8インチ、IPS、解像度 1280 x 800
- カメラ : フロント 30万画素、リア 200万画素
- WiFi : 11b/g/n
- Bluetooth : 4.1
- LTE対応バンド : FDD-LTE:B1,B3 TD-LTE:B39,B40,B38,B41
- バッテリー : 4200mAh、micro USB
- OTG / GPS サポート
- OS : Android 9.0
- サイズ : 208 x 124 x 9.8mm、315g
約8千円のタブレットしては奮闘している箇所を黄色網掛け、コストカットしている箇所をピンク網掛けしています。
LTE対応であることは、対応バンドの狭さと技適を通過していないことにより、おまけ程度と認識した方が無難。また、カメラも低画素ですが、中国製のタブレットの場合、高画素・高スペックであっても画質やオートフォーカスなどがスペックどおりでないことも多いため、逆に割り切ったほどに低画素としたことは新鮮。
なお、同じくSC9863Aを搭載するTeclast P10Sも同様ですが、メモリは2GBと心もとなく、3GBあるとよりよかったのですが。
さて、私が認識するP80Xの最大のメリットは、約8千円の価格にして AnTuTuベンチマーク v7のスコアが約7万であること。ゲームなどの負荷のかかるアプリ以外との前提ですが、このスコアでは上位機と比較しなければ、遅さを感じることなく普通に動作します。
▼Teclastの製品紹介としては珍しく、AnTuTuベンチマークのスコアを掲載しています。約8千円のタブレットでこのスコアを叩き出すのは、CPUのUNISOC SC9863Aの恩恵。
これまでのTeclastの8インチタブレットのエントリー機は、P80Xと同価格帯のP80 Proでしたが、P80 Proよりもコスパ度は完全に優位です。
▼こちらはTeclast P80 Proの実機レビュー
▼こちらは、P80Xと同じく、AnTuTuベンチマークのスコアが約7万のUMIDIGI A5 Proの実機レビュー。
Teclast P80Xの外観と機能
▲▼ 私の見落としかもしれませんが、Teclastのタブレットとしては珍しく「背面はメタル製」との記載がありません。安価なエントリー機でもアルミ製の背面とすることの多いTeclastですが、本機はプラスチック製の可能性もあります。
▲▼安価ながらもLTE対応、GPSもしっかりサポート。
まとめ
CPUにUNISOC SC9863Aを搭載し価格を抑えた 10インチのP10Sと8インチのP80X。双方ともにコスパ度のかなり高い端末となり、P80Xの場合には従来のエントリー機であるP80 Proに取って代わることは確実。惜しいのはメモリが2GBであることですが、約8千円での販売となると納得。
▼2021年3月21日時点のBanggoodでの価格は、クーポン「BGJP0488」の利用により 74.99ドル、3/31まで有効
▼Amazonでも販売されていますが、かなりの価格差があります。
▼同時期にリリースされた、こちらのタブレットにも注目。
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