海外で人気が高く、日本のAmazonでも販売されているChuwi Hi9とHi9 Air。そのHi9のProバージョンであるHi9 Proがリリースされています。デカコア Helio X20を搭載しLTE対応となったことが大きなポイントですが、Hi9と比較しつつ、Hi9 Proの概要を整理してみました。
※ 掲載の写真はChuwi Hi9 Proの実機です。
Chuwi Hi9 Proの概要、Hi9との比較
以下のスペック表では、Chuwi Hi9 ProをHi9、Hi9 Air、さらにスペック的に近い構成であり私が所有のAlldocube X1と比較してみました。
Hi9比較にて優位な項目に黄色網掛しています。Hi9との比較を主としたコメントは以下です。
- Hi9は、Amazon Fire HD 10と同じCPU / GPUを搭載しているのに対し、Hi9 Proはデカコア Helio X20を搭載。
- デカコア Helio X20とMali 880のAnTuTu ベンチマークスコアは83000ほど。スコアはデカコアの期待値ほどには伸びないものの、私が所有する同スペックのAlldocube X1では、通常のアプリ・動画視聴などの普段使いではレスポンスも速くサクサクです。
- ディスプレイは、Hi9 / Hi9 ProともにJDI製のOGSパネルを採用し、2560 × 1600の高解像度。
- メモリ・ROM容量ともにHi9 ProはHi9より落としていますが、コストを抑え価格をHi9並とするための策だと推察。
- カメラはメイン・インともに画素数アップ。メインカメラのSamsung製。
- Chuwi Hi9 Air、Alldocube X1、VOYO i8 Maxなど、他のHelio X20搭載機と同様に、Chuwi Hi9 ProもLTE対応に。ただし、多くの中国メーカー製Android端末と同様に、ドコモのプラチナバンドには対応していません。
- Hi9ではなかったGPS機能付き。技適の課題はさておき、LTEにGPSと外出先での普段使いにも十分対応します。
参考までに、Chuwi Hi9、Chuwi Hi9 Proと同じCPU / GPUを搭載する端末の記事へのリンクです。
▼Hi9のCPU / GPUはAmazon Fire HD 10と同じとなります。
▼Hi9 Proと同じCPU / GPUを搭載するAlldocube X1の実機レビュー。普段使いの場合、手持ちのiPad mini 3以上に小気味よくサクサクと動きます。
では、イメージ画像、実機写真に基づく補足です。
▼縦幅・横幅は、Chuwi Hi9、Alldocube X1とほぼ同じですが、厚さが0.6cmと薄いのが気になります。「気になる」というのは他機種より約2mmほど薄い表示であり、最薄部が0.6cmとなり最厚は0.8cm前後と思われます。
▲▼電源ボタンが赤いのは珍しい。背面はAlldocube X1と同じ艶消し黒。
▲▼Helio X20・Mali T880の組み合わせではゲームのパフォーマンスを強調することが多いのですが、Chuwi Hi9 Proも同様にゲーミング端末であることを強調し、「ゲーミングターミネーター」と表現しています。ただし、普段使いでは十分にサクサクであるものの、3Dゲームをバリバリこなすには厳しめのスペックです。
なお、どのメーカーの端末も同傾向なのですが、実機の左右ベゼルはイメージ画像よりもやや太め。
▼屋外での視認性もまずますか。
まとめ
8.4インチのAndroidタブレットとしては、Hi9のスペック面ではAlldocube X1に見劣りしていたのですが、Proバージョンとしてスペックアップして登場となりました。海外では人気の高いHi9 Airに比べるとメモリ搭載量とカメラの画素数では劣りますが、サイズ的に手頃な8.4インチ端末の需要として大きいように思います。
現在、GearBestサイトではプレオーダー中ですが、Chuwiの知名度と8.4インチの手頃感のためか、他の端末よりもプレオーダーの進捗が速いようです。
▼GearBestでは8月6日-8月12日までイベントとして、Chuwi Hi9 Proのセールを行っていますが、先着30名はクーポン「GB$TAHI9PRO」で129.99ドルで購入可能です。
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