T-BaoからリリースされたTBook 5 Pro。Celeron 3867U、GeForce 940Mを搭載する14インチのWindows ノートですが、上の画像のとおり、古いタイプライターを彷彿とさせるクラシカルなキーボード風であることが最大の特徴。ロジクールのキーボードなど、円型キーを持つキーボードも販売されており(私も使用)、ノートPCに採用されるとは珍しい。今回はこのTBook 5 Proのスペックと特徴を記載します。
▼今回レポートするのは、GearBestで販売のT-Bao TBook 5 Pro
T-Bao TBook 5 Proのスペック
T-Bao TBook 5 Proのスペックは以下となります。
- CPU : Celeron 3867U
- GPU : NVIDIA GeForce 940M
- メモリ : 8GB DDR4
- ストレージ : 256GB SSD
- ディスプレイ : 14.1インチ、IPS、解像度 1920 x 1080 (FHD)、画面占有率 90%
- WiFi : 2.4GHz/5.0GHz、デュアルバンド対応
- バッテリー : 7000mAh
- ポート類 : USB 3.0 x 3、USB Type-C、HDMI
- OS : Windows 10 Home
- サイズ : 323 x 224 x 最薄 7mm、重さ 1.7kg
- 金属製ボディ、バックライト付き レトロキーボード、指紋認証、
▼2コアのCeleron 3867Uは、Apollo Lake N3350とN3450の中間程度の実力。Webサイト閲覧や軽めのオフィスワークなら、遅いと感じないレベル。単体では、以下の画像のように J4205 / Core i3-5005U / Core i7-4500Uよりもベンチマークスコアがよいことはないのですが、NVIDIA GeForce 940Mにより、メディア系のベンチマークでは優位であることを示しています。
▲NVIDIA GeForce 940Mは2015年のリリースであり、当時は第4世代のCore iシリーズを搭載するPCとの組み合わせも多かったGPU。今となっては古さもありますが、エントリーのCPUとの組み合わせもありかも。
外観と機能性
ボディはFull Metalとあるものの、全面金属か、あるいはキーボード面のみプラスチック製かは不明。重量 1.7kgと14インチとしては重いため、全面金属の可能性もあります。なお、他製品よりも明るめの配色で煌びやかですねが、このあたりは好みが分かれるところか?
▼外観の最大の特徴となるのが、古いタイプライターを彷彿とさせる円型のキーを持つメカニカルなキーボード。「Retor punk keyboard」と表現しています。
▲キーの中央は指に馴染むよう窪みがあるタイプ。私はSurface Goや以下のロジクール K380にて窪みのあるキーのキーボードを使用していますが、指にフィットし心地よいタイピング感です。
多くのキーボードの場合、実際にタイピングしないと打鍵感はわからないのですが、14インチのサイズもあり、タイピングは問題ないでしょう。ただし、シルバーのキーに白の印字と最近多い配色ですが、文字の視認性に懸念あり。
同配色の使用例では、Jumper EZBook X4 / X4 Proがあるのですが、照明の当たり具合によるものの、バックライトを点灯しないとキーの文字が認識できない状況になっています。
▼引用した、円型キーのキーボードであるロジクール K380。デスクトツプでは常用しています。
▼こちらはTBook 5 Proと同じく、シルバーに白の印字のキーボードとなるJumper EZBook X4 Pro。文字の視認性はよくなく、バックライトを常時点灯しています。
▼こてらのイメージ画像を見ると、やはり気になるのがキーボードの文字の視認性。
▲右下の青い部分は指紋認証。他の製品では、タッチパッドへの組み込み、キーボード右上にあることが多い指紋認証ですが、右下にあることでより効率的。
▼実機は以下の画像ほどに狭いベゼルではないはずですが、画面専用率は90%と高く、左右のベゼル幅は5mm程度でしょう。
▼14インチでUSB 3.0を3つ持つPCは初めて見ました。USB Type-C、HDMI (サイズ感から察するとMini HDMI)と充実したポート類。
▼中央上にCPUファンと銅製の配管・ヒートシンクがあります。M.2 SSDを換装する場合には底板を外す必要があります。
まとめ
他社にはないスタイルの製品をリリースすることも多いT-Baoですが、今回のTBook 5 Proはレトロキーボードの搭載が独創的であり、古さはあるものの NVIDIA GeForce 940Mを搭載し、他社と差別化を図っていることも特徴。
GearBestでの11月13日時点の価格は489ドルですが、NVIDIA GeForce 940Mではなく、デフォルトのGPUで価格を抑える展開・別のバージョンがあってもよいのでは、と思われます。
<a target=”_blank” href=”https://www.gearbest.com/ultrabooks/pp_3002838885842453.html?wid=2000001&lkid=72454379″> <img src=”https://winandinet.jp//wp-content/uploads/2019/11/Uumm9BRZH93VJXe1573652567_1573652601.jpg” alt=”Gearbest T-BAO TBOOK 5 Pro” title=”Gearbest T-BAO TBOOK 5 Pro” /> <br/> T-BAO TBOOK 5 Pro </a>
コメント