Xiaomiからリリースされた8インチタブレット「Xiaomi Mi Pad 4」。Mi Pad 3の後継となる、ほぼiPad miniと同サイズの製品。8インチタブレットでは、4:3のアスペクト比のiPad miniのサイズ感が好きな私としては、Xiaomi Mi Pad 4の大きさ(4:3ではなく16:10ですが)と、多くの魅力的なスマホをリリースするXiaomiの製品として気になるところ。
今回はこのXiaomi Mi Pad 4の概要を、Mi Pad 3、同じくiPad miniと同サイズのTeclast M89と比較しつつ整理してみました。
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Xiaomi Mi Pad 4の概要
下表はXiaomi Mi Pad 4とMi Pad 3、iPad miniとほぼ同サイズのタブレットのうち、リリースされたばかりのTeclast M89のスペックを比較したものです。また、ディスプレイ・サイズのみの参考として、iPad mini 2,3,4を併載しています。
なお、Mi Pad 5には、下表のメモリ 4GB / ストレージ 64GBの他、メモリ 3GB / ストレージ 32GBのバージョンがあり、LTE版もあります。
主として、Mi Pad 3と比較した場合のポイントは以下のとおり。
- CPUは6コアのMTK8176から8コアのSnapdragon 660に。
- AnTutuベンチマークスコアは、Snapdragon 660のMi Pad 4は14万台、MTK8176のTeclast M89は約10万(いづれもTectabletsの実機レビュー動画より)。デカコア(Helio X20。Alldocube X1、2カ月使用後も感じるサクサクなレスポンスと視認性のよさ、価格に見合う 10コア8.4インチタブレット)のスコアが8万台であり、私はそれにも満足していることを考慮すると、普段使いには十分すぎるほどのスコアです。
- GPUは、Mi Pad 3のGX6250に対し、Mi Pad 4はAdreno 512。双方のベンチマーク比較(海外サイト PowerVR GX6250 vs Qualcomm Adreno 512)によると、全てのベンチマーク・項目でAdreno 512はほぼ倍のスコアとなっています。
- Mi Pad 3ではiPad miniと同じ4:3のアスペクト比・解像度でしたが、ディスプレイサイズを0.1インチと僅かにアップするとともに、アスペクト比を16:10にし、解像度をやや落としています。製品情報では「片手での操作をしやすく」としていますが、確かに横幅ではMi Pad 3より約1.2cm、iPad mini 4よりは約1.5cm小さく、片手操作する場合に、この差は大きい。
- バッテリー容量は、Snapdragon 660となりバッテリー消費が抑制されたためか、あるいは軽量化のためか、Mi Pad 3より600mAh少なくなっています。
- 後ほどにリンクを貼ったTecTabletsのレビュー動画では、HDMIポート・GPSを持たない点が惜しいとしています。
▼幅は約12cm。手持ちの8インチで幅12.6cmのタブレットは、確かに片手で持つことはできます。快適操作となると厳しいのですが。
▼Type-Cポートがあるため必ずしも必要ではないのですが、HDMIポートがあるとよりよかったかも。
▼「eye-protection mode」を搭載とあります。Alldocube X1、2カ月使用後も感じるサクサクなレスポンスと視認性のよさ、価格に見合う 10コア8.4インチタブレットのeye-protection modeが秀逸なだけに、Mi Pad 4にも期待。
▼TechTabletsのレビュー動画。ピンクのボディですが、金属ボディの質感、レスポンスのよさともに伝わってきます。
このTechTabletsサイトは、サイト・レビュー動画ともに、メリット・デメリットともにユーザー目線での平易なものから、マニアックなものまで記載・コメントしており、大いに参考になります。
まとめ
メモリ 4GB / ストレージ 64GB / Wi-Fiモデルの価格は約300ドル(2018年7月22日時点)と、やや高めのXiaomi Mi Pad 4。先のリンク先のTechTabletsサイトでは、「中国国内では安いのに なぜEUではこんなに高いのか?」とのコメントが散見されます。
がしかし、日本国内に目を向けると、約4万円の8.4インチタブレット「Huawei MediaPad M5」と比べると、Xiaomi Mi Pad 4のコスパ度が優位。好みは人それぞれですが、iPad miniサイズの手軽さは見逃せません。
▼2019年12月15日 追記。リリースから約1年半経過したこともあり、かなり値下がりしています。BanggoodではLTE対応版が、クーポン「BGJPXMLTE」の利用により 203.99ドル。12/31まで。WiFi版もありますが、価格差 15ドルのため、LTE対応版がお買い得。
▼ミドルハイクラスの製品比較では、Amazonでも販売のHuawei MediaPad M5よりもコスパ高し
▼こちらはM5の64GB版
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