久しぶりに起動してみた MacBook Air 11 Mid 2011のBoot CampによるWindows 10ですが、やはりかなりの熱を持ち、通常使用には耐えられない状況です。2018年の冬にも同様の記事を投稿しましたが、今回は2019年夏の状況について記載します。
なお、今回もCPU温度が100度をかるく突破しましたが、具体的な解決策を提示するものではなく、「MacBook Air 11 Mid 2011のBOOT CampによるWindows 10の運用は、その発熱のために困難」とするものです。
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Windows 10での発熱の状況
Boot CampでのWindows 10の起動直後が特にすさまじいCPU温度となり、起動直後に100度越えです。
▼こちらがWindows 10の起動直後にフリーソフトのHWiNFO(HWiNFO、Win 10のデバイス詳細情報やCPU温度など、導入必須のフリーソフトの概要。投稿数15,000越えのフォーラムも充実)で計測のCPUまわりの温度。全てが真っ赤(赤く表示される条件は未確認だが、おそらくは90度以上)となり、7°などの一桁の温度は100度越えを表しています。
▼1時間ほど使用中もCPU温度は極端に下がることなく、90度台をキープ。タスクマネージャーをみても、それほどCPUに負荷がかかっていない状況にもかかわらず、です。
その他、体感的なCPU・パソコン全体の温度は以下となります。
- Mac全体が熱を帯びているのですが、特にキーボード面の上半分が熱く、特に上の両端(特に左端)は触るのも嫌になるほどに熱い。
- CPUが100度近くにもなると、キーボード面から熱気が上に放出されているのも感じ、私自身も汗をかいてきます。
- 熱とは関係ないかもしれないものの、Google Chromeの縦スクロール時に、macOSでは感じない、ディスプレイの明暗のちらつきも感じます。
▼特に熱くなるキーボード面の左側はCPUファンがない部分。熱を逃がしきれずにキーボード面に伝わっているのでしょう。
▲▼上の画像はMBA 11のマザーボードの交換記事より再掲。
結論、MBA 11 Mid 2011のBoot Campの運用は困難
以下の記事のとおり、macOSでもCPU温度が90度台になることもありますが、Windows 10では起動の都度 例外なく100度に達します。
100度にもなると、キーボード面への熱の伝わり方・体感も半端ないため、やはり MacBook Air 11 Mid 2011のBoot CampによるWindows 10の運用は困難。100度ではCPUコアよりも半田クラックが心配になります。とあるMacの修理業者によると、「MBAをWindows 10で運用した場合、より半田クラックとなる確率か高い」と聞いたことがあるのですが、それも納得。
古いMBAをWindows 10での運用を検討している方は、CPU温度に留意する必要があり、本音では止めたほうが無難かと思います。以下のCPUグリスを使用しても、まさに「焼け石に水」的なことになろうかと思われます。
▼こちらは、Macの仮想環境でWindows 10を操作するものですが、意外なほどに快適に動作します。Boot CampでインストールしたWindows 10を利用するものですが、Boot Campと異なり、発熱・CPUファンの音量への懸念なしです。
▲▼上記の仮想環境はパラレル社のオールインワンソフトで稼働するもの。参照サイトは以下です。
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