KOSPET Prime 実機レビュー、外観・ハード編。4コアで快適動作だが、ソフト側の調整が必要 | Win And I net

KOSPET Prime 実機レビュー、外観・ハード編。4コアで快適動作だが、ソフト側の調整が必要

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4コアのCPUにメモリ 3GB、Android 7.1に1260mAhの大容量バッテリーを搭載するスマートウォッチ 「KOSPET Prime」。スペックの魅力に惹かれて購入しましたので、外観・ハードについて簡易的にレビューします。

簡易的にというのは現在のところ、ソフト的な面で設定中。ハード的にはよい製品ですが、スマホアプリのWiiWatch 2の出来がよくなく、代替となるアプリも含めて模索中です。このため、全般的なレビュー記事投稿には時間を要するため、まずは外観・ハード面について記載します。

 

2020年1月21日 追記。KOSPET Primeをいじっているうちに、かなり楽しくなってきました。バッテリーは持ちませんが、Watch Faceをダウンロードして変更してみたり、ランチャーアプリでスマホ同様の画面にしたりと、日々対応中です。追って記事にします。

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KOSPET Primeのスペック

先行記事「KOSPET Prime、1260mAh 大容量バッテリー、顔認証対応のスマートウォッチがリリース。4コア、RAM 3GBでスマホ並みのスペックも魅力」より、スペックのみを抜粋しました。

  • OS : Android 7.1.1
  • サポートデバイス : iOS 9.0以上、Android 5.1以上
  • タッチモード : フルタッチスクリーン
  • CPU : MTK6739 1.25GHz
  • RAM: 3GB
  • ROM: 32GB
  • カメラ : フロント 2百万画素、サイド 8百万画素
  • バッテリー : 1260mAh
  • Waterproof : IP67
  • ディスプレイ : 1.6インチ、TFT、IPS、解像度 400 x 400354PPI
  • LTE 対応バンド : TDD LTE: B38, B39, B40, B41,   FDD LTE:B1, B2, B3, B5, B7, B8, B12), B17, B20
  • 対応 SIM : nano SIM
  • WiFi : 11 a/b/g/n
  • Bluetooth : 4.0

 

特徴としては、エントリークラスのスマホ並みのスペックに、Androidに対応すべく 1260mAhの大容量のバッテリー、フェイスアンロックと見どころ満載のスマートウォッチです。

 

▼ウォッチ部分の横幅は50.8mm、縦幅は60.2mm、厚みは17.5mmとかなり巨大です。購入を検討する場合には、このサイズ感を意識する必要があります。

 

最初に記載しますが、製品受領後の1週間の使用で明らかなことは、バッテリー持ちや、 SNSの通知機能など、スマートウォッチ本来の機能、購入後にすぐに使えるスマートウォッチとしては、以下のAmazfit GTRが断然おすすめ。KOSPET Primeはガジェット好きの方の2台目以降で、ピュアなAndroidを搭載するスマートウォッチを弄りたい方向けです。

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外観、Amazfit GTRとの比較

上の写真により、スクリーンの鮮やかさが感じ取れると思います。以降の写真は、映り込みを防ぐために斜めから撮影したものが多いのですが、実機のスクリーンの色合いは上の写真が近いです(上の写真では、実機より多少鮮やかに写っています)。

 

▼内箱の撮影は割愛しましたが、頑丈な豪華な造りの内箱です。日本語対応していない簡易的な説明書が付属します。

 

▼付属品一式。充電のアダプターのほかに、スクリーンフィルム(ガラスではない)、裏側のSIMカードスロットにアクセスするためのドライバー、ネジが小さく紛失しやすいために2本のネジが付属しています。なお、スクリーンフィルムは予め貼り付けられており、写真のものは予備です。

 

▼質感がわかるように拡大。ベゼルに多少汚れが付着していますが、その質感は Amazfit GTR並みに高いもの。

 

▼こちらは別途購入した、合皮のブラウンのバンドを装着して撮影。

▲右側にフェイスアンロック用のフロントカメラとサイドカメラがあります。カメラの出来については別記事としますが、サイドカメラはメモ書きの代替程度と認識すべき。スマートウォッチで8百万画素を搭載することは立派ですが、オートフォーカスの速度など、スマホ並みとはいきません。

 

▼マグネット脱着式の充電用アダプターと背面。背面の中央右に小さなプラスネジがありますが、これを外して、SIMカードスロットにアクセスします。

 

▼充電用アダプターを装着。アダプター装着時の実測は27mm、かなりの厚さになります。

 

▼現在のところはSIMを試していませんが、SIM カードスロットを拡大表示。

 

▼Amazfit GTR 47mmと並べて表示。Amazfit GTRも人によってはかなり大きいと感じるサイズですが、それよりもはるかに大きい KOSPET Prime。私は大きいことを覚悟のうえで購入したのですが、私的には腕を露出する季節に装着して本来の仕事(普通のサラリーマン)を行うのは無理です。

