Windows 11 2 in 1やUMPCなどを展開する「Zwide」より、Twin Lake N150を搭載する、NAS向けのミニPC「Zwide MP24」が販売されています。
スペックとポート類の配置から、「GMKtec G9」の筐体違いであり、eMMC 64GBのほか、M.2 2280サイズのSSDを4基搭載することができます。うち、eMMCには Ubuntu、1TB SSDにはWindows 11がインストールされていることも、「GMKtec G9」と同じ仕様です。
Zwide MP24のスペック
以下の記事にて掲載の「GNKtec G9」と比較し、オンボードメモリが16GBであることがメリットです(「GMKtec G9」は、オンボード 12GB)。
GMKtec G9、PCIe SSDを4台も搭載可能な Twin Lake N150 ミニPC。NASとWindows 11 / Linuxとの切替利用も面白そう
▼▲スペックは下表となりますが、上の記事で掲載の「GMKtec G9」と異なる事項に黄色網掛けしています。サイズの高さは 0.4mmほど異なりますが、外枠が違うことによる、あるいは 高さにゴム足を含めるか否かの相違と思われます。
セットモデルには、eMMCにNAS 構築用のUbuntu、M.2 1TB SSDには Windows 11 Proがインストールされ、デュアルブートを行うことができます。また、M.2 SSD は4スロットあり(空きは3スロット)、NASのストレージとして、最大 3スロット分 増設することができます。
CPU | Twin Lake-N N150、4コア 4スレッド、最大 3.6GHz |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | オンボード LPDDR5 4800MT/s 16GB |
ストレージ | 1TB M.2 SSD + 64GB eMMC、PCIe 3.0 M.2 SSD 4スロット装備 |
WiFi | WiFi 6対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB-C(電源)、USB-C(フル機能)、USB-A 3.2 x 3、HDMI x 2、2.5G 有線LAN x 2 |
サイズ | 14.75 x 10.05 x 3.45cm、360g |
OS | Windows 11 Pro / Ubuntu |
その他 | SSD 冷却用のファンを2個装備 |
▼電源ポートはUSB Type-Cです。その他、フル機能のUSB Type-C ポートを搭載し、映像出力はHDMI x 2ポートを含めて3系統です。上に通風孔がありますが、下部にはさらに大きな通風孔があります。
▼以下の画像右側で表示されていますが、CPUファン以外に、SSD 冷却用の小型ファン 2個と大きなヒートシンクを備えています。この構成も「GMKtec G9」と同じです。
なお、Twin Lake N150については、もはや記載する必要もないかと思いますが、以下の記事などで実機レビューのAlder Lake N100と同じく、インテル 第8世代のCore i5-8350Uや Core i5-8250Uと同水準です。Web サイトのブラウジングや在宅勤務ではサクサクと動作します。
GEEKOM AIR12 Lite 実機レビュー、Alder Lake N100 搭載のミニPC、スチール製フレームなどの作りの良さは上位機並み
GMKtec G9との価格比較
2025年6月10日現在の、M.2 SSD 1TB セットモデルにおけるAmazon 価格は以下です。
- Zwide MP24は 32,219円
- GMKtec G9は 34,105円
「GMKtec G9」は大規模セール時には更に安くなる可能性があり、「Zwide MP24」も(おそらくは発売間もないため)今後の割引に期待できると思います。オンボードメモリの相違もあり単純比較はできないのですが、「Zwide MP24」もコスパの高い製品です。
▼Zwideのその他のPCの販売事例です。
Twin Lake N150を搭載の10.95インチ Windows 11 タブレットが販売に。Zwide SA11のスペックと特徴
Zwide N100搭載 8インチ UMPCのスペックと特徴、同型の従来モデルの使用感
▼こちらはnoteでの投稿ですが、N150を搭載するNAS用 ミニPCの比較記事です。
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