MINISFORUMより、CPUに6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 5625Uを搭載するミニPC「UM560」がリリースされました。2スロットのメモリ、ストレージはM.2 PCIe SSDを標準装備、2.5インチ SATA HDD / SSDを増設可能であり、メモリとSSDなしのベアボーンも選択することができます。
なお、3つのUSB Type-Cポートのうち、うち一つは給電にも対応しており、モニターの電源がUSB Type-Cの場合、モニターからUM560へ電源供給することができます。
MINSFORUM UM 560のスペック
6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 5625Uを搭載することも大きな特徴ですが、軽量で小型の65W GaN 電源アダプターと、縦置き時に便利なスタンドも付属しています。
CPU | AMD Ryzen 5 5625U、6コア12スレッド、最大 4.3GHz |
GPU | Radeon Graphics |
メモリ | 8GB or 16GB、最大 64GBまで増設可能 |
ストレージ | M.2 2280 512GB or 256GB PCle SSD、2.5インチ SSD / HDDを増設可能 |
WiFi | デュアルバンド対応(詳細情報なし) |
Bluetooth | 搭載(詳細情報なし) |
ポート類 | HDMI x 2、USB Type-C x 3(Alt モード、データ専用、映像出力対応)、USB A 3.2 x 2、USB A 2.0 x 2、有線LAN |
サイズ | 127 × 128 × 47mm、635g |
OS | Windows 11 Pro |
その他 | 65W GaN 電源アダプター |
AMD Ryzen 5 5625U vs Intel Core i5-1155G7
▲Ryzen 5 5625Uのベンチスコアは多く出回っていないのですが、上の記事によると Geekbench 5 CPU ベンチマークのスコアは「シングルコア 1429、マルチコア 6344」。シングルコアのスコアは Core i5-1155G7相当となり、ミニPCとしてはハイエンドの範疇です。
▲▼USB ポートは電源のType-Cを含めると 合計 7個と豊富。3つのUSB Type-Cのうち、前面の一つは映像出力に対応し、背面の電源兼用のポートは以下のAlt モードに対応しています。
- Alt モードは、USB-Cポートで、直接ディスプレイやモニターに接続することができる。
- モニターがUSB PD(USB 電力供給)に対応している場合、このポートを使ってモニターにビデオ信号を転送すると同時にパソコンに給電することができる。
▲▼USB PD (電力供給)に対応しているモニターはそれほど多くないものの、私が使用の以下の製品では、USB Type-Cケーブルの1本で、映像出力とUM560の電源供給にも対応している、と理解しています。
▼MINISFORUMの他のミニPCと同様に、しっかりとしたヒートシンクが備わっており、2.5インチ SATA HDD / SSDを増設することができます。
▲▼MINISFORUMのミドルレンジのミニPCは、スチール製・樹脂製のボディも多いのですが、UM560はアルミ製となり、デザインも従来製品から刷新。シックで質感高そうなスタンドも付属しています。MINISFORUMのロゴ周りのデザインもよいですね。
価格情報
メモリ 8GB、PCIe SSD 256GB版は 55,590円、ベアボーンは 45,590円。6月1日時点では予約販売中、出荷は7月末予定です。ベアボーンとの価格差 1万円で メモリ・SSD・Windows 11 Proとのセットであり、ベアボーンよりもセット品のコスパが優れているように思います。
▼国内通販においても販売されていました。8月15日時点では、MINISFORUM 公式ストアが多少 割安です。
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