CHUWIより、世界最小となるミニPC「LarkBox」がリリースです。多くのミニPCを見てきた私が認識する範囲では、61mm角のボディは 2020年4月18日現在では間違いなく世界最小。このサイズのミニPCとなると、その冷却対応からAtom Z8350を搭載となるのが一般的ですが、Gemini Lake (Celeron) N4100、メモリ 6GBを搭載し、在宅勤務用のPCとしても使用できます。
4月18日時点では価格は未公開ですが、同CPUでメモリ・ストレージが優位なのHeroBoxが最安 180ドル程度であることに、小さなLarkBoxの製造コストを加算し、200ドル前後と予想します。
引用元
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LarkBoxのスペック、特徴
上の画像の左下に「Giveaway」とありますが、CHUWI 公式にて抽選でのプレゼント企画があります。詳細は文末を参照。
さて、LarkBoxのスペックは以下となります。世界最小であることに注目しがちなミニPCですが、スペックは充実しています。
CPU | Gemini Lake N4100 |
GPU | Intel UHD Graphics 600 |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB eMMC、M.2 SSDを増設可能か? |
WiFi | 搭載(詳細は確認できず) |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB Type-C、USB x 2、HDMI |
サイズ | 61×61×43mm、127g |
OS | Windows 10 Homeか(詳細は確認できず) |
その他 | CPUファン搭載 |
一部に確認できないスペックもありますが、補足情報・コメントは以下です。
- 別途 CHUWIさんから受領した情報では、1TB SATA SSDをサポートとあります。61mm角のサイズから、搭載可能なSSDは、M.2 2242サイズ、あるいはmSATA SSDでしょう。
- このサイズで、ポート類は USB Type-C、USB x 2、HDMIと充実しています。他のミニPCでは、HDMIポートを2つ搭載する製品も多いのですが、さすがにこのサイズでは、2つ搭載は無理なのでしょう。
- ただし、私としては HDMIを2つ搭載、デュアルディスプレイ化する需要は多くはないと思います。
- よくもわるくも、CPUファンを搭載しています。小さなボディのため、ファンは4cm角未満となりますが、この場合には小さなファンで風量を確保するために、そのファン音が気がかりです。
なお、以下の記事にも記載していますが、CPUのGemini Lake (Celeron)N4100は、Microsoft Excel・Accessともに、5万行ほどのデータでも遅さを感じることなく動作します。LarkBoxがリリースされる時期(6月末あたりか)に、新型コロナウイルス・緊急事態宣言がどのような状況か不明ですが、在宅勤務でも十分に使用することができます。
▼CHUWIのPCでは、Amazonでも販売の以下のLapBook Pro、HeroBoxが同CPUを搭載していることで、「小さなサイズで、ライトユースでは十分なPCであること」をイメージしやすいかと思います。
▲▼私が知る範囲での、Gemini Lake N4100搭載の最小クラスのミニPCは、これまでは以下のBeelink X45でしたが、LakBoxはX45の半分強のサイズ感。さらには、スマホよりもはるかに軽い127gです。
▼コンパクトサイズのミニPCとしては、以下のBeelink T4やBMAX B1もありますが、これらは低スペックなCPUを搭載しているため、スペック的にはLarkBoxが断然 優位です。
▼61mm角ながらも、USB Type-C、USB x 2、HDMIとポート類は充実。
▲私としては、このCPUファンの音量がポイントの一つ。先に4cm角未満のCPUファンと記載しましたが、上の画像を見るとさらに小さな、ノートPC向けのCPUファンでしょうか。とすると、高回転で風量を確保するための音量が気になります。
まとめ
4月18日時点では、価格・正式販売時期ともに未定ですが、最近のCHUWIでの販売状況をみると、海外通販サイトでの販売とほぼ同時期にAmazonでも販売となると思います。その場合には、コンパクトさとスペックから、Amazonでの人気製品となることは間違いなし。
▼Banggoodではクーポン「BGJP109」の利用により 185.99ドル、10/31まで、10個限定
▼Amazonでも販売開始されています。
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