VOYOから、なんと 11.6インチのAndroid タブレット「VOYO i8 Pro」がリリースです。解像度はFHDどまりとなり、CPUは10コアのHelio X27、メモリ 4GB、LTE対応とスペック的にはよくあるパターンですが、11.6インチで100ドル台半ばの価格とは驚きです。さらには、別売りの専用キーボードも用意されており、本体と合わせてヒットの予感。
VOYO i8 Proのスペックと特徴
10.1インチ、Android 7.0のi8 Proは以前からリリースされていまいたが、今回のi8 Proはそれとは別物。11.6インチとワンサイズ大きくなったのみならず、ボディもより洗練されています。「より洗練」と言うのも、個人的な好みとなりますが、10.1インチ版のホワイトベゼルに対して、11.6インチ版はブラックベゼル。この点のみでもよりシャープに見えます。
さて、11.6インチ版のVOYO i8 Proのスペックは以下となります。
- CPU : MT6797X Helio X27 デカコア
- GPU : ARM Malit-T800 MP4
- OS : Android 8.0
- メモリ : 4GB
- ストレージ : 64GB
- ディスプレイ : 11.6インチ、10ポイント マルチタッチ、解像度 1920 x 1200
- フロント : フロント 3百万画素、リア 8百万画素
- WiFi : 11b/g/n
- Bluetooth : 4.0
- GPS Support、G-sensor Support
- LTE : FDD LTE B1 B2 B3 B5 B7 B8 B20(1/3/4/5/7/8/17 28A)、TDD LTE B38 B39 B40 B41
- バッテリー : 7000mAh、USB Type-C
- サイズ : 280 x 176 x 8.5mm、681g
11.6インチ、専用キーボードのみでも魅力十分なVOYO i8 Pro。惜しいのは解像度がFHDであることに、WiFiが11a/acに対応していないこと。解像度については、Helio X27のSoCでは一般的には2.5Kとなることが多いのですが、価格を考慮してのことならばそれも納得。
サイズ感としては、一般的な10インチタブレットの横幅は約24㎝ですが、それよりも約4cm幅広となります。681gの重量は、10インチタブレットよりも約130gほど重たくなりますが、許容範囲でしょう。
なお、他の記事で何度も記載していますが、10コアのHelio X27は、デカコアの響きほどのレスポンスではなく、AnTuTuベンチマーク v7のスコアは11万前後。私はHelio X27のタブレットを2機種持っているのですが、そのチューニングによっても体感レスポンスは異なります。以下のALLDOCUBE M5Xがサクサクである一方、Teclast T20は、Webサイト閲覧でも引っ掛かりを感じます。
VOYO i8 Proの外観と機能
ブラックベゼルにアルミ製のシルバーの背面は、Teclast M20をそのまま大きくしたようなデザインです。
▲▼ブラックベゼルにシルバーの背面の組み合わせが好きな私としては、VOYO i8 Proのデザインにも好感。背面のトップの色が異なる部分は、他のタブレットと同様にプラスチック製だと思われます(他の部分はアルミ製)。
▲ベゼル幅は太くも狭くもなく、並みのサイズです。もちろん、視野角も十分です。
▼下の側面にキーボード接続用の端子と窪みがあります。キーボード接続に際してはBluetoothではないため、バッテリーのセーブと安定性が期待できます。
▼8月早々に出荷予定となる専用キーボード。ぱっと見では変則的なキーはなく、キーサイズ・キーピッチは広めに見えます。
まとめ
個人的にはかなりお気に入りのVOYO i8 Pro。パソコン・タブレットともに、他メーカーと異なる仕様の製品をリリースすることの多いVOYOですが、当製品についても、11.6インチのAndroidタブレットをリリースすること自体が評価でき、私としては、同様に専用キーボードが用意された Chuwi HiPad / Hi9 Plus以上に欲しくなりました。
▼2019年7月6日時点のBanggoodのセール価格は、送料無料の159.99ドル。7/9までのセール価格のため、7/10以降は値上がりする可能性もあります。
▼8/2の出荷開始となるようですが、タッチパッド付の専用キーボード。送料との合計では約40ドル。本体と合わせても約200ドルであり、11.6インチとしては格安でPCライクに使えます。
▼VOYO i8シリーズの関連記事。記載の価格は投稿当時のものです。
コメント