13.3インチ 2.5Kのディスプレイが特徴のSurface風 2 in 1のXIDU PhilPad。私はサイト記事編集時にFHDディスプレイに疲れた場合など、きめ細やかで明るく鮮やかなディスプレイのPhilPadを目の保養も兼ねて使用することが多いのですが、CPUがApollo Lake N3350であるために画像編集時に僅かに引っ掛かりがあるのが気になります。そのような折り、CPUとストレージがスペックアップされたバージョンが販売となりました。
PhilPad 新バージョンのスペック
2019年8月3日時点では、CPUとストレージ容量の異なる2つのバージョンが併売されていますが、そのスペックは以下となります。
- CPU : Atom X7-E3950 / Apollo Lake N3350
- メモリ : 6GB DDR3
- ストレージ : 128GB eMMC / 64GB eMMC
- ディスプレイ : 13.3インチ、IPS、10ポイント タッチパネル、解像度 2560 x 1440
- WiFi : 11ac/a/b/g/n
- Bluetooth : 4.0
- カメラ : フロント 200万画素、リア 500万画素
- ポート類 : USB Type- C (電源兼用)、USB 3.0 × 2
- バッテリー : 7.4V/10000mAh
- サイズ : 337 x 200 x 15mm (キーボード込み)、重さ 約1kg(本体のみ)/ 約 1.4kg (キーボード込み)
- ボディはメタル製
- キックスタンドは125度まで可変
- キーボード、スタイラスペン付属
赤色マーカーがスペックアップした仕様ですが、ストレージは64GB eMMCから128GB eMMCと倍になり、CPUは2コア 2スレッドのApollo Lake N3350から、4コア 4スレッドのAtom X7-E3950となっています。
このAtom X7-E3950はリリースされたばかりの、以下のChuwi LapBook Plusにも搭載されるCPU。
Atom X7-E3950もApollo Lake N3350と同様に、エントリークラスのCPUとなりますが、その実力はいかがなものか。以下はGeekbench 4のCPUベンチマークスコアの比較です。
▼上がAtom X7-E3950、下がApollo Lake N3350。
▼こちらはApollo Lakeとの比較。
▲Single-CoreはN3350に劣る一方、Multi-CoreはN3450に迫る勢いです。Atom X7-E3950の使用経験がないために推測となりますが、Apollo Lake N3450と遜色ない使用感のように思います。つまりは、Webサイト閲覧や簡易的な画像編集、余程のデータ量のExcelなどでない限りは、Core m3より上位のCPUと比較しない限りは、特別遅いとは感じないレベルではないでしょうか。
私がN3350で感じている、画像多めのWebサイトの表示や画像編集時の僅かな遅延は、ある程度 抑制されているものと推測します。
▼Surface風 2 in 1であり、キーボードを外して動画などを楽しむこともできます。
▲冒頭にも記載のとおり、特筆すべきは2.5Kのディスプレイによるきめ細やかさと、画像の鮮やかさ・明るさ。FHDクラスのディスプレイが貧相に感じます。
▼キーボードも軽やかでタイピングしやすいもの。
▼背面は上の黒い部分を除きアルミ製。
まとめ、価格情報
おそらくはユーザーの意見を反映してのことだと思いますが、大きなスペックアップではないにしても、CPUとストレージ容量が仕様変更となり利便性の向上は喜ばしいこと。気になる価格ですが、Apollo Lake N3350版と比較すると約20ドルほどのアップとなっており、妥当なところでしょう。
▼画像の価格は398.99ドルになっていますが、すぐに使える15ドルオフのクーポンが用意されているため、実質価格は383.99ドル(2019年8月3日現在)。キーボード・スタイラスペンも付属しています。
▼こちらは Apollo Lake N3350版の実機レビュー。
▼こちらは14.1インチ 180°回転機構付きディスプレイのPhilBook Max。その配色やアルミ製ボディなど、美しいフォルムのPCです。画像の価格は419.99ドルですが、15ドルオフクーポン利用で404.99ドル。
▲▼こちらは海外ユーザーのレビュー動画と、正式リリース間近の期待のTour Pro
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