ミニPCが流行る前に、Fire TV Stickよりも一回り大きい程度のStick PCにブームの兆しがあったものの、2022年2月現在では、細々と販売されている程度になっています。それでも、久々に海外通販サイトを確認していみると、Windows 11をプレインストール、Z8350と非力ながらも Web カメラを搭載する製品など、付加価値のあるものが販売されていますので、参考情報として記載します。
Stick PCの構成など
上の写真は、5年以上前の2016年11月に投稿の以下の記事で掲載のものです。今となっては非力な Atom Z3735F / メモリ 2GB / 32GB eMMCを搭載する製品。さすがにストレージ 32GBでは、Windowsの更新も厳しいために、現在はChrome OSを導入し放置状態。発熱も激しく、大型のヒートシンクのサンドイッチ構造にして使用していました。
2022年2月時点では、ミニPCよりもさらに小型な以下のPCが販売されていますが、ケーブルの取り回しスペースを要するため、コンパクトさでは Stick PCが断然 優位です。ただし、そのサイズから、メモリはオンボード・ストレージはeMMCとなり、メモリの増設・SSDの搭載は不可能です。
Stick PCは国内通販でも販売されていますが、特徴のある製品が少なく、以下は海外通販サイトのAliExpressからピックアップの付加価値のある製品です。
Windows 11 プレインストール、メモリ 8GB
CPUにGemini Lake J4125、メモリ 8GBを搭載、ストレージは SSDではなく eMMCとなるものの、エントリークラスのミニPCと同等の基本スペックです。Stick PCの場合、メモリ 4GB もしくは6GBを搭載する製品が多いのですが、メモリ 8GBは貴重な存在。
また、Gemini Lake J4125は、Windows 11のシステム要件を満たしているため、OSは Widnows 10 or Windows 11から選択することができます。
▼AliExpressの販売情報。SSDとの記載がありますが、eMMCが正解です。メモリ 8GB / eMMC 128GB / Windows 11の場合は 173ドル、約2万円。Stick PCの場合、発熱への対応も大きなポイントですが、CPUファン有無の記載はありません。
Web カメラ型 PC
上の実機写真と下のイメージ画像では、別製品のように異なりますが、3百万画素・120°の広角カメラを備えた、簡易三脚付きの Stick PCです。CPUが 非力なAtom Z-8350であることが惜しいのですが、Webのブラウジングやオンライン会議なら何とかなりそうです(マイク装備の明記なし。別途スピーカーは必要)。
▼外部モニターとの接続ポートの明記がないのですが、画像を見ると Micro HDMIと思われます。
▼デュアルマイクとの記載があり、カメラの両側にマイクを搭載していると思われます。
▼Windows 10 プレインストール、メモリ 4GB / eMMC 64GB版は 116.50ドル / 約14千円と安価ですが、非力なZ-8350であること、実機写真とイメージ画像が異なること、モニターへの接続ポートが不明瞭であることから、製品情報を参照するのみが無難です。
▼Amazonでは CPUにCore m3-6Y30を搭載する Stick PCが販売されていますが、さすがに8万円超の価格では 上位のスペックのミニPC・ノートPCが購入できるためにおすすめしません。
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