Apple M1チップのMacBook Air、実機ベンチマークスコアと短時間利用の使用感。ライトユースでも体感できる快適なレスポンス | Win And I net

Apple M1チップのMacBook Air、実機ベンチマークスコアと短時間利用の使用感。ライトユースでも体感できる快適なレスポンス

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インテル製チップを大きく上回るレスポンスで高コスパなApple M1 チップのMacBook Air。最小構成のメモリ 8GB、SSD 256GB版を注文し、予定通りの期日に受領しましたので、まずはベンチマークスコアと短時間利用での体感レスポンスと使用感を記載します。

現在のところは、ライトユースでの使用となりますが、前評判どおりのベンチマークスコアと体感レスポンスであり、ディスプレイの明るさ・鮮やかさ、タイピングともに快適。どちらかと言えば Windows使いの私ですが、記事編集・在宅勤務ともにメイン利用の機種に決定です。

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実機から抽出のシステム情報

購入した Apple M1チップのMacBook Airは以下の最小構成ですが(色はスチールグレイ)、実機から抽出のシステム情報を掲載します。

SoC Apple M1
メモリ 8GB
ストレージ 256GB
ディスプレイ 13.3インチ、解像度 2,560 x 1,600
WiFi 11a/b/g/n/ac、WiFI 6対応
Bluetooth 5.0
ポート類 Thunderbolt 3(最大40Gb/s)、USB 3.1 Gen 2(最大10Gb/s)
バッテリー容量 49.9Whリチウムポリマーバッテリー、最大18時間駆動
サイズ(本体) 30.41 x 21.2 x 10.41~1.61 cm、1.29kg
OS macOS Big Sur

 

以下の3つの画像は「このMacについて」から抽出の情報です。

 

▼もちろん、チップは「Apple M1」とあります。

 

▼ディスプレイは解像度 2560 x 1600。私は2.5K 解像度のPCとしては、他に12.5インチ、13.3インチ、15.6インチのWindows PCを所有していますが、前者2つと同様に、テキスト表示の粗さは全く目立ちません。一方でFinderなどのアイコンやテキストの表示はやや小さいため、老眼の私にはサイズを調整しないと辛いです。

 

▼SSDの情報。SSDの機種名は「APPLE SSD AP0256Q」とあり、NVMe対応のSSDです。

 

▼GPU / ディスプレイの項目に搭載の、Apple M1チップの情報。公式サイトの情報どおりにコアの総数は7とあります。

 

▼Geekbench 5のシステム情報。OSはmacOS 11.0.1、モデル名は MacBook Air Late 2020

ベンチマーク

購入前に国内外サイトでベンチマークスコアを確認していましたが、概ね同様のベンチマークスコア。手元にあるインテル製チップ・CPUの最も高スペックなWindows 10 PCは、「CPUにCore i5 9500F、GPUにGeforce GTX1050 Ti」を搭載するものですが、ベンチマークスコアは大きな差をつけ MacBook Airが優位。体感レスポンスもよりキビキビとしたものです。

 

▼Geekbench 5のCPU ベンチマーク(上)とOpenCL(下)のスコア

 

▼こちらは、私が所有する、あるいは参考情報とした主だったインテル製・AMD製のチップのGeekbench 5のスコアを簡易的に比較したもの(リンク先は搭載するPCの実機レビュー記事)。Apple M1 チップは特にシングルコアのスコアが圧倒的。

CPU (GPU) シングルコア マルチコア
Apple M1、MacBook Air Late 2020 1723 7495
Core i9-9900K 1325 8696
Ryzen 7 4700U 1127 5015
Ryzen 5 4500U 1160 4911
Core i7-10510U 1134 3238
Core i5 9500F、Geforce GTX1050 Ti 1216 5361
Core i7-8565U、Intel UHD Graphics 620 1056 2765
Core i3-8145U、Intel HD Graphics 620 926 1843
Core i3-1005G1、Intel UHD Graphics 1136 2523

 

▼CINEBENCH R23のスコア。

M1チップに最適化されていないのか、ベンチを何度も繰り返していたため、計測中(画像でもRunningとなっている)のグラフを搭載したものとなり参考情報です。シングルコアではCore i7-1165G7に僅かに及ばずですが、スコアはさすが。

 

