Teclast F6 Pro、1週間使用後のまとめレビュー。全部入りで使い勝手も上々 | Win And I net

Teclast F6 Pro、1週間使用後のまとめレビュー。全部入りで使い勝手も上々

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13.3インチのタッチスクリーン・360度の回転機構、Kaby Lake Core m3、メモリ8GB、128GBのSSD、アルミ製ボディと、2018年2月25日時点では中国メーカーのPCとしてフル装備とも思えるTeclast F6 Pro。

今回は以下の外観、ベンチマーク・体感レスポンスのレビューに続き、1週間使用後の総合的なレビューです。なお、Gearbestさんからお借りした端末での1週間使用のレビューでもあり、指紋認証・タッチスクリーンなど十分に確認できていない仕様もあることをお含みおきくださいませ。

 

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▼ 今回のレビューは、以下のGearbestサイトで販売のTeclast F6 Pro

Teclast F6 Pro

外観・質感

外観・質感については「13.3型,Core M3,SSD搭載のTeclast F6 Pro、実機の外観レビュー」にて写真を多数掲載していますので、そちらも参照ください。ここではポイントのみ掲載します。

 

  • 天板・キーボード面・底版ともにアルミ製。Jumper EZBook 3 Pro、Chuwi Lapbook Airと同様に、そのボディの質感は所有するMacBook Air 11と遜色ありません。また、アルミの色調もMacBook Airに近いものです。
  • キーボードのキーはややプラスチック感があり、2万円前後で購入できるJumper EZBook 3SE(レビューはこちら)と大きく変わらないイメージ(ただし、タイピング感はTeclast F6 Proが優れています)。
  • Teclast F6 Proの天板にはメーカーのロゴがなく、スッキリとしています。中国メーカーのなかには、デザインがよいとは言えないロゴを表示するメーカーもありますが、このロゴなしは好感触。

 

▼以下の写真はJumper EZBook 3 Pro(写真下)との比較です。

 

▼MacBook Air 11とTeclast F6 Pro。天板の色調はほぼ同じ。

 

処理速度

前述の過去記事に掲載のCUBE Thinker、Jumper EZBook 3 Proとのスペック比較です。

CPUにKaby Lake Core m3を搭載する機種を初めて操作したのですが、Celeron N3450搭載機種と比較すると、Webサイト閲覧時の画像表示、軽めの写真を編集時などワンテンポ速く、キビキビと動作しています。

ライトユース中心ではCeleron N3450でも十分なのですが、コスト面での折り合いがつけばKaby Lake がより満足感を得られるとの想いが強くなりました。

GPUはIntel HD Graphics 615搭載となりますが、以前にレビューしたGeGorce GTX 1050を搭載する機種(「17.3型 ハイエンド機でコスパ抜群、m-Book Wの実機レビュー」)と比較した場合、ベンチマークスコアに著しい差があるものでもありません。

また、Teclast F6 Proは128GBのSSDを搭載しており、ベンチマークでは私がJumper EZBook 3 Pro用に購入した以下のTranscend製のM.2 SSDに劣るものですが、体感的には差を感じることはなく十分なものであり、Windows・アプリの起動にストレスを感じることはありません。

 

▼Teclast F6 ProのドラクエベンチマークとGeekbench 4のスコア

 

▼CrystalDiskMarkにおけるTeclast F6 Proに搭載のSSD(メーカーは不明、左)と、Jumper EZBook 3 Proに増設したTranscend製のM.2 SSDのスコア

 

▼ベンチマークと体感レスポンスの補足は、以下の記事を参照ください。

Teclast F6 Pro、ベンチマーク,レスポンスの体感レビュー。Webサイトの表示で即感じた心地よさ
先の記事「13.3型,Core M3,SSD搭載のTeclast F6 Pro、実機の外観レビュー」に続き、ベンチマーク結果、レスポンスの体感レビューです。 CPUにCore M3、メモリ8GBを搭載するTeclast F6 Pro。ブログ...

