2017年3月に、7インチのAndroidタブレット 「NEC TE507 / FAW」を購入して約半年。つい最近になって、このTE507の使い勝手のよさを再認識し、購入直後よりも利用頻度が多くなっています。今回は、TEE507を使用した半年間を振り返り、その使い勝手のよさ・レスポンスなどをレポートします。
TE507の2つの特徴
私がTE507の購入前に多くのレビュー記事を読み、Huawei / ASUSの競合機種があるなか、TE507を購入したポイント、約6ヶ月使用した現在も感じる特徴は、ズバリ 以下の2点です。
- 手軽に持ち運び、片手で使用できるコンパクトさ
- 低めのスペック、ベンチマークにもかかわらず、意外とサクサクなレスポンス
では、上記2点の具体例です。
手軽に持ち運び、片手で使用できるコンパクトさ
▲コンパクトさに貢献しているのが、このベゼル幅の狭さ。上の画像によりベゼル幅が狭いことがわかりますが、質感に欠けることも伝わるかと思います。
なお、フィルム左側が浮いていますが、純正と他の2つのケースに付属していたフィルムの出来がよくなく、止む無く100均のフィルムを貼り付け、浮いてしまったもの。後述しますが、販売しているケース・フィルムが少ないのが難点。
さて、コンパクトさについてですが、7インチのタブレットのなかでも、このTE507は上記のとおりベゼル幅が狭くコンパクト。同じ7インチのタブレットの比較では以下のとおりです。
(単位:mm)
▲人気のHuawei MediaPad T2 7.0と比較しても、幅は約8mmもコンパクトなTE507。たかが8mmですが、実際に手にしてみると、その差は大きく感じます。
サイズの異なるiPadと比較するのもおかしいのですが、このコンパクトさのおかげで、電車内にて、私が所有するiPad / iPad miniでは困難なことも、TE507なら快適に利用できます。例えば、私の利用状況でコンパクトさの恩恵は以下です。
- 冬はコートのポケットはもちろん、上着の内ポケットに、やや厚めのケースを着けている場合にもすっぽりと収納できます。
- 上着を着用しない夏に、ズボンのポケットにも収納することができ(完全にすっぽりと入れるのは無理)、電車の乗り降り時・乗り降り時などの一時的な収納の際、カバンに出し入れする手間が省け便利です。
- 横幅が狭いため、電車内でつり革につかまりながら片手操作でのWebサイト閲覧は可能です。さすがに片手では、対角線上の端まで手が届きませんが。。。
- Kindleの読書は、ページ送り含めて難なく可能で快適であり、ディスプレイの大きさのため、老眼の私には視認性抜群。
▼実際に店頭で手に持って実感いただきたいのが、片手で持てるコンパクトさ。これで7インチ?と思えるほどの横幅です。
意外と良好なレスポンス
購入する前に、Amazonなどのレビューで「安価な割には意外とレスポンスがいい」との情報を入手。
「とは言えども、Antutuなどの各種ベンチマークも奮わないようであり、レスポンスはそれほどではないだろう」と思っていました。
がしかし、実際に使用してみると、各所レビューに記載のとおり、意外とレスポンスがいいです。Google Chromeのタブの切替、縦スクロールでは、手持ちのiPhone6、honor6 Plusよりも気持ちがよいほどに。
その他、私がレスポンスで感じる事項は以下です。
- 私が手持ちのクアッドコアのAndroid スマホとの、全般的なレスポンスの比較では、Nexus 5 / goo g07と同程度。Huawei honor6 Plusよりは良好なレスポンス。
- メモリ不足に陥っているのではないのですが、アプリを複数起動した状態でホームに戻る際には、ややもたつきを感じこともあります。
▼参考までに、Antutu ベンチマーク v6.2.7のスコアです。手持ちのスマホ・タブレットでは、スコアの低い製品が体感的にはレスポンスがよいこともあるため、ベンチマークはほとんど気にしていない私。
チラホラと感じるデメリットなど
一方のデメリット・改善して欲しい感じる事項は、以下のとおりです。ただし、安価なタブレットであるため、この程度のデメリットなどであればやむを得ないでしょう。
- 外観が安っぽい。ベゼル幅の狭いディスプレイ面はよいのですが、側面・背面はプラスチック感が強いもの。この点、Huawai のMediaPadはプラスチック素材ながらも、塗装や色使いで高級感をかもし出してきます。
- 個人的には、Android 7のマルチウィンドウを利用したいために、Android 6.0から7.0へのアップデートを期待したいのですが、アップデートはないだろうと類推(根拠はないのですが、それほど多くの方の要望があるとは思えないので)。
- TE507の人気・販売個数がそれほどでもないためか(未確認です)、保護フィルム・ケースが極端に少ない。
なお、720×1280の解像度を懸念する方もいるかと思いますが、鈍感な私は1200×1920との相違を感じません(よく見ると「1200×1920が綺麗かも」と僅かに感じる程度)。
まとめ
自宅には、このTE507以外に下記(※)のタブレットがあるのですが、これらと比べると、TE507のコンパクトさと7インチのディスプレイサイズの絶妙感は特筆すべきものがあります。キーボードを利用してテキスト入力を行う場合には(キーボードのサイズとの関係もあり)、ディスプレイサイズの大きなiPadクラスが便利なのですが、携帯するなら7インチクラス、なかでもコンパクトなTE507はおすすめです。
(※)iPad 2017,(9.7インチ)、iPad mini 3,(7.9インチ)、ASUS T90Chi,(8.9インチ)、Chuwi Hi8,(8インチ)、Fire HD 8,(8インチ)Nexus 7 (2012),(7インチ)
▼TE507のバッテリー持ちなどのレビューはこちら
▼2018年8月27日 追記。国産にこだわりがなければ、以下の中国メーカーのタブレットもおすすめ。質感・レスポンスともに同価格帯の国産を圧倒します。
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