Teclastより、U型のキックスタンドを装備する 11.6インチの2 in 1タブレット「Teclast X16」がリリースとなりました。CPUにGemini Lake N4020、メモリ 6GB、ストレージ 128GB、11.6インチ タッチパネルの製品ですが、同じくU型キックスタンドのPIPO W11、Jumper EZPad Go、CHUWI UBookが 2019年末から2020年にかけてリリースされているなか、2021年10月にリリースとなったことに違和感もあります。
Teclast X16のスペック
CPUはGemini Lake N4020ですが、Gemini Lakeで主流のN4100 / N4120と比較すると、そのレスポンスはワンランク 劣るもの。ここは、N4100水準、あるいは この時期のリリースであれば Jasper Lakeとして欲しかった。
CPU | Gemini Lake (Celeron) N4020 |
GPU | Intel UHD Graphics 600 |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB SSD |
ディスプレイ | 11.6インチ、解像度 1920 x 1080、IPS、タッチパネル |
WiFi | 11a/b/g/n |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、Micro HDMI |
バッテリー容量 | 未確認 |
サイズ(本体) | 290 x 180 x 10mm、715g |
OS | Windows 10 Home |
その他 |
CPUにGemini Lake N4020を搭載する製品(ASUS E210MA)のレビューは以下の記事に掲載しています。WebブラウジングやWordなどのライトユース向けのN4020ですが、Gemini Lakeでは主流のN4100 / N4120と比較すると、Webブラウジングや高速タイピング時の反応など、N4100 / N4120よりも遅延を感じます。
▼ポート類は、左右の両サイドに装備のUSB 3.0、外部出力用のMicro HDMI。USB Type-Cは未装備です。Micro HDMIでは、ケーブルの細い端子に負荷がかかり先端が折れやすいため、できればMini HDMIが望ましかった。
▼キーボードは別売りとなりますが、Surfaceと同様に角度は2段階に調整可能です。
Teclast X16の外観
冒頭や上の段落で記載のとおり、U型キックスタンドを採用する 11.6インチの競合製品としては、PIPO W11、Jumper EZPad Go、CHUWI UBookがあります。これらの製品はキックスタンドのデザインやポート類の配置から、同一製造元・同一製品のOEM提供かと思いきや(CPUは異なります)、USB Type-Cの存在が異なります(X16はなし、その他はあり)。
▼上はX16のポート、下はCHUWI UBookのポート。USB Type-Cの有無が異なります。
▼キックスタンドの構成ですが、上はX16、下はCHUWI UBook。机に接する部分の端の処理(絞り込みの部分)が多少異なります。
▼別売りのキーボード(Banggoodでの価格は53.99ドル)。海外メインの製品のために英語キーボードですが、キーの配置やサイズに特殊なものはなく、標準的なレイアウト。
▲▼英語キーボードでの「英数・かなの切替」は、以下のフリーソフト「Alt IME」の利用により、スペースキー両隣のAltキーにてワンタッチで切替できます。
▼こちらは引用したCHUWI UBook他の記事です。
まとめ、価格情報
11.6インチのU型キックスタンドを採用する PIPO W11、Jumper EZPad Go、CHUWI UBookが2019年末から2020年のリリースであり、出遅れ感のある「Teclast X16」。また、CPUもワンランク下位(他製品はN4120クラス)となり、X16としては厳しいように感じます。
▼AliExpressよりもBanggoodが安価です。10月10日時点の価格は 279.99ドル、別売りのキーボードは 53.99ドル、合計 333.98ドル
▼Gemini Lake N4120、メモリ 8GB、SSD 256GBのCHUWI UBook キーボードセットの価格は 414.99ドル
コメント