Windows 10 タブレットの電源管理において困ることが、スリープ状態だからバッテリーをそれほど消費していないだろうと思いきや、驚くほどバッテリーを消費していることがあること。
この「驚くほどバッテリーを消費している」事例は、それほど頻繁ではないものの、極端な例では8時間ほどのスリープ状態で、バッテリー90%弱からほとんど使い切っていることもありました。今回は、そのように使用していない時にバッテリー消費を抑えるための設定のレポートです。
電源ボタン押下時に、休止状態にする
Windows 10 タブレットを使用していない時に、電源を落とすまでもなく、休止状態にすることにより、バッテリー消費を抑えることができます。
スリープの設定
本題である休止状態の設定の前に、スリープ設定の確認です。以下の画像の上の赤枠「次の時間が経過後、PCをスリープ状態にする」については、任意の時間で設定しておきましょう。
下の赤枠「スリープ中のWifi設定」については、バッテリー消費を抑えるために、チェックを外しておきましょう。
なお、これらのスリープ設定を行っても、バッテリーを消費します。何がわるさをしているのか確認できませんでしたが、冒頭のとおり、スリープ設定しているにもかかわらず、バッテリー消費が暴走していることがあります。
休止状態の設定
さて、本題の「電源ボタン押下時に休止状態にする設定」についてです。結論から言いますと、これは効果抜群です。
私は設定後に12時間放置しましたが、バッテリー消費のパーセントに全く変化はなく、12時間でバッテリーを1%も消費していませんでした。
▼「電源オプション」の「電源ボタンの動作の選択」をタッチします。
▼下段に「電源ボタンを押したときの動作」とあります。デフォルトでは「スリープ状態」となっていますが、これを「休止状態」にします。
なお、画像では見えていませんが、下に「変更を保存」とありますので、保存を忘れないようにしましょう(私は忘れていました)。
以上にて設定は終わりです。休止状態後の復帰には、電源ボタンを多少長押しする必要があります。
まとめ
スリープ状態と休止状態では、使用していない時のバッテリー消費はかなり異なります。というよりも、休止状態では、私が12時間試した範囲では全くバッテリーを消費していませんでした。スリープ状態・休止状態からの復帰に要する時間も、体感できるほどの差はなく、休止状態の設定は行うべきです。
現在は、私が所有するWindows 10タブレット(ASUS T90Chi、Chuwi Hi8)に上記の休止状態を適用していますが、その効果は絶大です。
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