
TeclastのAndroid タブレット「Tシリーズ」は同社のフラッグシップの位置付けですが、どちらかと言えば普及版となる「T40S」がリリースです。CPUには Fire HD 10と同じ「MT8183」を搭載し、メモリは8GBに拡張機能により 最大16GBとすることができます。
Teclast T40Sのスペック

T40Sのスペックは以下となりますが、他の多くの同社タブレットと異なり、LTEに未対応であることに留意ください。
| CPU | Mediatek MT8183、8コア |
| GPU | Mali-G72 |
| メモリ | 8GB+ストレージから8GB割当 |
| ストレージ | 128GB UFS 2.1 |
| ディスプレイ | 10.4インチ、IPS、解像度 2000 X 1200 |
| WiFi、Bluetooth | 11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
| LTE | 未対応 |
| カメラ | フロント 5百万画素、リア 13百万画素 |
| バッテリー容量 | 6000mAh |
| 重さ | 475g、厚さ 8mm |
| OS | Android 12 |
| その他 | 2スピーカー、GPS搭載、金属製ボディ |

スペックの補足は以下となります。
- CPUには、Fire HD 10と同じく「MT8183」を搭載しています。こちらの「N-one NPad Plus」のように、普及機の位置付けで同CPUを搭載する製品が増えてきました。
- 上のリンク先記事に掲載していますが、同CPUを搭載の「NPad Plus」でのAnTuTu ベンチの実測スコアは約23万。普段使いでは、サクサクと動作する水準です。
- メモリは、物理メモリ 8GBに、ストレージから8GBを仮想的に追加することができます。
- LTEと急速充電には未対応です。
- 製品紹介に明記ないことから、Widevine L1にも未対応と思われます。
▼Widevineの詳細はこちらの記事にて掲載しています。

▼こちらはAmazonでの画像ですが、メモリ 16GBと大々的に表示することに違和感があります。「物理メモリ 8GB + ストレージから8GBを仮想的に割当」となり、RAMとROMでは速度が大きく異なりますので、「8GB+8GB拡張」などと記載すべきです。なお、Amazonの製品紹介本文では「拡張」と記載されています。

Teclast T40Sの外観

Teclastのタブレットは、エントリークラスの製品においても金属製ボディとすることが多く、T40Sも金属製となり、シックなグレイの背面とあわせて、質感にも期待できます。上の画像にある 厚み 8mm、重さ 475gは最軽量クラスではないのですが、500g台の製品も多いなか、軽量の部類です。
▼ディスプレイのベゼル幅と厚みは、実機よりも狭く見せていることに注意ください。2つのスピーカーは、横持ちでの下に配置されています。

まとめ
「 Teclast T50,T40 Pro,M40 Proなど、Tシリーズ・Mシリーズのスペック比較」の記事のとおり、Teclastの上位のTシリーズとしては 既に「T50」が販売されていますが、「T40S」はLTE未対応、2スピーカーとするなど 価格的にはエントリーであるものの、CPUには上位の製品と同水準としています。
なお、AliExpressでは 日本時間 5月11日 午前3時から新発売セール開催となり、129.99ドルでの販売です。
▼こちらは同じく、MT8183を搭載する「N-one NPad Plus 2023モデル」




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