Fire HD 8、iPad、iPad mini、Windows / Androidタブレットと、サイズの異なるものも含め、自宅に複数のタブレットが転がっているのですが、Amazonのセールのたびに物欲のわいてくるのがFire HD。
2017年12月11日まで開催のサイバーマンデーセールにおけるストレージ最小モデルの事例では、プライム会員の方はFire 7は3,480円、Fire HD 8は5,980円、Fire HD 10は11,780円で購入できます。
Amazonプライム、プライムビデオなど、Amazonの様々なサービスへの加入推進のための販促的な意味もあるのでしょうけど、「こんなに安くて大丈夫?」と思うほどのコスパ度です。
今回は、私の備忘も兼ねて、このFire HD 3製品のスペックをあらためて整理してみました。
Fire HD 2017モデルのスペック比較
CPU / GPUの仕様など、Amazonサイトに記載のない事項も含め掲載しました。
価格は2017年12月9日時点です。
※1、通常時の参考価格
※2、サイバーマンデーセールの通常会員価格
※3、サイバーマンデーセールのプライム会員価格
3製品に概ね共通する事項
スペック表から明らかなのですが、Fire HD 7 / 8/ 10に概ね共通する事項は以下です。
- ディスプレイサイズは異なりますが、3製品ともIPSディスプレイ。あまりにも安価な製品の場合、TNパネルのこともありますが、この価格でIPSディスプレイは立派。
- WifiはFire HD 10のみ11ac対応ですが、3製品ともデュアルバンド対応。こちらも、安価な製品ではシングルバンド対応のものが多いなか、さすがにAmazonです。
- 前面・背面カメラとも同じ画素数。タブレットで写真撮影を行う方は少ないことを意識してか、画素数は最小限です。
なお、スペック表から読み取れない事項として、3製品ともHDMIポートはなく、USBポートのみとなります。
3製品の相違事項
製品名のとおり、ディスプレイサイズが異なるのは明らかなのですが、その他の相違事項のうち、留意したい相違は以下です。
- Fire 7のみHD画質ではない。とはいえ、Amazonのレビューを参照する限りでは、特に画質についての否定的な意見もなく、動画視聴としては十分との認識です。
- 通常のAndroidタブレットと異なり、メディア端末としての利用を目的としているため、メモリは3製品とも少なめ。特にFire 7は1GBと少なく、CPU / GPUがエントリークラスであることとあわせて、「レスポンスはややもっさり」との各所のレビューコメントにつながっています。
- Fire 7とFire HD 8のCPUは「クアッドコア 1.3GHz」となっていますが、型式は別物でFire HD 8が上位。Fire HD 8のAnTuTuベンチマークのスコアが34,62(「Fire HD 8、Google Play Antutu,Geekbenchを導入しスコアを計測。他社廉価版タブレットより高スコアに」を参照)に対し、Fire 7のスコアは23,000程度のようです。
- GPU(グラフィック性能)において、Fire HD 10はFire TV(旧型)と同じで動画視聴も特に安心。Fire 7は、スマホでは2015年6月発売のHuawei P8liteが同じGPU。当時は人気のSIMフリースマホでしたが、Fire 7も動画を観るうえでは十分。
まとめ
ごく簡単にですが、Fire 7、Fire HD 8、Fire HD 10のスペックを比較してみました。3製品ともコスパ度が高いため、どれを選択しても後悔することはないのですが、手持ちのFire HD 8、サイズ・スペックの異なるタブレットの利用実績から、用途・目的別に選ぶとすると以下の基準になるのではないでしょうか。
- 通勤電車での利用が多いのなら、コンパクトなFire 7。私は7インチ・8インチ双方のタブレットを利用していますが、8インチを電車のつり革をつかみつつの利用は、かなり厳しいです。
- はじめてのタブレット、あるいはメイン利用なら、Fire HD 10、あるいはFire HD 8。Fire 7はレスポンスが気になりますが、Fire 10 / 8なら、仮に「Fire HD 2017モデルでGoogle Playアプリの導入を簡単に行う方法」のとおり、Google Playアプリを導入した場合にも、通常のタブレットと同様のレスポンスで利用できます。
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