複数のミニPCを展開するGMKTECから、Jasper Lake N5105を搭載し、 7.2 x 7.2 x 4.5 cmの極小サイズの「NucBox 5」が販売されています。3月5日時点では、AmazonとBangoodにて販売、ほぼ同価格となりますが、本記事では 主にBanggoodに記載の仕様に基づいています。
なお、Amazonのレビューを参照すると、基盤のポート類とボディのポート類の位置がズレているとの厳しいコメントがあり、現時点では改善待ちとの認識です。
関連記事 こちらはAliExpressで販売の、より安価な同種・同スペックの製品。
Jasper Lake N5105搭載、縦横72mmの超小型PCのスペックと価格情報
GMKTEC NucBox 5のスペック
上の画像の左下に「SATA / PCIe Compliant」とあります。標準装備の2242 サイズのM.2 SSDはSATA接続となりますが、より高速なPCIe SSDを搭載できることが大きな特徴。ただし、Write / Readともに 1000MB/sあたりの速度だろうと思われます(PCIe x 3ではない)。
CPU | Jasper Lake N5105 |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 8GB オンボード |
ストレージ | 2242サイズ M.2 SSD 256GB(最大 2TB)、PCIe SSDに換装可能 |
WiFi | WiFi 6 対応 |
Bluetooth | 4.2(Amazonでは 5.2と記載。WiFi 6との組み合わせでは、5.2が正解) |
ポート類 | USB 3.2 x 2、USB Type-C(PD Charge 対応)、HDMI x 2、有線LAN |
サイズ | 72 x 72 x 45mm、204g |
OS | Windows 11 Home |
その他 |
▼私は以下の画像のぱっと見で、SSDを2基搭載可能と勘違いしたのですが、1基のみです。
▲▼以下は2242サイズのPCIe SSDの安価な製品の販売事例。大手ブランドのSSDの場合(2242サイズのPCIe SSDのうち、大手ブランドではTranscendから販売されています(Amazonはこちら)。
こちらの記事「 無料OSクローンソフト、大手SSDブランド4社のダウンロードサイトを確認しインストールしてみた」で記載のとおり、大手ブランド以外の場合、OSクローンを行う場合には有料のOSクローンソフトが必要となります。
▲▼Jasper Lake N5105のレスポンスは、同水準のN5095を搭載する上の記事を参照。以下のGemini Lakeよりもレスポンスは大幅にアップしていることを体感することができます。インテル 第5世代 モバイル向けのCore i5相当の実力となり、在宅勤務でも普通に使用できます。
▼上の記事でレビューのLarkBoxも同様ですが、小さなファンの高回転で風量を確保するため、ファン音量は小さくないと思われます。
GMKTEC NucBox 5の外観
製品紹介の画像は多くないため、外観については短文にて記載します。金属と明確な記載がないことから、ボディは樹脂製でしょう。
▼72 x 72 x 45mmの小さなボディに、USB 3.2 x 2、USB Type-C(PD Charge 対応)、HDMI x 2、有線LANと拡張性は十分すぎるほど。ただし、複数接続すると、ケーブルの取り回しにより本体が動いてしまいます。
▲▼下の画像は、同じくN5105を搭載する AliExpressで販売の製品ですが、サイズ・ポート類の配置は同じですので、OEM製品で製造元は同じ、あるいは使用しているパーツは同じです。
▲▼下の画像は Gemini Lakeを搭載する「CHUWI LarkBox」ですが、天板のデザインは同様です。LarkBoxのサイズは 61×61×43mm、高さはほぼ同じですが、本製品の横幅は約1cm 大きくなります。
まとめ
上の画像は Amazonで掲載のものですが、Amazon レビューにあるUSBや電源ポートの位置がズレているとの厳しいコメントがあります。これさえなければ おすすめできるPCなのですが、3月5日時点では様子見(改善待ち)がよさそうです。
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