 

▼写真のWatch部分の色合いは実機よりも鮮やかさに欠けています。Amazfit GTRが自然な鮮やかな色合いであるのに対して、KOSPET PRIMEは角度によっては、黄色がかったとも、青味があると言える色合いです(表現が真逆ですが)。

1週間利用のソフト面での雑感

そのサイズ感はさておき、高い質感とサクサク動作のハード面ではよい出来のKOSPET Primeですが、ソフト面の調整が難航中。難航しているのは、スマホとのBluetooth 連携でのSNSの通知。ピュアなAndroidを搭載のため、各種通知は本体のみで対応すればよいのですが、そちらも調整中。

WiiWatch 2

WiiWatch 2
開発元:Nenghui Huang
無料
posted withアプリーチ

 

設定やスマホとのBluetoothによる連携は、上記のWiiWatch 2により行うのですが、WiiWatch 2・本体も含めて調整・対応が必要な事項は以下です。また、バッテリー消費など、本体のハードに関連する事項も含みます。

  1. スマホとBluetooth連携によるSNSの通知が、スマホの通知とタイムリーではない。通知されない、まとめて通知、同じ通知を複数回受領、かなり遅れて通知(極端な事例では昨日のもの)など、不可解な現象が多々あり。
  2. 上記の「通知されない」と関連して、特に iPhoneではスマホとBluetoothの接続が切れることが多い。
  3. 本体のソフトキーボードで、端にあるテキストの反応に難あり。端以外のキーのタッチは想像以上の適切にできるのですが、端のキーをタッチすると近辺のキーが反応する。
  4. Google Play アプリやブラウザも同様に、円型のスクリーンのため、端にあるアイコンなどが隠れてしまい、あるいは上記と同様にアイコンやリンクはあるものの、タッチしても反応しないことが多い。
  5. 1260mAhのスマートウォッチとしては大容量のバッテリーですが、Androidで稼働するにはやはり厳しい。デフォルトの設定では、ほとんど待機状態で約2日のバッテリー持ち。画面を弄っていると目に見えてバッテリーを消費します。

 

▼タイムリーなSNS連携のため、現在試しているのが以下の組み合わせ。スマホにWatch Droid Phone、KOSPET PrimeにWatch Droid Phone Assistantをインストールして検証中。

Watch Droid Phone

Watch Droid Phone
開発元:Lumatic Software
無料
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Watch Droid Assistant

Watch Droid Assistant
開発元:Lumatic Software
無料
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▼こちらはデフォルトでのSNSの通知(スマホとのBluetooth 連携)。見やすいのですが、タイムリーに通知されない、まとめて通知されるなどの課題あり。

 

▼ソフトキーボードの画面。端にあるキーの反応に難があり、例えば、右下の実行キーをタッチすると上にある「m」キーが反応することが多い。ただし、スマホにてWiiWatch 2による補助入力にも対応しています。

▲私はGoogle PlayアプリをWebのapkpureサイト経由で導入しています。

 

▼こちらはAndroid スマホでの「設定」にあたるメニュー。WiFiや言語の設定、アプリのアンインストールなどのAndoridの基本機能はスマホと変わりません。

 

▼WiiWatch 2 アプリの補助入力画面、本体の全てのアプリ・画面に対応していないようですが、本体での入力に替えて、スマホでの入力にも対応しています。スマホでの入力後、数秒で本体に反映します。

 

▼こちらはAndroidスマホのWiiWatch 2の設定画面。設定項目が少なく、また、下の2つの「ダイヤル(Watch Face)ダウンロード」と「ファイルを送信」の項目は、iPhoneのアプリにはなく、iPhoneとの連携では利便性がさらに少なくなります。

▲AndoridのWiiWatch 2では、「ファイルの送信」が便利。Android スマホにて、アプリケーションファイルをapkpure サイトなどからダウンロードし、KOSPET Primeへ送信することにより、インストールすることができます。

まとめ

4コア、メモリ 3GB、1260mAhのバッテリーを搭載し、LTE対応・Android 7.1で稼働する「KOSPET Prime」。ソフト側を調整中のため、外観とハードをメインとした簡易的なレビューでした。1週間利用した範囲では、バッテリー持ちやソフト側の調整事項が多いことから、本来のスマートウォッチとしての使用なら、Amazfit GTRをおすすめ。

私のようにAmazfit GTRなどのスマートウォッチをメイン利用し、フル Andoridで稼働する製品を弄ることを目的とするなら、ハイスペックな「KOSPET Prime」が筆頭候補となります。

 

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▼こちらはKOSPET Prime SE。CPUとバッテリー容量はそのままに、メモリを3GBから1GBに、ストレージを32GBから16GBにスペックダウンした製品。価格重視ならこちら。

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▼メインで利用するなら、こちらのAmazfit GTRがおすすめ。

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