15.6インチのApollo Lake ノート「YEPO 737A6」ですが、2019年になり一部の仕様が変更されています 。Apollo Lakeとしては珍しくメモリ 8GB DDR4も選択でき、起動ドライブとなるSSDはM.2ではなく2.5インチを搭載しているように見受けられます(※)。
※ AliExpressサイトからの引用ですが、デフォルトの起動ドライブが2.5インチとの明記はないものの、背面のスロットとイメージ画像の説明より判断。
YEPO 737A6のスペックと特徴
YEPO 737A6のスペックは以下です。
- OS: Windows 10
- CPU: Intel Celeron J3455 (Apollo Lake N3450相当)
- メモリ: 8GB DDR4、6GB版もあり
- ストレージ : SSD 64GB / 128GB / 256GBより選択
- ディスプレイ : 15.6インチ、解像度 1920 x 1080 (FHD) 、IPS
- WIFI: 11b/g/n
- Bluetooth: 4.0
- ポート類 : 2x USB 3.0、Mini HDMI
- バッテリー : 7.4V / 4000mAh*2
- 重量: 1.8 kg
- ボディはプラスチック製
上記の記事にて、2018年度版のスペックを記載していますが、AliExpressの製品紹介から読み取れる仕様の変更は以下。
- CPUはApollo Lake N3450からJ3455に。ベンチマークスコア・体感レスポンスともに大きな差はありません。
- メモリ 8GB版もラインナップ
- 従来のバージョンでも2.5インチのSSD / HDDは増設可能だったのですが、ストレージはeMMCから2.5インチ SSDに。製品情報のスペックには明記ないのですが、イメージ画像から類推。
- キーボードは10キー付から10キーなしに。
メモリはDDR3からDDR4となっていますが、Apollo LakeでDDR4とは珍しい。メモリの帯域幅が広くなり、Akiba PC Hotlineの記事「DDR4はDDR3より本当に高性能?意外と知られていない「メモリの実性能」によると、メモリのベンチマークスコアは10%から20%ほど高速となっているようです。
▼Apollo Lake J3455を搭載するPCのベンチマークスコアは以下の記事を参照ください。N3450と比較していますが、ほぼ同スコアです。体感的にはN3450と何ら変わることはありません。
▼Apollo Lake J3455は以下のPCなどでも採用されています。
▼200ドル台半ばの15.6インチクラスの場合、ディスプレイはTNパネルであることも多いのですが、IPSパネルを搭載。
なお、ベゼル幅は以下のイメージ画像ほど細くはないと思います。概ねどのメーカーもイメージ画像ではベゼル幅を狭く見せる傾向がありますので。
▲▼海外の記事となりますが、前バージョンの実機レビューはこちらが参考になります。
YEPO 737A6 Review: What is HDD Slot on the Bottom?
▼使用目的にもよりますが、私個人としては業務用でもなければ10キーは不要と思っているため、タイピング時の10キーへの誤タイプ回避も含め、10キーがなくなって正解。ただし、このためにキーボード面の左右の何もない面積が広くなっています。
▼以下のイメージ画像をみると、デフォルトのSSDはM.2 SSDではなく、2.5インチのSSD搭載であることが濃厚。背面からアクセスできるため、ユーザーにてより大容量のSSDに換装することもできます。
▼ポート類はUSB 3.0 × 2にMini HDMIとなり、しっかりと接続できるMini HDMIで正解。Micro HDMIでは、ちょっとしたことでグラつくこともあります(他のPCでの経験より)。
まとめ
2019年版として仕様変更となったYEPO 737A6。イメージ画像どおりに受け止めると、2.5インチのSSDがデフォルトとなったこと、10キー付ではなくなったことが、私個人としてはうれしい変更点です。
以下のAliExpressでは、メモリ 8GB、SSD 256GB版で295.64ドルの価格となっています。2.5インチのSSD 256GBを搭載していることを考慮すると、コスパ度はまずまず。
▼AliExpressで販売のYEPO 737A
▼Amazonで販売のこちらもYEPO 737A6だと思われます。Office 2010プレインストールとは言え、かなりの価格差ですが。
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