TeclastのフラッグシップタブレットとなるT30。スマホに多く搭載されるCPU Helio P30を搭載し、Snapdragon 660相当のレスポンスながらも安価であることが大きな特徴。ミドルレンジの中国ブランドのAndroid タブレットは、デカコアのHelio X27を搭載する製品が多いのですが、AnTuTu ベンチマークスコアにおいてもHelio P70が優位です。
製品紹介は以下の記事にて記載していますが、Banggoodではクーポン利用により これまでの最安値となる189.99ドルで販売しています。そこで今回はあらためて、Teclast T30の概要を記載します。
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Teclast T30のスペック
Teclast T30のスペックは以下となります。なお、LTE対応となりますが、対応バンドが狭いために省略しています。
- OS : Android 9.0
- CPU : MTK Helio P70
- GPU : ARM Mali-G72 MP3
- RAM : 4GB
- ROM : 64GB
- ディスプレイ : 10.1インチ、解像度 1920 x 1200
- WIFI : 802.11 b/g/n/ac
- Bluetooth : 4.1
- カメラ : リア 800万画素、フロント 500万画素
- バッテリー : 8000mAh、USB Type-C
- サイズ : 24.90 x 13.50 x 0.85 cm、560g
- 背面はアルミ製、LTE対応
これまで、TeclastやChuwiなどの中国ブランドのAndroid タブレットのCPUは、デカコアのHelio X27が定番でしたが、AnTuTu ベンチマーク v7のスコアは10万前後。サクサクと動作するものの、Snapdragon 660水準のレスポンスと比較すると、ややカクカクとした動きとなります。
この点、Snapdragon 660相当で、AnTuTu ベンチマークスコアが14万規模となるHelio P70のTeclast T30のレスポンスには期待できます。
なお、ディスプレイの解像度はFHDどまり。2.5K 解像度の10インチタブレットが多いだけに、FHDの解像度をどう捉えるか。もっとも、これまでのTeclastのフラッグシップ機であるT20は2.5Kの解像度はよいものの、かなりの寒色系(青白)の発色であったため、私は好きになれず。私としては解像度よりも発色重視です。
▼こちらはHelio X27を搭載するTeclast T20、Chuwi Hi9 Plus、ALLDOCUBE M5Xの実機レビュー記事。
外観、デザイン
前機種 Teclast T20・T10は白いベゼルにシルバーの背面だったのですが、T30では一転して黒のベゼルに黒の背面とシックな仕上がりとなり、Chuwiの製品のような配色となっています。
▼背面の上の部分の色合いが異なっていますが、この部分のみプラスチック製となり、残りの部分はアルミ製。プラスチックの背面を外すと、SIMスロットにアクセスできます。
▼Light Sensor、Distance Sensor、Hall Effect Sensorの3つのセンサーを備えていますが、これらがどのように機能するかは確認できず。
▼Teclastの従来機、Chuwiなど、2.5K 解像度の10インチが多いなか、1920 x 1200 FHDのディスプレイが惜しい。
▲▼スピーカーはサイドや背面ではなく、上側の0.85cmの部分におさまっています。また、上の画像のとおり、Sweet Ⅲ Sound Speakerとあり、検索してみたものの、どのように機能するかは確認できず。
▲▼下部にキーボードとの接続端子があり、専用のキーボードを接続できます。別売りとなるのですが、10月15日時点では通販サイトにラインナップがなく、詳細と価格は不明。
まとめ
前機種 T20のCPU Helio X27からT30ではHelio P70となり、より一層、そのレスポンスには期待。ディスプレイの解像度が2.5KではなくFHDであることが惜しいのですが、10インチクラスでは一般的に、目で見て明確に識別できるものではありません。
特に海外ではリリース早々にかなりの人気製品になっているようでが、これはHelio P70搭載によるレスポンスへの期待度と、コスパの高さによるものでしょう。
▼Banggoodでは、画像の価格 219.99ドルのところ、クーポンコード「BGOCT30」の利用により 189.99ドルに。
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