デカコア Helio X20、メモリ4GB、ストレージ64GBを搭載するAndroidタブレットとして、Chuwi Hi9 Air・VOYO i8 Maxとともに何度か取り上げたAlldocube X1。
この度、Gearbestさんから端末を提供いただきましたので、数回に分けてレビューします。うち、今回はシステム情報と外観のレビューです。
※ 冒頭の画像は、iPad向けのキーボード「iBaffalo BSKBB24」と組み合わせたものです。サイズ感・色合いともにマッチしたため、冒頭画像としました。
Alldocube X1の概要・特徴
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上記の記事にて掲載の、Alldocube X1、Chuwi Hi9 Air、VOYO i8 Maxのスペックをあらためて掲載しました。
3機種ともに、デカコア Helio X20、メモリ4GB、ストレージ64GBを搭載しますが、Alldocube X1の特徴は以下。
- ディスプレイは8.4インチ、OGSスクリーン。安心のJDI製。
- 解像度はChuwi Hi9 Airと同じく、2560×1600の高解像度
- 背面は上下の一部を除きアルミ製
- 上記3製品ともに同様ですが、GPUのMali T880はGalaxy S7にも搭載されているものであり、PS3の2倍以上のグラフィックス性能を持つとか(スマホ向けプロセッサの最大手ARMの最新グラフィックス技術、より)
- ドコモのプラチナ回線には対応していませんが、LTE対応
8インチではなく、8.4インチであることについては、Huawei MediaPad M3、Chuwi Hi9あたりを意識しているものだと、勝手ながらに推測します。
▼参考までに、CPU-Zで抽出のシステム情報です。
外観
では、外観の特徴を写真に基づきコメントします。全般的には、背面はアルミ製で質感高く、ソツなくまとまった端末です。
▼Gearbestより、いつものDHLでの発送。
本体の箱の割には梱包が大きめ(本体の外箱とあわせ、箱は二重)。サイズ感がわかるようマウスを置いています。なお、到着までは速く、Gearbestさんから「システムにて手続きしたよ」との連絡をいただいてから6日めで受領しました。
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▼ロゴもなく、すっきりした外箱
▼外箱に記載の仕様。モデル名としては、X1あるいはT801となります。
▼中国メーカーらしく、しっかりとした、質感の高い外箱です。
▼付属品は、簡易的な説明書(中国語と英語)、日本でもそのまま使えるACアダプターとケーブル、SIMのピンです。ACアダプターはコンパクトでスマホのアダプターと同程度のサイズ。
▼前面・背面ともに保護用のフィルムが貼ってあります。
前面には以下・下部のとおり、一部のスペックの明記あり。また、保護用のフィルムを剥がすと、予めフィルムが貼り付けられています。視認性はよいのですが、やや指紋が付着しやすく防指紋のフィルムの購入がおすすめ。
▲下部に指紋認証を兼ねるホームボタンが備わっています。
早速、指紋を登録しましたが、指紋を即認識し遅延もありません。感度は十分です。
なお、手元の6インチスマホも同様ですが、私は指紋認証は背面にあるのが好み。タブレットの場合には特に、重心を下に移す必要もあり、やや操作しづらいかも。
▼初期設定中。
左右のベゼル幅は狭い(実測 6mm)のですが、Gearbestにあるイメージ画像と比較すると太め。
▲OGSディスプレイについては、確かに手持ちの非OGSと比べると明らかに段差が少ない。比較画像を掲載できるとよいのですが、段差の撮影は難しく割愛。
▼Alldocubeの漢字のロゴがわかるように撮影。「わかるように」としましたが、正面からみた場合、光の当たり具合によってはロゴが見えにくくよい感じ。Alldocubeの場合、このロゴがかなり大きいものもありますので。
▲背面の下部の色調は若干違っていますが、下部がプラスチック、それ以外のほとんどの部分はアルミ製です。
背面はスベスベしているため、ケースは必須でしょう。ただし、海外通販サイトを参照すると、専用ケースは現在のところ数種類のみが流通しています(国内ではなし)
▼カメラレンズは中央にあります。無駄な出っ張りはなくフラットです。
▼前面より。
写真では鮮やかさが伝わらないのですが、実物はかなりの鮮やかさで、電車内で使用していると、つい明るさを下げてしまいたくなるほど。
▼上部側面はイヤホンジャックのみ。
カメラの部分がフラットなのがわかります。
▼下部側面は、SIMスロット、スピーカー、Typu-CのUSBポートがあります。下部側面はプラスチック製ですが、質感の高さが伝わるかと思います。
なお、USBポートへのケーブル挿入においては、硬さなど何の不都合もありません(他のスマホでは「硬い」「すぐに抜ける」などの現象もあったため、念のために記載します)。
▼Nano SIM、micro SIMのスロット。DSDS対応です。LTEは今後試してみます。
試しにiPad向けのキーボードをセッティングしてみたところ、横幅はほぼピッタリ。ディスプレイの鮮やかさとブラックのベゼル、キーボードにより全体が映えるため、手持ちのキーボードと撮影してみました。
▲▼iBuffaloのBSKBB24BKとのセット。入力しやすくて(私が)絶賛のこのキーボードでブログ記事編集するとはかどりそう。デザイン的に違和感なく、程よいケースと組み合わせると外出時にも十分に使えそうな組み合わせです。
ということで、現在、組み合わせるケースを物色中。
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▲タイピング音のしないロジクールのキーボード「Keys-To-Go」との組み合わせ。BSKBB24BKよりもやや幅が大きめ。
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▲Win 10 2 in 1 「ASUS T90Chi」のキーボードとの組み合わせ。幅広めですが、この組み合わせもわるくない。ASUS T90Chiのヒンジに程よくハマっています。
レスポンス・使用感の概要
詳細については別記事としますが、ここではポイントのみの早出しです。
- FHDでも十分に満足していたのですが、2560×1600の高解像度のため、老眼鏡のやや拡大越しにみても粗さを感じません。
- ディスプレイは明るく発色もよいが、やや青白い色調のように感じます。ただし、「Eye protection mode」を備えており、目にやさしい暖色系への大胆に切り替えできます。
- AnTuTuベンチマーク V7.0.7の実測は83000ほど。
- 負荷のかかる操作は行っていないのですが、手持ちのSnapdragon 625搭載のスマホと同様のレスポンスでサクサク。軽めのアプリのみの確認のため、差がつきにくいのですが。
- Google Chromeの挙動では、iPad mini3よりは明らかにスムーズ。
まとめ
デカコア Helio X20、メモリ4GB、ストレージ64GBを搭載する「Alldocube X1」の外観レビューでした。
オーソドックスな外観ですが、背面は一部を除いてアルミ製となり質感高めな端末となっています。外観とは異なるのですが、個人的な展望としては、上記のとおり横幅がiPad用のキーボードとマッチするため、キーボードとのセットでの使用を画策中です。
▼Gearbestの販売情報です。2019年5月19日時点の価格は149.99ドル。当記事投稿の1年前には239.99ドルだったのですが、90ドルも安くなっています。
▼レスポンス、操作感の追加記事です
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コメント
iBuffaloのBSKBB24BKとAlldocube X1の間で何かでつないでいるように見えるのですが、
何かのスタンドのようなパーツなのでしょうか。
ロジクールのiPad向けキーボード「Keys to go (https://www.sumahoinfo.net/entry/keys-to-go-ik1041bk-review/)」のスタンドを、撮影用に流用しています。BSKBB24BKにマッチするものではありません。