 

ディスプレイ

Teclast F6 Proの特徴の一つは、タッチスクリーンとディスプレイの360度の回転機構。スタイラスペンは使用せずに、指タッチを時々使用する程度(主にマウスを利用)の範囲内ですが、その他も含めコメントします。

 

  • 360度の回転機構については、他の同機構を備えた機種の使用経験がないために的を外しているかもしれませんが、ヒンジの回転機構が固いように感じます。その固さによりヒンジ部分を手で押さえつつ回転させたほうが無難。
  • ディスプレイはグレア液晶となりますが、視野角・鮮やかさ・色調ともに十分なものです。私が使用した機種のなかでは、Chuwi Lapbook Airと比較するとやや黒のメリハリに欠ける感覚もありますが、Lapbook Airをそこをウリの一つとしていますので。
  • 8インチ~10.1インチのWin 10タブレットでは、アイコン・テキストリンクの指タッチは、そのアイコン・テキストの小さいことにより、作業訓練的な困難さがあったのですが、13.3インチのTeclast F6 Proでは確実に指タッチできます。例えば、Google Chromeのブックマークの展開では、10インチクラスでは狙ったところにタッチできなかったのですが、Teclast F6 Proでは楽勝です。

 

▼ディスプレイをほぼ水平に寝かせた様子

 

キーボード、タッチパッド

キーボード・タッチパッドの全般としては、私がこれまでに操作した国内外の製品と比較すると使いやすい部類となり、購入直後から何の違和感もなく操作することができました。具体的には以下のとおりです。

なお、タッチパッドには指紋認証が備わつていますが、未使用であるために評価しておりません。

 

  • キーボードは僅かながらに固いような感覚もあるものの(稀に二度打ちすることもあり)、キーピッチ・ストロークともに違和感なく、購入直後から普通にブラインドタッチ可能なものです。また、打鍵音のカチカチ音も特に大きいものではなく、多くの国内製品と同様の打鍵音です。
  • 英語キーボードとなりますが、私は以下のリンク先の記事のとおり、英数・かなの切替においてはフリーソフトの導入により、altキーのワンタッチにより英数・かな切替ができるように設定し、このTeclast F6 Proにおいても快適に切替できています。
  • Enterキーの横に、Page Upキーなどの一列ありますが、Enterキーをタイプする際に間違えることはありません。
  • タッチパッドはMacBook Airと比較すると小さめですが、スベスベ感が心地よく、二本指のタップなどのジャスチャー機能も確実に使用できます。さすがに快適性ではMacBookに敵いませんが、敏感すぎることもなく十分に使用に耐え得るものです。
  • 特筆すべき事項として、他製品の場合、タイピング中にタッチパッドに触れてしまい、思いがけない誤動作を招くことも多いのですが、Teclast F6 Proの場合にはそのような現象はありません。なお、これがソフトでの制御によるものか、あるいはタッチパッドのサイズ・タッチパッド自体の性能などによるものかは未確認です。

 

▼以下の記事で紹介のフリーソフトにより、英語キーボードでの英数・かなの切替も快適

英語キーボードの「かな」「英数」をAlt空打ちで瞬時に切替。alt-ime-ahk.exeで快適な入力環境
日本の店頭に並んでいない、海外通販にて購入したパソコンのキーボードは英語キーボード。私が先日購入した「Jumper EZBook 3 Pro」も英語キーボードです。iPad、iPad miniでは英語キーボードを利用し、慣れたつもりでいた私...

 

その他

上記の項目では、Teclast F6 Proのメリットが強調されたイメージですが、やや気になる事項を掲載します。

 

  • 前述のとおりヒンジが硬く、また、タッチパッド下のディスプレイ下の窪みが小さく、ディスプレイを開閉しにくい。
  • 私はスピーカーの音質の判断に鈍く、また気にもしないのですが、低音が弱く高音が際立つような感覚あり。
  • 些細なことですが、使用しているとパームレストのタッチパッド左側にほんのりと温かみを感じます。ベンチマーク測定時にも熱いほどではなかったので、排熱などに留意する必要もないのですが、参考までのコメントです。

 

▼MacBook Air 11(左)とTeclast F6 Pro(右)。Teclast F6 Proは、タッチパッド下のディスプレイ下の窪みが小さく、ディスプレイを開閉しにくい。

 

まとめ

13.3インチのタッチスクリーン・360度の回転機構、Kaby Lake Core m3、メモリ8GB、SSD、アルミ製ボディと全部入りのTeclast F6 Pro。ディスプレイの開閉のしにくさはあるものの、Kaby LakeのノートPCの購入を検討している方には候補となる端末に仕上がっています。

Windows 10端末ではタッチスクリーンを使用しない私としては、基本スペックはそのままで、タッチスクリーン・回転機構を排除し価格を下げたバージョンを販売となれば、より一層魅力的に思えます。

 

▼セールの状況等により価格は流動的ですが、2019年9月16日時点でのBanggoodの価格は47,109円。Amazonとはかなりの価格差があります。

Banggood

 

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