ドンキにて 2020年12月25日より店頭・楽天市場店で販売の「ジブン専用PC&タブレット」の第5弾「U1C」。CPUにCeleron N3350、メモリ 4GB、ストレージ 64GBを搭載する10インチ 2 in 1、19,800円( 税込21,780円)とドンキらしい安価な製品です。今回はこのU1Cの概要と、私の同CPUを搭載するPCの使用感から、そのレスポンスなどを記載します。
引用元
ドンキ U1Cのスペック
U1Cのスペックは以下となります。税込21,780円と安価な製品ですので、メモリ・ストレージは必要最低限ですが、CPUが以下で実機レビューのドンキ NANOTEのAtom Z8350ではなく、Celeron N3350であることが大きなポイント。ただし、私としては N3350はライトユースでも遅延を感じるため、もうワンランク上げて N3450だと更によかったのですが。
CPU | Apollo Lake (Celeron) N3350 |
GPU | Intel UHD Graphics 500 |
メモリ | 4GB DDR4 |
ストレージ | 64GB eMMC |
ディスプレイ | 10.1インチ、IPS、タッチパネル、解像度 1280 × 800 |
WiFi | 11 a/b/g/n |
Bluetooth | 4.0 |
ポート類 | Micro HDMI、USB Type-C 、USB 3.0、USB 2.0 x 2 (キーボードに装備) |
バッテリー容量 | 7.6V 2600mAh |
サイズ(キーボード込) | 247 × 172 × 20mm、995g |
OS | Windows 10 Home |
上表は同じく 10.1インチの2 in 1タブレットで、以下レビューのCHUWI Hi10 Xの後継となる Hi10 XRのスペックをベースに編集しましたが、Hi10 XRより劣る項目にピンク網掛しています。Hi10 XRを比較対象としたことは、同スタイルであるうえに、現在は人気に陰りがありますが、2017年あたりに従来機種のHi10 Proが人気製品となっていたためです。
Hi10 XRと大きな相違は以下。
- CPUは、Hi10 XRのGemini Lake N4120に対して、U1CはApollo Lake N3350
- メモリは、Hi10 XRの6GBに対して、U1Cは4GB
- ストレージは、Hi10 XRの128GB eMMCに対して、U1Cは64GB eMMC
- ディスプレイの解像度は、Hi10 XRの1920 x 1200に対して、U1Cは1280 × 800
ドンキ U1Cの税込21,780円に対して、CHUWI Hi10 XRのAmazon 価格はキーボード込みで約3万2千円(Amazonの本体単体はこちら。海外通販なら更に安価)。スペックの相違についてのコメントは以下です。
- CPUのN3350は、ドンキ NANOTEに搭載のAtom Z8350よりは僅かによいものの、それでもWeb ブラウジングなどでの画像表示などに引っ掛かりを感じます。Hi10 XのN4100、Hi10 XRのN4120なら普通に使えるのですが、N3350は高速タイピング時のテキスト反映遅延も生じます。
- Windows 10にて頻繁に生じる更新などのシステムプログラム稼働時には、CPU使用率が100%となる時間が、Core iを搭載の上位機よりも長くなります。
- メモリ 4GBは心許ないものの、私のメモリ 4GB機の使用感では、ブラウザやWrod、データ量の多くないExcelではメモリがネックとなり遅くなることはありません。
- ディスプレイの解像度がFHDでなく 1280 × 800ですが、10インチの小さな画面のため(より大画面のPCほどに粗さが際立たず)、じっくり見るとテキストの粗さがわかる程度。
▼私が所有する Celeron N3350を搭載するPCの実機レビュー記事はこちら。
▲本体のポート類は Micro HDMI、USB Type-C 、USB 3.0。キーボードにはUSB 2.0 x 2を装備。Micro HDMIと付属のMicro HDMI to HDMI 変換アダプターにより、テレビや外部モニターに接続できますが、小さなMicro HDMIでは接続部分に負荷がかかり、アダプターが折れやすいことに要注意です。
なお、10インチクラスの2 in 1では、本体にUSB 3.0を装備していないことも多いのですが、USB 3.0装備により ワイヤレスマウスの子機などを接続できます。
まとめ
キーボード付きで税込21,780円と安価なことは評価できるのですが、動作面で欲を言えば CPUがワンランク上のN3450以上であると更によかったように思います。N3350はWeb ブラウジング用のサブ機としては活用できますが、外部ディスプレイに接続しての在宅勤務としては、Wordやメールのライトユースなど使用範囲は限定されます。
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