▼こちらはSSDのベンチマークスコア。

Windows向けのCrystalDiskMarkのデザインに似た「AmorphousDsikMark」での計測です。Apple 公式サイトには、SSD ベンチマークの指標の記載がないのですが、リード 3000 MB/s超え、ライト 2000 MB/s超えで安心。RND4Kのリード・ライトのスコアが控えめな感覚もあります。

 

▲▼こちらは参考情報の以下の実機レビューで掲載の、シリコンパワー製のNVMe SSDのスコア。

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▼こちらは、一般的にはメモリ消費の激しいGoogle Chromeを使用時のメモリ消費量。M1チップ向けのChromeをインストール、タブを10個開き、アクティビティモニタ以外のアプリを起動していない状態です。

通常のChromeよりもメモリ消費は少ないようにも思いますが Windows 10 PCやIntel Macと同様にChromeでのメモリ消費は激しく、このメモリ使用量(スワップ使用領域が935MBとあります。使用領域を言葉どおりに受け取ってよいか否かは未確認)を見ると余裕があれば、16GBがよかったかも。

 

▼私のWiFI環境(Nuro 光)での参考情報にすぎないのですが、回線速度は他のMac / Windows 10 PCと同水準。

短時間利用の体感レスポンス、使用感

現時点では、初期設定、少数のアプリのインストール、ベンチマーク計測、Webブラウジング、当記事の編集、画像編集を行っているにすぎないのですが、短時間利用の体感レスポンス、使用感を記載します。なお、ディスプレイや使用感の詳細、バッテリー消費については、もう少し使い込んだ後に別記事とします。

 

  • Finderやその他の設定画面の切替のみでも、第8世代のインテル製チップを搭載するMacよりもキビキビと動作します。
  • 画像編集時に、私はバナー工房サイトを多用するのですが、Core i5 9500Fと比較しても より一層機敏に動作します。画像の切り取り・圧縮などの設定を切り替える際に、他のCPUでは画面表示の切替などを目で追えるのですが、M1チップでは目で追えないほどに一瞬で終わる感覚。
  • これほどの高レスポンスでファンレスであることは、やはりよいものです。ボディに熱を感じることも、現在のところはありません。
  • 金属製のボディは剛性が高い一方で、1.29kgとやや重いためにずっしり感があります。都内のスタバなどで、インテル製チップのMacBook Airを頻繁に見かけますが、私としては長時間通勤で(片道  約2時間)携帯するにはやや辛い重さかも。
  • 浅いストロークのキーボードで、タイピングを始めた数分間は多少の違和感がありましたが、すぐに慣れました。タイピングの快適さは私がイチオシのThinkPadと同水準ですが、MacBook Airは浅いストロークのため、長時間の使用ではThinkPadよりも疲労感がより少ないような感覚もあります(今後、じっくりと確認します)。
  • キーボードのキーへの油脂の付着は一般的なPCと変わらず。現在、約5,000字程度をタイピングした程度ですが、早くもスペースキーや英数・かなキーに油脂が付着しています。
  • 指紋認証は所有するWindows 10 PCの認証よりも快速(Windows 10 PCも速いのですが、それ以上)。
  • 2.5K 解像度のディスプレイの明るさ・きめ細やかさは、所有する他の同解像度のWindows 10 PCと同様に、明るく綺麗できめ細やかなもの。グレアパネルですが、周囲の物の映り込みは少なめ。
  • 特にブラックを背景としたサイトなどの見え方は、他の一般的なディスプレイよりも鮮やか。

まとめ

Apple M1 チップのMacBook Airを受領した直後ですが、取り急ぎ 実機のシステム情報、ベンチマークスコア、数時間利用での体感レスポンス・使用感を記載しました。スペックとレスポンスに惹かれて、衝動買いに近いのですが、私としては、レスポンス・ディスプレイ・キーボードの快適さ、ファンレスの静音性ともに購入して後悔なしの逸品です。

私の会社での在宅勤務では、各自所有のPCでの仮想環境での使用となるのですが、Macも対象となっているため、在宅勤務でのメイン機種としても使用する予定です。仮想環境ではPCのスペックも大きく影響するため、在宅勤務でどれほど快適に使用できるものか楽しみです。

 

▼MacBook Airの販売サイトはこちら。

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Apple 公式

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