Windows 10のPCを使用していると、時々 不思議な現象に遭遇します。今回発生したのは、購入後 半年も経過していないにもかかわらず、バッテリーが3分も持たない現象。バッテリーの劣化を判断するソフトでは、バッテリーの劣化 99.7%となっており、それに応じて短いバッテリー持ち、つまりはソフトの誤動作となっていたのですが、マザーボード上のバッテリーケーブルを抜き差しすることで、無事に解決。今回はこの誤動作の状況などをレポートします。
バッテリーの劣化 99.7%の状況
結果としては、バッテリーが99.7%も劣化するどころか、劣化は全くなく、ソフト側の制御がおかしくなっているためでした。このソフト側の不具合によって、バッテリーの劣化のような現象となり、バッテリーでは3分も持たない現象となっていたようです。
購入先に連絡を入れる寸前だったのですが、PCの底板を開け、マザーボードに接続されているバッテリーのケーブルを抜き差しすることにより、この現象も解消。何事もなかったかのように通常のバッテリー消費となっています。
▼こちらはバッテリーの劣化の確認のために導入したソフト
Win 10 ノートのバッテリー劣化を確認可能な「Battery Bar」と「Battery Report」の導入方法
▼フリーソフト「BatteryBar」で計測の、バッテリーの劣化の状況。上の画像は、バッテリーケーブルを抜き差し後に正常に戻った状態。下は劣化 99.7%の状態。
▲バッテリー容量が91mWhとあり得ない表示になっています。表示のみならよいのですが、この表示と同じようなバッテリー持ちとなっていたので大変でした。充電ケーブルを外した瞬間に電源が切れるような状態です。
▼こちらはWindows 10の標準機能である「Battery Report」で計測したもの。上の画像は正常なもの。
▲下の画像は充電状況を示すものですが、100%の充電で91mWhとおかしなことになっています。「BatteryBar」の表示も91mWhとなっているため、ソフト側での制御に不具合があったことで間違いなし。
バッテリー容量・劣化が誤表示となった原因
今回、ソフト的にバッテリーの劣化が99.7%となった原因ですが、「これで間違いないだろう」と思えることは、「電源とスリープボタンおよびカバーの設定」の変更(因果関係など、詳しいことは不明)。文末のリンク先記事に記載しましたが、今度はバッテリー残量が100%から変動しない状態が頻発しています。ちなみに、設定変更、今回の現象が発生したPCは以下のCHUWI MiniBook。
CHUWI MiniBook 実機レビュー。サクサク動作のCore m3-8100Yに明るい液晶、タイピング感も想像以上。これで5万円台とは満足度高し
全てのMiniBook、あるいはノートPCで同様の現象になることはないのですが(所有する他のノートPCでは同現象は発生せず)、他の設定などと合わせて複合的にバッテリーの制御が効かなったように思います。
▼未使用時のバッテリー消費の抑制に有効な「電源とスリープボタンおよびカバーの設定」ですが、今回のバッテリー劣化の誤表示は、こちらの設定がトリガーになっていることに間違いないように思います。
▼バッテリー容量・劣化の誤表示は解消したのですが、今度はバッテリー残量が100%から変動しない状況が生じています。
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